雑誌ゲッカン フルサト テンボウ 100031081

月刊ふるさと展望 第2巻第2号(昭和53年5月)

サブタイトル
地域文化総合誌 証言・私たちの戦争体験 空襲・疎開・学校・動員・買い出し
著者名
出版者
千秋社
出版年月
1978年(昭和53年)5月
大きさ(縦×横)cm
21×
ページ
288p
NDC(分類)
051
請求記号
051/G32/2-2
保管場所
閉架雑誌
内容注記
和書
目次

特集
□私の戦争体験
空襲、疎開、そして教育を語る ●座談会/銀座・泰明小学校卒業生
東京大空襲・私の証言 ○栄養失調で亡くなった級友 ○死体がカンナクズのように燃え上がった ○雨の日は道路に人形がうかぶ ○私の軍事行動は炭焼きだった ○戦火に追われ一月ごとに家を失う ○明治一〇〇年の中のもっとも凄惨なドラマ
戦争はおばあちゃんの話で ●座談会/銀座・泰明小学校五年生
△旧制高校生の青春(新潟) △腹がへっては、いくさは出来ぬ(千葉) △生産増強の尖兵となって(神奈川) △勤労動員をのがれて(岩手) △フィルムを逆回ししてみたら(東京) △虐げられた疎開学童(東京) △暴力教師が横行した教育の場(静岡) △終戦と解雇通達
(京都) △ぼくは忘れたい(富山) △孤児を育てた四年間(山口) △四万の兵荒野に生きる(滋賀) △米・野菜・油供出の忙しい日々(東京) △ヨシ! みんな生きている(愛知) △空襲のたびに死を願う(愛知)
●敗戦への軌跡 暗い谷間におかれた庶民
研究
□瀬戸内海に於ける 塩飽海賊史(第三回) ●応仁の乱における細川、三好氏らと水軍のかかわり(真木信夫)(瀬戸内海)
□実態調査報告 北国の嫁入り ●青森県相馬村での婚姻の実態調査(札幌大学社会学演習研究部)(北海道)
□甲斐武田氏・皮多の研究 ●武田氏の領国内を中心にいわれなき差別の実態を追求(なかざわ・しんきち)(山梨)
民族
□木曽谷民謡紀行 ●信濃路に歌と踊りの変遷を追う(楯英雄)
□熊野の一つたたら ●猪笹王伝説を発掘し、民衆の苦悩を想う(下村巳六)
□箸の民俗 ●アイヌのサラティーから現代のワリバシ・フォークまでの考察(坂本正行)
□ところかわればタブーのいろいろ 臼杵のタブーと言い伝え ●カッパが線香をきらう話、カヤつくりの話その他(大波多海)
□民間療法 団地ベランダのベンケイソウ
歴史
□子孫訪問 岡崎四郎義実(頼朝七騎)三〇代義樹氏(東京)
□野の女性史 相模原のおんな(1)(長田かな子)(神奈川)
文芸
□連載 巷説地名考 ●かくれみのの特技で主婦をなぐさめたという風流譚(相良俊輔)(福岡・大分)
□連載 渥美町名士列伝(3) ●スーパーマン来る、渥美半島はきのこブーム(杉浦明平)(愛知)
□土の文芸 猿のむこ入り ●老婆たちとのふれあいの中で集めた民話(戸塚ひろみ)(新潟)
文化
□聞き書き風土記(京都1) 戦乱の中に求めた平和 ●茶の心から現代しつけ論までを語る(千宗室/聞き手・斎藤陽彦)(京都)
□『えほん・堺』かきある記 ●呂宋助左衛門を育てた堺の町・民家と寺めぐり(島田アツヒト)(大阪)
□リレー石仏めぐり(3) 飛鳥に石の謎を追って ●石のたたずまいに古代の心をさぐる(山田英二)(奈良)
□現代に生きる民衆の知恵 手軽にできる草木染め ●タマネギの皮、桜の花びら、やまぶきなどの再利用法(東京)
□地方美術館めぐり 木内克遺作展におもう ●観梅の地での木内克遺作展(坂下久信)(茨城)
□ふるさとの民家 ダムに追われた最古の民家 ●ついに故地を追われた箱木千年家のルポ(宮下清一)(兵庫)
□町の名人芸 三代を誇る桶造り ●唯ひとり、志木の地で伝統技術を守る武藤恒三郎氏(高橋長次)(埼玉)
グラビア
□戦火の東京・平和の東京 ●写真集 一〇万人焼死の現場からの告発(東京)
□呂宋助左衛門のいた町 ●ザビエル、利久、町衆の富と南蛮文化のあと(大阪)
□飛鳥路に石を訪ねて ●石人、けもの、仏、鬼の飛鳥路(奈良)
巻頭言・原稿応募規定他
ふるさと展望賞設定
懸賞問題・当選発表
グループ紹介
地方誌紹介 佐渡郷土文化地域と創造
地方刊行物案内
一筆啓上町から村から(軍司毅/伊藤広/大庭勉/藤田健次)
地域文化学への提言
ご声援ありがとう
特別編集員の横顔
編集後記