小説新潮 第12巻第4号(昭和33年3月)
「小説新潮」三月号 目次
◇表紙(猪熊弦一郎)
◇目次(古沢岩美)
口絵写真 カラー・日本百景11茨城(撮影・林忠彦)
話題の人たち(山本有三・松山樹子・森茂雄・河井寛次郎)
新女性群像(平仙レース工場)
取材紀行(藤原審爾)
随筆欄 初舞台から三年目(生沢朗)
「陣笠三九郎」余聞(下川儀太郎)
選挙演説(菊池重三郎)
消えた探偵小説家(北村孟徳)
ルポルタージュ 平仙レース工場(高橋義孝)
トッツァマ頑張れ(桶屋繁雄)
第四の新人(山本健吉)
新人への期待(大和球士)
損を恐れるものは必ず敗れる(益田金六)
漫畫(那須良輔/西川辰美/小林治雄)
三大長篇力作 密輸業者(藤原審爾)
九〇枚 合図の灯は点された!暗黒の海のように底知れぬ組織の密輸団のただ中に、唯一人オトリとして派遣された税関吏の心は?
助六(小島政二郎)
八〇枚 歌舞伎十八番の中、吉原仲之町に煙管の雨を降らせるよい男、花川戸の助六は実在の人物だった!知られざる助六を描く力作
続 ある小説家の思い出(橘外男)
九〇枚 感受性の鋭さ故に、孤独と寂寥の十字架を負って自らの青春を北辺の灰色の壁に封じ込んだ作者の赤裸々な感動の自叙伝
蛇の目さす夏子(舟橋聖一)
山肌(丹羽文雄)
新説 妲妃のお百(平林たい子)
雪どけ銀座(川口松太郎)
赤と黒(立野信之)
開化の車(加賀淳子)
春の夜の騒動(伊藤永之介)
老人独白(坪田譲治)
花を踏む(阿部知二)
「小説新潮賞」次席作品
海藻(高原弘吉)
悲劇の力士たち(尾崎士郎)
熾烈な勝負の世界に全魂をこめて生き乍らも土俵を去った悲運の人たち!
奇蹟の女優・田中絹代(田中純一郎)
移り変る三十数年の風雪に耐えて来た意思の人田中絹代の芸道への情熱!
謀略結婚の犠牲たち(田中純)
前衛座の旗挙(佐々木孝丸)
ブラジル四方山話(杉山吉良)
季節の旅(早春の淡路・鳴門・奥島・鞆)
嶽麓(句)(飯田蛇笏)
古寺抄(歌)(佐藤佐太郎)
鰈(詩)(重森完途)
某月某日(宮田武彦)
話題の人たち解説
カラー・日本百景解説
カラー頁 ◇観測気球(加藤芳郎)
◇おじいさん(横山泰三)
◇マスコミ小僧(杉浦幸雄)
◇噂のア・ラ・カルト
◇艶笑民話
表紙について(ピラニア)(猪熊弦一郎)
小説新潮サロン ○詩欄(高橋新吉選)
○短歌欄(土屋文明選)
○俳句欄(加藤楸邨選)
○詰碁・詰将棋
○読者の声
○川柳欄(吉田機司選)
○懸賞コント(広津和郎選)
○旅のパイロット(戸塚文子選)
○季節の味覚
◇囲碁
◇将棋
◇映画
◇演劇
◇スキー
◇株
◇釣
◇あの目この口
絵と随想(尾崎士郎)