婦人之友 第21巻第6号(昭和2年6月)
花ざくろ(表紙)(平福百穗)
題字(表紙)(星野天知)
カツト(山崎省三/村山知義)
青葉(卷頭)(羽仁もと子)
新内閣について(文學博士・三宅雪嶺)
行詰つた我國の文教と新文相(宮田修)
家計審査の會(高橋龜吉/稻宮又吉/塚本はま子/井上秀子/大江すみ子/淺田みか子/羽仁吉一/羽仁もと子)
嫌ひな女
□「嫌ひな女は?」と尋ねられて(長谷川如是閑)
□嫌いな女性(中川一政)
□親しみ得ぬ數々(鷹野つぎ)
□嫉妬的嫌ひさ(吉屋信子)
□スケツチ(富本一枝)
世界朝起同盟
兼山と婉女と(別所梅之助)
西洋婦人斷髪小話(淺田江村)
千圓の貯金を投資するとしたり(勸業銀行・豐田久和保)
劇と舞踊(松井松翁)
婦人法律講座 妾に對する手切金は有効か(法學士/辯護士・片山哲)
美術雜話 モザイツクと燒繪玻璃窓(ヴイトライ)(足立源一郎)
音樂の都ウィーンにベートウベン百年祭を迎へて(山田文雄)
母のための音樂の話(小泉洽)
フランスに兄を喪ひて(鳥居幸子)
鼠の出ない木造住宅の作り方(京市技師・永江亘)
よいおさらひ 七篇
愛兒をみとりて
□幼兒の腎臟病を看護して(大塚恒子)
□逝きし我子へ(青芳とみ子)
結婚十年 三編
結婚してもロマンティツクに(譯・吉田雪子)
或る日の日記(石井鶴三/永井郁子/和田富子)
家庭醫學と家庭科學
盲膓炎(醫學博士・中村徳吉)
初生兒の臍の病氣(醫學博士・佐久間兼信)
梅雨の話(農學士・大町文衞)
理想的な食パンの燒き方(大江匡)
果物とジヤムの鑵詰(三越食品仕入部・山岡富作)
洋服裁縫・手藝・料理・理容・園藝
理容講座 正しい着物の着付(銀座美容院・早見君子)
家庭園藝 大輪咲朝顔の栽培法(鈴木孝太)
掃除道具のいろいろ
スープの作り方(八角嘉太郎)
變つたお辨當のおかず(八角嘉太郎)
密豆の簡單な作り方(増田稻子)
洋服裁縫誌上講習 簡單に縫へる少女の禮服(西島芳太郎)
夏向の男子服について知つておくべき事(歌代邦之助)
洋服問答
私達の作つた贈物(森田操子)
極細ニオンスで編める女兒服(豐川エルザ)
手藝百科寶典(4)
マクラメのテーブルセンター(土屋許子)
唯感謝あるのみ(早坂きみ子)
牛乳で子供を育てた苦心(田中千代子)
乗馬のたのしみ(北島エミ)
土浦信子夫人をお訪ねして(松尾敏子)
最初の理學博士保井この女史(内藤貞子)
過渡時代の朝鮮(松岡久子)
最近の米國に於ける普通教育(河井道子)
アメリカ生れの女學生(一記者)
身邊雜記(羽仁もと子)
■■■文藝欄■■■
歴史小説 愛と戀(田山花袋)
短歌 梅雨季(山田邦子)
長篇小説 手を支ふる物(沖野岩三郎)
詩 郵便局の窓口で(萩原朔太郎)
譯編 カラマーゾフ兄弟物語(米川正夫)
入選小説 指輪(水島京子)
入選 早春(山谷槇子)
入選詩 ひそやか(元木瑞枝)
選評 募集作品について(徳田秋聲/若山牧水/佐藤春夫)
小兒救急 母の手引(述/醫學博士・柳瀬實次郎)(補/醫學士・緒方安雄)