夫婦生活　第１４巻第８号（昭和２８年８月）

特集　悦びの寢室愛の演出３３
○絹靴下一つだけで、私は夜の女王さま、夫は、白い肌にひざまづく家來なの
○ビー玉三つのパチンコ遊び、夢うつつの花園をさまよう氣持だわ
○一週二回の掟は掟、それを破る夜の愉しさはまた格別よ
○白い肌が透き通るナイロンパンテイや、ぷつくりお尻がでちやう茶羽織はどう？
○スリル滿點、長椅子の遊動圓木、夫婦サーカスでとても興奮しちやうわ
○毛布を繼いだ愛情カーテン、新案防音裝置でほんとにスゴイの
○甘いレコードの伴奏で、私たちの夜の天國はいつも春のようよ
○五ワットの赤い電球で、白い肌がとても綺麗に見えて
○京花代りの薄桃色のガーゼを愛のポーズのサインに使つて
○夜明けや晝真の、いつもと違う時間だと、なぜか新鮮な感激が高まるのよ
○テープレコーダーで聞いたむつ言、その夜、私は思わず取亂して
○派手な布團を時々變えて、ホテルや待合の氣分に浸つているの
○口から口へボンボンの谷渡り、私たちのスィートな深夜宴會はいかが？
○性愛日記を讀み返し、それを再現するのでとても大變なの
○慣れつこは禁物よ、もろもろの本や珍らしい繪を借りて、いつも新鮮な氣分だわ
○ダンスに醉わされる私の肉體、そのままずるずると床に崩れてしまうの
○鏡利用の即席テレビで、眞晝間から官能を搖ぶるのさ
○水枕で活力再現、若い妻に〝フル・サービス〟なんだ
○匂いで愛情告白する妻を、暗闇で求める僕は官能の騎士さ
○竹紙としきみの葉の魔法で、妻に處女を再現、蜜月旅行の連續だ
○朝陽に映える新鮮な情感、デヴァンは二人の秘密をみんな知つてる
（妻から夫へ）女心は、あなたの愛の嵐に征服されて泣きたいの
（夫から妻へ）骨の髄まで溶かしてしまう、お前は愛の魔法使いになつて欲しい
医学特集
ドイツの新強力強精薬「アネルタン」「サヌール・セックス」最新流行の「瀉血強精療法」　ポテンツ增強夫婦圓滿の泉！
☆數回の服用でホルモン銀行の威力〝アネルタン〟（女醫・磯てる子）
☆四日目に現われた特異の反應〝サヌール・セックス〟（醫博・寺田文次郎）
☆一回で二十代の性力〝中年男性に卓効のある瀉血法〟（醫博・高木三郎）
★強精療法オンパレード（明藥大・橋爪檳榔子）
○表紙（志村立美）
（絵と川柳）八月の夫婦草紙（寺本忠雄）
（グラビヤ）沙羅（アンドレ・ガルバン・他）
トロリと甘く、悦び溢るる夫婦のベッドシーン（永久蘭太郎）
（性の科學）くすぐりと性感（醫學博士・古澤嘉夫）
ホテル、列車、公園、貸小屋の番人たちが語る　愛欲都市東京のアベック百態（出席者・列車ボーイ、公園管理人、バンガロー管理人、♨番頭、元パトロール）
（診療ロマンス）アメリカから日本へ妊娠中絶をしに歸國した女（醫學博士・竹内繁喜）
（新婚ホロホロ日記）星の秘めごと（生駒十糸子）
（夫婦もの知り帖）不用意な入浴は卒中や貧血の因（明薬大・橋爪檳榔子）
（お好み講座）お色氣都々逸夜ばなし（平山蘆江）
夫婦のチエくらべいやがらせ講座
旦那さまのヘソクリ二刀流免許皆傳（大山道子）
奥さまのヘソクリ金遁術虎の巻（内川欣也）
★不潔な局部を侵す頑症九種とその手當法（醫學博士・金子榮壽）
防犯實話
