ヒロシマ・ナガサキの証言 第20号(昭和61年11月)
巻頭詩 未来の子供達へ(白石勝典)
グラフ 四十一年目の広島・長崎(伊藤孝司ほか)
通信(本間美智子/神崎きよし/石川逸子/杉山秀夫/浜田政昭/江口保/児玉哲郎ほか)
特集Ⅰ/世界平和構築への条件―広島・長崎からのレポート
86平和サミット・イン・ヒロシマ(本誌編集部)
今こそ平和への巨大な大衆運動を(ライナス・ポーリング)
核実験停止・非核化・全面廃棄へ(ドロシー・ホッジキン)
人類共存のため平和と人権・正義を(デズモンド・ツツ)
世界平和とナガサキの役割―長崎シンポジウム
〔基調講演〕世界平和と日本(飯島宗一)
「人間的思考」を生活の基底に(矢野暢)
国家というものに解毒剤を(国広正雄)
長崎市民としての私の責任(秋月辰一郎)
被爆体験を精神的遺産として(片岡千鶴子)
ピースボート’86―反核平和の船旅レポート
アジア・太平洋の現実に灼かれて(尾形憲)
ベラウでの出会い―非核宣言の島訪問記(林郁)
平和宣言(広島市・長崎市)
座談会 四十一年目の夏―ナガサキから―長崎被災協・日本被団協創立三十周年と’86原水禁大会をめぐって(池田清一/内田伯/谷口稜曄/築城昭平/浜崎均/山口仙二/山口美代子/山田拓民ほか)
ルポ 核戦艦ニュージャージーの佐世保入港 日本を核戦場にするな!(長崎の証言編集部)
ヨーロッパ人の目で見た日本の平和行進(ドウッティ・I・アイラース)
特集Ⅱ/核廃絶へ―今日の争点
核戦艦佐世保入港の意味するもの(前田哲男)
SDIで核廃絶は可能か―レーガンと中曽根氏へ(安斎育郎)
原爆犯罪と国家機密(椎名麻紗枝)
十五年戦争をどう総括するか―藤尾・中曽根氏の論理をめぐって(犬丸義一)
核兵器廃絶と原爆被害者援護法(田中熙巳)
証言
この悲しみ、怒りをどこに(田吉チエ)
地獄の中を歩いた記憶(川口千代)
語り部としての再出発(吉田勝二)
今こそ真実を子どもたちに(田町小夜子)
この世の中いやじゃ(白鳳鶴)
原爆はつらいことばっかり(朴永分)
日本で生まれて(崔月先)
【平和教育実践記録】
ナガサキ―人との出会い―大阪・松原第四中学校の修学旅行(三田宣充)
名古屋大空襲六・九展―中京高校郷土研究同好会(正田宣宏)
文芸<エッセイ>二つの顔(山田かん)
「日影行」抄―割烹旅館 記恨館 長崎は今日も雨だった 小思(訳・瀬戸宏)
棘は刺さったまま―竹中鈴の遺品ノート(秋月辰一郎)
<詩>戦後生まれ(浦一俊)
反核・平和の歌(歌の実短歌会)
書評『手よ語れ』(高野栄次) 『ロスアラモスからヒロシマへ』(宮原千佳子)
『真珠と桜』 『ナガサキから子供たちへ』(編集部)
『石田忠・反原爆論集Ⅰ・Ⅱ』(鎌田定夫)
『木は生きかえった』(広木澄子)
■広場/ひろば 長崎平和の母子像(鎌田信子)
■編集後記
表紙/使徒たち(原之夫)
カット(橋本勝/上野誠)
目次レイアウト(松尾覚)