野球界 第30巻第12号(昭和15年6月15日)
表紙(新大關安藝ノ海)
口繪
グラビア
卷頭言 國民精神總動員と相撲
「打倒双葉山」の新鋭論(伯爵・柳澤保承)
夏場所の大關獲得戰展望(石原漣)
遂に横綱を逸した羽黒山(加藤進)
十兩以下の俊鋭を探る(飛鳥山人)
無敵双葉山は果して引退するか(小出武志)
安藝ノ海・五ツ島大關爭覇對談
檢査役修業の一年生(粂川善四郎)
照國土俵日記(照國萬藏)
西軍・大勝を博す(東西幕内力士總評)(増島信吉)
俊敏櫻錦出世物語(若宮三郎)
無敵双葉山四敗の跡をたどる(元鳳・宮城野谷五郎)
輝く新大關五ツ島論(式守伊之助)
横綱双葉山總戰績史
東西仕度部屋祕聞
鐵傘下の人氣者「神風」は語る(尾形圭史)
再び双葉山の堅壘を拔く(新大關・五ツ島奈良男)
颯爽躍進の藤ノ川
昭和十五年 夏場所大相撲總觀戦記(小島六郎)
新大關安藝の海・聲援東上記(藤井猪勢治)
夏場所場内雜觀
○初日 パツト咲いた櫻錦
○二日目 動亂二重奏兩横綱破る
○三日目 東軍全力士早くも黒星
○四日目 西軍大將副將仲よく自滅
○五日目 初物云ひ―大潮、鹿島洋
○六日目 甘く見過ぎた安藝ノ海
○七日目 玉ノ海初日を出す
○八日目 旭川の褌を直す双葉山
○九日目 あきらめられぬ不戰勝
○十日目 照國、無念の自爆
○十一日目 双葉山に勝って誇らぬ五ッ島
○十二日目 若武者佐賀ノ花の出足
○十三日目 新大關決定戰、二番
○十四日目 行衞不明の男女ノ川
○千秋樂 興亞相撲の勸進元達
電撃! 双葉関を破る(櫻錦利一)
愉しき哉! 幕下力士(大崎住男)
國技館朝から晩まで(小川武)
次の新番附はどうなるか?(江馬盛)
新入幕力士奮鬪の跡(須賀茂)
夏場所大相撲殊勲感激集
初日 老雄、大潮破竹の勢力
二日目 双葉山の堅城脆くも崩る
三日目 出し投冴えて、大邱、照國を屠る
四日目 櫻錦又も力鬪、磐石に降るも、鐵傘下唸る
五日目 大關前田山の張手、大浪を屠る
六日目 安藝ノ海、羽黒山、若手力士に敗退
七日目 五ツ島、照国美事曲者をあしらふ
八日目 全勝五ツ島、磐石に不覺
九日目 微笑む名寄、綾昇を一蹴
十日目 巧緻笠置山の土俵際羽黒山を破る
十一日目 五ツ島堂々双葉山に連勝
十二日目 佐賀ノ花、疾風の出足、男女倒る
十三日目 大關の榮冠近し! 安藝の堅壘固し
十四日目 流石の照國も、五ツ島の叩込みに崩る
千秋樂 五ツ島不覺にも青葉山に破る
東西幕内十兩力士星取表
東西幕内十兩力士略歴表
懸賞・夏場所好取組十番當選發表
目次寫眞 風雲を捲起した夏場所鐵傘下の雜景
編輯後記