白晝、良家の人妻を扼殺屍姦する兇悪無残の淫獸（猿田志郎）
●こんなスキが人妻を不幸にする（日本犯罪學會・井上泰宏）
（江戸秘色）夫婦おたのしみ草紙（氷川肇・他）
（西鶴〝好色五人女〟花競べ色の懸橋（瀬川欣一）
◆性の質問函（醫學博士・近藤千樹・他）
〈連載〉
醫學小説妻の性典（第四回）（醫學博士・野村綾子／画・上西憲康）
ユーモア亭主解放記（第五話）（玉川一郎／画・川原久仁於）
新連載　藝能界情炎秘録絵番附（長谷川幸延／画・富永謙太郎）
◆讀者川柳コンクール（選・岡田甫）
◆〝讀者の編集プラン〟懸賞當選者發表
解禁実話　外国兵に夫の面前で犯された人妻たち
▼夕凉みが仇、二人組の白人兵に凌辱された新婚の若妻（藤木修一郎）
▼放火で我が家は火の海、草叢で夜どし黒人兵に（松永茂樹）
▼郊外の一軒家、拳銃をつきつけられた病夫のかたわらで（宏田清市）
▽傷つけられた妻を救う者は夫以外にない（評論家・神崎清）
（大特集）世界の性愛戦術大コンクール
（フランス）インポもシヤツキリ、いら草の尻叩き
（イタリア）愛欲圖繪を二人が好きな角度で鏡から
（スマトラ）飮めや歌えの最中に中央土俵で妙技くらべ
（アフリカ）マジユンガ女の男殺し武器〝海狸〟の吸袋
（ソヴエト）タン・ストローとヒゲ面の無上の熱意
（中國）肥つた女を肉陣に裸女を屏風に春宮秘戯
（ハワイ）ランデブーに輪切レモンでバス・コンOK
（ボルネオ）×形、○形、＃形、いろとりどりの仇模樣
（ソヴエト）ウオツカで白夜も明かす性愛三昧
（中國）兄弟揃つて一人の妻を勞る性愛まんだら
（フランス）妻は温浴、夫は冷浴の性感增進法
（ポリネシア）お客さまへの据膳に妻を捧げる
（スペイン）天にも昇る夢心地、空中泳ぐ〝バダボス〟
（臺灣）妻を歡喜に醉わせるスペシヤルテクニツク
（セレベス）花嫁花聟四つん這いの結婚ペツペン
（アルゼンチン）弱小男性に馬の毛ブラシのゲスケルス
（フランス）六日の禁欲後コツテリと〝金曜日の魔宴〟
（マライ）四人の妻を滿腹させる長持ち鍛錬法
（コーカサス）雪の原つぱの尿跡たどつて嫁さがし
（アンドラ）荒くれ男に太刀打ノチエブエラで鍛えた力
（中國）朝は二號、晝は三號、夜は一號夫人を撫斬り
（アフリカ）〝マデイゴ〟で妻はたちまち恍惚三昧
（二ユーギニア）ダラリ垂れた長大乳房が性的魅力NO１
（スペイン）催春の美酒一杯一回、性の饗宴
（エスキモー）晝はオフ・リミツト、妻の小舍へ夫の夜這い
（ロシア）赤の他人がキツスする〝ゴーリカ〟の宴
（蘭印）見込んだ男をモノにするメンス製の惚れ藥
（アメリカ）二人だけの晝寢に愉しみ〝お馬ごつこ〟
（中國）少女の體氣で七十翁も三十代へ若返り
（コルシカ）豐滿乳房でゾンザ嫁入りウツトリ〝乳ぜめ〟
（セレベス）玉かんざしで愛情奔蔭の〝アムパラン〟
（マライ）他の女との浮氣封じの〝性まじない〟
（臺灣）寫る姿態に情愛倍加、三面鏡の眠牀
（メキシコ）ぺオトル飮んで夜どおし狂喜の悦樂
（エジプト）緩急自在をマスターしリズミカルに恍惚境
（フランス）捕えた方が思うままにする〝目隱し鬼〟
（共同執筆）伊東良太郎／日下昇一郎／小池創之助／黄寶川／高根震也／橋田三郎／矢野目源一／劉氏密）