法政 第12巻第1号−第12号(昭和38年1月−12月)
第十二巻 第一号
特集・新しい人間の創造と良識の確立
現代人の人間形成の中心点は何か(村松一人)
<座談会>
現代における良識の解放(久野収/高木宏夫/広末保)
良識の本質とその資性(佐々木斐夫)
今日の良識とは(藤原定)
神とヒューマニズム(新藤兼人)
報告「暴力事件の処分発表」
映画月評
学生諸君と共に(西村虎一)
<寄稿>
思想学問の自由(河本寛)
第十二巻 第二号
特集・今日の学生像
多様さのもつ意味(北川隆吉)
<座談会>
学生・その昨日と今日(暉峻康隆/瀬川行有/橋川文三)
今日の学生を考える
特別な教育は不必要(ジェームズA・データー)
惚れたが悪いか(宗左近)
母親への比重が増大(松浦四郎)
むずかしく複雑なもの(栗林種一)
“青年よ大志をいだけ”(三田村明)
〔新刊紹介〕
大島藤太郎著『現代日本の交通』
乾孝責任編集『伝えあいの心理学』
映画月評
創立八十五周年記念募金事業について(谷川徹三)
募金事業に協力を(西村虎一)
大学拝見
第十二巻 第三号
特集 大学生の生態―第七回 調査報告―
報告(編集室)
座談会 みあたらない野党精神(乾孝/荒瀬豊/薄信一/加藤子明)
【新刊紹介】
「戦後の日本の思想」(野田正穂)
「地代論研究」(川上忠雄)
第十二巻 第四号
特集・新しい学生生活の出発にあたって―新入生を歓迎し―
新たなる責任の自覚を(谷川徹三)
<座談会>
積極的に自から求めよ(深水治/青木宗也/増島宏/芦原義信)
―新入生諸君に―
朋あり遠方より来るまた楽しからずや(鶴谷研三郎)
学んで思わざれば(平井豊一)
昔をかえり見て思う(西村虎一)
クラブ活動を(大塚章江)
法政カラーとは(芦野哲宏)
古典は心あたたまるもの(大内兵衛)
新入生のための東京案内
<新しく大学生になる人を迎える言葉>
未来を信じ未来に生きよ(末川博)
自己を練りきたえよ(松下正寿)
新時代を築く気慨を(鵜飼信成)
【新刊紹介】
大学野球・今シーズンの法政を打診する(好村三郎/松下崇夫)
祖国の美しさをしろう(中川秀秋)
1963年5月号 第12巻第5号
特集 学生実態調査報告を読んで われわれ学生の立場から
座談会 反骨精神は前時代的 全体は個人の幸福から(伊藤正義/菊地勝夫/長谷川舒子/高橋寛/森田敬子)
一九六二年私の自画像
お坊ちゃん左翼の闘い(岸本剛紀)
「三足のわらじ生活」からの脱出(八代まゆみ)
わたしの考え方を変えた諸事件(小沢遼子)
大学と社会の間を(松葉尚志)
親子鼎談(佐藤民宝/佐藤稟一/佐藤鳴美)
最近のソビェト文学の動きをめぐって(木村浩)
本・BOOK
映画・TV月評
大学拝見
私の美術館 (藤井多鶴子)
外国の風景 (山根昇)
カット(波多野富仁男)・本文(法大美研)
1963年6月号 第12巻第6号
特集 シンポジウム・今日の大学の責任と役割
報告I 大学における教授の役割と責任(増島宏)
報告II 大学における学生の役割と責任(村上重美)
報告III 大学における職員の役割と責任(若林章雄)
報告IV 大学における校友の役割と責任(海老原光義)
〔座談会〕
学内全体の話合いの場を(田窪貢/大島清/南幸一/若林章雄/村上重美/鈴木昭/海老原光義)
「日本近代文学館」への期待(荒正人)
随想
ある空想(中村哲)・災害は減るか(浅井辰郎)山紫水明いまいずこ(永田一郎)・ある面接の回想(村井康雄)・ほんとうのウソ(尾坂徳司)
本・BOOK
映画・TV時評
大学拝見
気圧計(原四郎)・ミーティングルーム(日高晋) 外国の風景(青木宗也) カット(法大美研)
附録・法政大学創立八十五周年記念事業資金寄附者芳名録
1963年7月号 第12巻第7号
特集 大学の自治と学問研究の自由 ポポロ座事件判決に関連して
自由に学問できる条件(小田切秀雄)
劇団ポポロ事件(古川哲/藤田省三)
〔座談会〕
大学の自治と社会的責任(伊藤正巳/戒能通孝/伊藤昇/野田正穂)
大学と憲法と警察権(有倉遼吉/浦田賢治)
裁判所と大学教授と法律学者の間(伊藤道保)
海外で愛される日本の文学(広末保)
随想
犬と垣根(栢野晴夫)・ポポロ判決について(吉本正樹)・裁判の論理(村松仙太郎)・夏休みと学生(中川秀秋)
本・BOOK
大学拝見
