ウニヴェルシタス 第1巻第1号−第3号(1972年6月−12月)
第1巻 第1号
表紙絵(小野木学)
題字構成(波多野富仁男)
カット(城所昌夫)
随想
1972年3月~5月
「近くて遠い国」を訪れて(安井郁)
渦の回転(森田忠孝)
歴史の現実と現代史の立場―民族とは何か―(江口朴郎)
平野の地殻変動のことども(市瀬由自)
さきを読む(駒木悠二)
ウニヴェルシタース・大学の原像(中村哲)
<対談>
人間のための科学とはなにか(久野収/松下圭一)
特集・現代の不安
「不安」の思想史的考察(佐々木斐夫)
<座談会>
「不安」の現代的構造(大島清/福田定良/広末保/佐藤毅/宗左近)
「刑法改正」はなにを狙うか(吉川経夫)
都市社会における不安の根源(石川淳志)
自然はいかに蝕まれているか―河床低下をめぐって―(三井嘉都夫)
「情報公害」の諸相(平野鉄太郎)
太陽の死と人間の将来(中島龍三)
<対談>
現代における「愛」のかたち(乾孝/岸野淳子)
読書の四季
『労働時間法の研究』(秋田成就)
『日本の物価問題』(萩原進)
『月をまわって地球へ』(諸田和治)
『第二次世界大戦論』(馬渡尚憲)
研究室(尾形憲)
メディア季評
大学の窓
第1巻 第2号
随想
1972年6月~8月
「人道的」と「政治的」(吉本正樹)
銷夏危言(鶴谷研三郎)
フタル酸エステル(犬飼和雄)
筑波新大学と中教審答申(江村栄一)
精神神経学会総会から(安藤信義)
特集・現代日常性批判
日常性批判の基礎づけ(良知力)
<対談>
思考軸の転換をめざして―日常性論から生活過程の理論へ―(荒川幾男/田中義久)
M・ウェーバーにおける日常性克服の論理―現代への宗教社会学的視点―(池田昭)
日常のコピイとコピイの日常と―現代における日常空間の構造―(江藤文夫)
普通に暮らすということ(森清)
現代農村の日常生活(佐藤藤三郎)
日本映画と日常性の伝統(佐藤忠男)
生活雑誌論「暮しの手帖」をめぐって(江上新子)
若者たちの日常と非日常(小中陽太郎)
社会統制の深化と真の連帯の追求―「日本列島改造論」の政治的意味―(北川隆吉)
アラブ・イスラエル問題の現段階(岩永博)
<鼎談>
私学国庫助成の論理と運動(尾形憲/野田正穂/白井慎)
国庫助成についての関東地区私立大学学長声明
米国ミニ留学記(河野徹)
読書の四季
■一冊の本
『しぐさの日本文化』(平野秀秋)
■批判・紹介
『もぐらのうた』(今江祥智)
『炎の花』(渡辺広士)
「賃労働原論」(萩原進)
『新聞戦後史』(沢開進)
研究室(須永醇/西田勝)
メディア季評
大学の窓
表紙絵(小野木学)・題字構成(波多野富仁男)・カット(城所昌夫)
第1巻 第3号
随想
1972年9月~11月
狐舎(林田不二生)
バケ学の功罪(川北公夫)
モスクワの空(小椋公人)
たったの一票・その怖ろしさ(中島正)
イソップと少納言(小牧近江)
特集・現代「貧乏物語」
富裕と貧困の日本的特性(古川哲)
<座談会>
貧乏の虚像と実像(塚原雄太/小沢遼子/福田定良/船橋尚道)
なぜ“貧困”はみえないか―「豊かな社会」誕生のメカニズム―(粕谷信次)
ドキュメントに描かれた庶民の貧困
零細企業と貧困問題(清成忠男)
随感・河上肇と「貧乏物語」から五〇年(上杉捨彦)
せめて悩みたや公害を(鴨沢厳)
日独の貧困スケッチ(酒井昌美)
イギリスの貧困、日本の貧困(西村閑也)
日中国交回復と経済交流(山内一男)
<対談>
世界経済の状況とマルクス経済学(大内力/馬渡尚憲)
沖縄資料センターをふりかえって(新崎盛暉)
戦後大学史の一原点・I 「野散」の大学、鎌倉アカデミア(高瀬善夫)
戦後大学史の一原点・II 京都人文学園の栄光と敗北(山田宏二)
読書の四季
■一冊の本
久野収対話集1・『新しい市民戦線』(高瀬彦博)
■批判・紹介
講座『現代日本のマス・コミュニケーション』・1(荒川幾男)
『詩の宇宙』(中桐雅夫)
『老い』(石谷行)
『日本経済農業問題』(石渡貞雄)
研究室(栢野晴夫)
メディア季評
大学の窓
表紙絵(小野木学)・題字構成(波多野富仁男)・カット(城所昌夫)