別冊文藝春秋　第３１２号（平成２６年７月）

別册　文藝春秋　もくじ　２０１４年７月号　第３１２号
短篇
水底の華　脳梗塞で倒れた夫との思うにまかせぬ新婚生活。やがて村は火祭りの日を迎える（村山由佳）
トシ＆シュン　ともに青雲の夢を追い挫折を繰り返してきた男と女。鳥居の前で二人を待ち受ける運命は（万城目学）
発展途上国帰国子女　きっちり仕事をして、クールに恋愛をこなす青年が秘めた情熱は植物にむけられて―（千早茜）
ウエールズの長すぎる証拠　クロスワートパズルの人気作家が殺された。犯人を追い詰めた意外すぎる証拠とは？（青柳碧人）
使者　衝撃的な全裸写真が流出し、引退を表明した人気女優。事件の背景にはいったい何が（鈴木光司）
この出口の無い、閉ざされた部屋で　外に出ることの叶わないヒキコモリ青年。彼が自由を満喫できるのは、ただ夢の世界だけ（加納朋子）
散る花、咲く花　病棟を見舞うたび欠かさず買っていく切り花が、何故かすぐに一輪挿しから消える……（歌野晶午）
スペシャル対談
小説で〝事件〟を描くとは　第一五〇回記念芥川賞＆直木賞フェスで聴衆を熟狂させた白熱対談（辻村深月／円城塔）
連載完結
テミスの剣　人は神になれるのか？正義の秤が導く驚愕の最終章！（中山七里）
革命前夜　１９８９年秋。自由への足音が高まる中、明かされる真実（須賀しのぶ）
糸切り―紅雲町珈琲屋こよみ―　母を慕う子と、子を思う母と―溢れる思いを雨が包む（吉永南央）
泣き虫弱虫諸葛孔明　第四部　劉備玄徳、ついに逝く―第四部、ここに堂々完結（酒見賢一）
連載小説
恋する音川家（木下半太）
のろい男―俳優・亀岡拓次（戌井昭人）
裁く眼（我孫子武丸）
踊り子と探偵とパリを（小路幸也）
朝が来る（辻村深月）
鮪立の?（熊谷達也）
羊と鋼の森（宮下奈都）
伶也と（椰月美智子）
さよなら、ニルヴァーナ（窪美澄）
ダライ・ラマの密使（夢枕獏）
連載エッセイ・評論・漫画
相沢りく（ほしよりこ）
飴村行の粘膜黙示録（飴村行）
妄想絵日記（ＯＫＡＭＥ）
最終回　量産型ロマンスで抱きしめて！（速水健朗）
にょっ記（穂村弘）
５W1H（ウラモトヨウコ）
ユーカリの木の陰で　小林秀雄語る（北村薫）
コラム
くつろぎの時間　くつろぎ大作戦（芹沢央）
会心の買い物　「相性」にドキドキ（十市社）
夜長にはこれ！　夜はご勘弁（小野寺史宜）
ｂｏｏｋ　ｔｒｅｋ
憂いなき街（佐々木譲）
ケモノの城（誉田哲也）
星よりひそかに（柴崎友香）