小説新潮 第13巻第12号(昭和34年9月)
「小説新潮」九月号 目次
◇表紙(猪熊弦一郎)
◇目次(佐伯米子)
口絵写真 カラー・日本百景29長崎(撮影・林忠彦)
翼のある自衛隊(日本の表情 その九)(撮影・渡部雄吉)
取材紀行(椎名鱗三)
初対面(松本清張・貝谷八百子)
カラー頁 ◇適正露出(小林治雄)
◇おじいさん(横山泰三)
◇人間左衛門(荻原賢次)
◇噂のア・ラ・カルト
◇盛り場百態(池袋)
季節の旅(本州北端の海べ)
荷風散人の真骨頂(佐藤観次郎)
モデル小説の問題(文壇クローズアップ)(平野謙)
国家賠償法(社会望遠鏡)(桶谷繁雄)
尼僧映画の秀作(映画紹介)(荻昌弘)
優勝の見通し(野球退屈記)(大井広介)
鴉と犬と猿(絵と文・内田武夫)
女流画家(絵と文・村尾隆栄)
中篇小説特集
愛と遊びと(阿部知二)
魅せられた魂が突然直面した厚い堅壁 ―現実の前にはかなく消える愛の心!
娼婦菊子(池田みち子)
自ら未来に背を向けて赤線の灯と同じく再び輝くことのない生活を送る娼婦!
夜の旅人たち(由紀しげ子)
死を以てまで貫こうとした愛 ―だか、それは白日に消える暗い夜の幻影か?
大欲のすえ(加賀淳子)
七十七万石の太守を望む邪欲は家臣の身も忘れ、外道の限りをつくしたが―
神童の果て(火野葦平)
五歳で神童、十三歳で童貞を捨て、多難の人生を文学に託した或る驕児の一代記
夏子のほたる篭(舟橋聖一)
歪んだ複写(松本清張)
河内風土記(今東光)
音(菊村到)
人生劇場(尾崎士郎)
浦づたひ(内田百閒)
兵鼓(井上靖)
全断面掘鑿(椎名鱗三)
獰猛な川を眺め生活に意味がないと嘯く大工 ―ダム建設現場の或る出来事!
長良川の鮎(井伏鱒二)
東海道艶走記(佐藤弘人)
藤蔭静樹と荷風(田中純)
生き行く道と金の道(益田金六)
銷夏風流譚 夏の江戸小噺(吉田精一)
小噺世界めぐり(金子登)
某月某日(丹波文雄/平林たい子)
虹(句)(大野林火)
蜜吐く花(歌)(若山喜志子)
残酷な夏(詩)(小田雅彦)
カラー・日本百景解説
デイト(表紙について)(猪熊弦一郎)
小説新潮サロン ○詩欄(北川冬彦選)
○短歌欄(五島美代子選)
○俳句欄(水原秋桜子選)
○川柳欄(岸本水府選)
○懸賞コント(尾崎士郎選)
○旅のパイロット(戸塚文子選)
○詰碁
○詰将棋
○季節の味覚
○読者の声
◇映画
◇演劇
◇音楽
◇将棋
◇株
◇囲碁
◇あの目この口
山の図(絵と随想)(深田久弥)