雑誌ベッサツ チセイ 100025798

別冊知性 第5号(昭和31年12月)

サブタイトル
秘められた昭和史
著者名
出版者
河出書房
出版年月
1956年(昭和31年)12月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
354p
NDC(分類)
051
請求記号
051/B39/5
保管場所
閉架雑誌
内容注記
和書
目次

特集 秘められた昭和史
北伐と蒋・田中密約(鈴木貞一)
全国制覇を覗う蒋介石と、満州の権益を死守せんとする日本軍の微妙な駈引き
張作霖爆死の眞相(臼井勝美)
一世の梟雄張作霖も、日本軍の野望の前に、敢えなく爆殺されてしまった。
満州事変はこうして計画された(花谷正)
柳条溝爆破の主謀者が語る、陰謀事件の真相!
朝鮮軍越境進撃す!(豊嶋房太郎)
勅命を待たず林軍指令官は越境進撃を令した。果たしてそれは越権であったか?
満州火を噴く頃(今村均)
不出世の天才児石原莞爾を擁する関東軍と軍中央部との軋轢!
秘められた対米牒報活動(小川貫爾)
外人スパイを使って、仮想敵国アメリカの実情をさぐったスパイ戦の真相!!
満州事変勃発と国際連盟(伊藤述史)
日本軍の領土的野心は、世界正義の審判前に立たされた
日華事変突入まで(荒木貞夫)
軍部は成算と確信があって、日本国民を戦争に導いて行ったのだろうか
青年将校と革新思想(陸軍部内の国家革新運動(池田純久)
梅津・何応欽協定の内側で(高橋坦)
満州国誕生を機に日華両国民の意思は完全に離反した
親日華北政権樹立の夢崩る!(専田盛寿)
関東軍の野心と、親日政権樹立との重責を負って派遣された土肥原特務機関長
二・二六事件の謎(河野司)
雪の帝都を血に染めた主謀者は、一審、無弁護の裁判で死刑に処されたのだ!
宇垣内閣流産す!(片倉衷)
全陸軍の反対を受けた宇垣内閣は、遂に流産した。傾斜して行く日本の第一歩だった。
反古に帰した帝国国防方針(福留繁)
対一国作戦の国是を無視した日本軍は、必然的国際間の孤児になって行った。
上海事変はこうして起こされて(田中隆吉)
買収した中国人を示唆して日本人を暗殺させたという第一次上海事変の真相!
満州掲載支配のキー・ポイント(鮎川義介)
国防力の充実を望む軍は、重工業の新天地建設を満州に求めていた
涯なき日中戦争の発火点(松井太久郎)
芦溝橋の銃声!不拡大方針もむなしく、日本は戦争への急坂を走って行った
二人の大東亜指導者(辻政信)
ある時代大東亜を撹乱した二人の天才の人格とエピソード
日華事変拡大か不拡大か(田中新一)
大戦への大きなカーブ (支那事変)の曲り角で軍は二つに割れてそのハンドルを争った!
嵐の中の南京渡洋爆撃(曽我義治)
コンパスと磁気のみを頼りに長駆南京へ殺到した航空技術の素晴らしさ!
いかにして対ソ戦術が生れたか(堀毛一麿)
対華和平工作史(今井武一)
幾度か手交されんとして成らなかった日支両国間の<和平の鍵>物語
知られざる宇垣・孔秘密会談(中村豊一)
対華和平のチャンスは度々あった。だが外交上の不手際で、日本は益々泥沼に入って行った
近衛新体制の謎(矢部貞治)
大政翼賛会誕生!しかしそれは空しき精神運動にすぎなかった
ソ連軍極東軍との対決(稲田正純)
精鋭を誇る百万の関東軍、それは北辺鎮護の華であったか?
動乱期の労働運動松岡駒吉
国家総力戦の美名の下、苛借なき弾圧に屈服した苦難の労働史
昭和軍閥論村上兵衛
驚くべき単純な精神主義が”時代”と”国家”を動かした、その名は昭和軍閥!
大本営混乱す種村佐孝
春日遅々の大陸作戦に業を煮やした陸軍は、遂に第二次大戦への第一歩を踏み切った
悲劇の昭和史秦郁彦
年表
軍閥下の三面記事
鬼熊の一生
芥川龍之介自殺す
帝都を震え上らせた説教強盗
血盟団事変の全貌
トーキーの出現で活弁スト
天国に結ぶ恋坂田山心中
阿部定猟奇事件
岡田嘉子越境入露す
一頁昭和史
三月事件・十月事件
重要産業五ヵ年計画
南京跡路シティ
関特演
一夕会
トラウトマン和平工作失敗
パネー号事件
対ソ工作秘史
昭和史研究文献紹介