子どもの文化 第47巻第7号 (平成27年8月)
PARTⅠ 歴史に学ぶ
対談●戦争を拒む―残虐性・同調圧力・愛国心・加害と被害(森村誠一/片岡輝)
対談●軍国少年として生きて―二度と愚かな過ちを繰り返さないために(中山恒/片岡輝)
座談会●歴史をどう受け継ぎ克服するか/在日三世が聞いた戦争 在日朝鮮人三世が考える平和 (宋恵淑/林裕哲/趙明真/片岡輝)
PARTⅡ 戦争と子ども
・戦争中の子どもの替え唄(鵜野祐介)
・源義経像の変化と戦時下の子どもの文化―教科書の中の義経を中心に(加藤理)
・中国引き揚げ漫画から八月十五日漫画へ―漫画たちの戦争体験と平和活動―(石子順)
・記録から読む学童疎開の実際―千代田区学童疎開の記録から―(小山貴子)
・学童集団疎開にみる子どもの生活実態―東京都第四吾嬬国民学校の『集団疎開日誌』と通して―(鈴木和正)
・ある少女の戦争の生活―子どもの時戦争があった―生活日誌と紙芝居の思い出をたぐって―(松影訓子)
・「日本敎育紙芝居協会」研究課題―『教育紙芝居』『紙芝居』の復刻の契機にして―(浅岡靖央)
・戦争下での自己実現―『軍神の母』の鈴木紀子の場合(堀田穰)
・『ブキ・テマ高地』を演じて、考えたこと(河合勉)
・紙芝居『うづら』の時代と創作・受容経緯から見えてくるもの(高瀬あけみ)
・戦時中の絵本に見る文化統制の跡(加古明子)
PARTⅢ 平和を守る
インタビュー・戦禍の中で考えたこと(佐藤真紀)
インタビュー・若者に伝えたい「戦争」と「平和」―映画「種まきうさぎ―フクシマに向き合う青春―」を撮る(森康行)
・立命館大学「国際平和ミュージアム」の活動(山根和代)
・沖縄を学ぶことで子どもたちが考えたこと―和光小学校・総合学習沖縄と日中韓交流―(藤田康郎)
・新しい戦争児童文学への模索(きどのりこ)
・小さな出版社の「平和」への取り組み① 今人舎の試み『私の八月十五日』の刊行に寄せて(大久保昌彦)
・小さな出版社の「平和」への取り組み② 『戦場に輝くベガー約束の星を見上げて』の刊行(山崎恵理子)
・大学生二人「知覧」へ行く(疋田基裕/奥田泰崇)
PARTⅣ 戦争を知る
・漫画「のらくろ」(藤田浩子)
・戦争と映画(奥田靖二)
・『サーカスの象 花子ちゃんの物語』(潟見英明)
・『あたらしい憲法のはなし』(水谷章三)
・戦争のさせない力に(安和子)
・沖縄との出会い(大坪とし枝)
・「淵田美津男」の自叙伝(藤本四郎)
・戦争と紙芝居(青木昭子)
・父と師と背中(岸本茂樹)
PARTⅤ 肩を組む
・平和・反戦を伝える「平和紙芝居プロジェクト」(片岡輝)
・平和紙芝居プロジェクト「小さなお庭」「ドアの向こうで」(片岡輝)
・平和紙芝居・新作紹介 「生きていた青い目の人形」「こどもの国から平和を」(宮崎二美枝/森内直美)
・紙芝居資料編(編集部)