ミーティングルーム(菅原菊志)・芸術(宇佐美英治)、外国の風景(岡本成蹊)
(カット法大美研)
附録・法政大学創立八十五周年記念事業資金寄附者芳名録
1963年8月号 第12巻第8号
特集 現代の産業のなかの人間 就職する学生のために
貿易自由化と日本産業(田代正夫)
自由化とわたくしたちのくらし(木村禧八郎)
座談会 産業構造の変貌と人間関係(鈴木治雄/桑原季隆/薄信一/北川隆吉)
役に立つということ
主体性ある人格を(佐々木斐夫)
自分の中身をふくらませ(瀬川行有)
マスコミの組織人(岡本博)
社会性の認識(森戸太郎)
文学論争・天井棧敷の弁(駒沢喜美)
随想
豆提灯(小牧近江)・もっとも長い日(徳永重良)・現代っ子(福島美津雄)・歯痛雑感(丸山忠綱)・工業教育会議のこと(安達遂)
本・BOOK
大学拝見
気圧計 (小幡操)、ミーティングルーム (鴨沢巖)、芸術 (瓜生忠夫)、外国の風景 (平井豊一)
附録・法政大学創立85周年記念事業募金局だより
1963年9月号 第12巻第9号
大学の本質に基いた独自性の認識を(谷川徹三)
特集夏休みの中の群像
新しい仲間意識を育てる
2人の青年の死
「天国と地獄」のアルバイト
ただいま開店(研究)中
東海道あるけあるけ
学生村生活記録(伊藤紀久夫)
<座談会>
軽井沢清談(野上弥生子/谷川徹三/大島清)
教師の夏休み報告
半重力空間(宗左近)
研究室の人間モルモット(瀬川行有)
文学賞の周辺(久保田正文)
随想
学業遍歴のひとこま(原暉三)・故郷との和解(本田喜代治)・山の倫理(桂田利吉)・人間の生命(鈴木建三)・色彩ストレス(今井直次)
本・BOOK
映画・TV時評
気圧計(原四郎) ミーティングルーム(斎藤博孝) 芸術(大木正興) 外国の風景(小田切秀雄)
附録 法政大学創立85周年記念事業募金寄附者芳名録
1963年10月号 第12巻第10号
特集 法政大学の現状をどう打開するか
谷川総長への手紙
教授の立場から(鴨沢厳)
学生の立場から(小林良暢)
職員の立場から(西沢弘喜)
校友の立場から(村山英太郎)
匿名討論会 法政大学をいかによくするか
座談会 軽井沢清談(2)(野上弥生子/谷川徹三/大島清)
本・BOOK
映画・TV時評
若いいのち(シナリオ)
学生部研究会に出席して(増島宏)
ミーティングルーム(相島敏夫)、芸術(針生一郎)、外国の風景(宇佐美誠次郎)
(カット法大美研)
附録・法政大学創立八十五周年記念事業資金寄附者芳名録
1963年11月号 第12巻第11号
特集 大学一年生の生活と意見
自問自答の中からハッスル(大八木英幸)
学生選手の誇りと喜び(青井聳)
自から働きかけねば(佐藤素子)
“丸善工場の女工”と私(武内千恵)
サークル活動への期待(地橋伸明)
楽しさと矛盾の間で(中村孝二)
“あたってくだけろ”の闘志(清水博)
座談会
今日の大学と学生生活(青木宗也/広末保/村松仙太郎/古川哲)
学問への情熱を失うな(大橋弘/長谷川舒子/佐藤幸太郎)
随想
スキーの画白味(山口論助)・旅のことなど(重友毅)・年代の考え方の相違(岡本道夫)・十三年ぶりの出合い(高津勉)・教育は家庭が主役(中川秀秋)
子ども蔑視の思想(鳥越信)
本・BOOK
映画・TV時評
法政十度目の覇権を握る
田丸監督に聞く
読者のページ
ミーティングルーム(平野鉄太郎)、芸術(戸井田道三)、外国の風景(栢野晴夫)
付録・法政大学創立八十五周年記念事業募金寄附者芭名録
1963年12月号 第2巻第12号
<対談>
人間形成の場としての大学(大内兵衞/谷川徹三)
距離への情熱を燃やそう(栢野晴夫)
座談会 豊かなる学生生活のために(増島宏/伊藤道保/瀬川行有)
活気あふれる学風を示す―法政大学の教授陣―(印南寛)
活躍する先輩
工学部校舎の概要(篠原三郎)
計算センターの構想(平野鉄太郎)
サークル活動とその意味(宗左近)
随想
「高い山」を読んで(渡辺佐平)・日中関係の新段階(笠原千鶴)・男ありき(川村雄)・「宮沢賢治の世界」と谷川徹三(大熊信行)
現代ドイツの詩(長谷川四郎)
本・BOOK
大学拝見
グラビヤ・法政大学の学生と生活・文(草部和子)
芸術(竹谷富士雄)、外国の風景(中村哲)
附録 法政大学創立八十五周年記念募金寄附者芳名録