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朝日クロニクル週刊20世紀 日本人の100年 17号(1999年5月)

サブタイトル
1960 昭和35年 列島は大揺れ
著者名
出版者
朝日新聞社
出版年月
1999年(平成11年)5月
大きさ(縦×横)cm
30×
ページ
40p
NDC(分類)
210.6
請求記号
210.6/A82/17
保管場所
地下書庫和雑誌
内容注記
和書
目次

フロントページ 100通りのことば(ジャーナリスト・辰濃和男)
総力編集 列島は大揺れ
安保改定、日本中に渦巻いた国民の怒り 日米安全保障条約の改定をめぐり、「反対」の猛嵐が巻き起こる。その頂点は6月15日。しかし、岸政権は条約の批准を強行した。(評論家・鶴見俊輔/歌人・道浦母都子)
最強の組合を襲ったエネルギー革命 戦後復興に重要な役割を担った石炭産業に大きなかげりがみえた。三井・三池炭鉱などの争議は、一労使紛争の枠を超えて展開した。(朝日新聞編集委員・中野隆宣)
浅沼委員長を演説会場で刺殺 日米安保条約改定をめぐり保革の対立が鮮明になるなか、社会党委員長を右翼が刺殺。問答無用のテロに人々は憤った。(立教大教授・五十嵐暁郎)
大島渚を先頭に邦画界にも「新しい波」 フランスで起きた「ヌーベルバーグ(新しい波)の影響を受け、日本でも新人監督たちが現実社会を直視した作品を世に問う。(映画評論家・佐藤忠男)
李承晩独裁政権が崩壊、アフリカは独立の嵐 独裁や大国の植民地支配打倒に、アジアやアフリカの人々が立ち上がる。「隷属よりも貧困のなかの自由を」と。(朝日新聞ソウル支局長・波佐場清/敬愛大教授・小田英郎)
ひと
大衆の人気を集めた社会党の人間機関車 浅沼稲次郎(立教大教授・五十嵐暁郎)
政界に初めて咲いた女性大臣。度胸の良さは定評 中山マサ(元朝日新聞論説委員・深津真澄)
クロニクル1960 写真と年表でこの年を振り返る
[1-2月]安保全権団の渡米阻止闘争/浩宮徳仁親王誕生
[3-4月]歌謡ショーで12人圧死/沖縄県祖国復帰協議会結成
[5-6月]チリ津波で三陸などに被害/水原・三原宿命の対決
[7-8月]比叡山道路でバス転落/ローマ五輪で小野が大活躍
[9-10月]皇太子ご夫婦が団地見学/三原マジックで大洋日本一
[11-12月]安藤投手、早慶戦5完投/石原裕次郎と北原三枝結婚
20世紀社会面 朝日新聞社、週刊朝日、アサヒグラフなどの記者に当時の世相を見る
勤評闘争余波―2人の先生の教壇争い
日光・東照宮で無期限スト
「ピンク・ムード・ショー」は出直しへ
ホテル日本閣殺人事件(ジャーナリスト・東嶋和子)
世紀残像―おかげで挫折を免れた(評論家・樋口恵子)
子ども百景―下町の子ども(子ども調査研究所長・高山英男)
活字の周辺『性生活の知恵』(評論家・塩澤実信)
はやり歌「アカシアの雨がやむとき」(音楽文化研究家・長田暁二)
食の情景―インスタントコーヒー(ジャーナリスト・中居あさこ)
生きもの往来―ミナミトミヨ(「サイアス」編集長・柏原精一)
映画「太陽がいっぱい」(映画評論家・宮本治雄)
冥銘録[物故者を追悼する]
和辻哲郎(編集者・増子信一)
藤原銀次郎(弘前大教授・四宮俊之)
賀川豊彦 ほか
ふるさと人国記 秋田(下) 〝山美しく心温かく〟のなかの異色たち(作家・野添憲治)
素顔の宰相16 鈴木善幸 ハト派体質に足をすくわれる(政治評論家・冨森叡児)
歴史をあるく 雷門なくてなんの浅草寺 東京都台東区(ジャーナリスト・平見睦子)
広告と生きた世紀16 高度成長の経済社会と向かい企業広告(広告評論家・中井幸一)