雑誌タイヨウ 100023211

太陽 no.207 = 第18巻7号(昭和55年6月)

サブタイトル
著者名
出版者
平凡社
出版年月
1980年(昭和55年)6月
大きさ(縦×横)cm
30×
ページ
212p
NDC(分類)
051
請求記号
051/Ta25/207
保管場所
閉架雑誌
内容注記
和書
目次

英文目次あり
特集-創刊十七周年記念特大号 茶道 家元と好み
裏千家宗家 利休直系の伝統を守りまた時代への対応を併せもつ裏千家茶道。宗家の茶室と当代家元好みの道具を大公開
茶の飲みかた 初釜の思い出に始まり空前絶後の北野大茶会、秀吉、利休、水戸黄門と茶を軸に縦横に話題を展開する作家と家元の対談(対談 村上元三,千宗室)
伝統の家元 表千家、武者小路千家、遠州流、薮内流、宗遍流、江戸千家、松尾流、大日本茶道学会の各家元と茶室と道具。(道具鑑賞 小田栄一)
茶入と棗
花入
水指
茶杓
茶碗

茶道家元の流れ 現代の茶道各流派はどのようにして成立したのか?室町以降の茶道のなかにその淵源を探り茶書を引いて傍証する。(磯野風船子)
茶の歳時記 茶事は季節や亭主の個性、道具組みによってさまざまに変化する。一月の初釜から十二月の夜咄まで、茶事十二カ月を解き明かす。(塩月弥栄子)
都市の中の茶室案内 東京・明治神宮桃林荘、帝国ホテル東光庵、名古屋・東山荘、京都・白沙村荘、大阪・藤田美術館光雪庵ほか
市中の隠-昭和の茶室 ビルの地階の茶室の露地にはプラスチックの苔が生えていた(伊藤ていじ)
特集随筆
数寄の流系 「数寄」の語源を古文書に求めその言葉の意味するところを明らかにする。時代ごとに豊かになり変化していく「数寄」の内実を現代に至るまで探求。(原田伴彦)
政界の茶人たち 国会議員のなかには、「初釜」の招待者リストに当選したか落選したかを気に病んで、事前に探りを入れる者もいるという・・・(高田清)
茶道の家元制度 茶の湯から芸道としての茶道に移りさらに家元制度ができ戦後、女性文化社会に変貌した茶道を歴史的に考察(西山松之助)
特集小説
北野大茶湯余録 全国の名器が集まる、関白秀吉に会える、さまざまな思惑を秘めて入洛した男女三人。空前の大茶会で何が起こったか?(杉本苑子,絵 東啓三郎)
特別企画
現代の数寄者(三井八郎右衛門,塚本幸一,平木証三,大社義規,飯島春敬,北村謹次郎,湯浅恭三,井上靖)
特集インタビュー
松下幸之助-経営のコツと茶の精神 泰然自若として、ものに動じない態度は、お茶の精神によって培われる(写真 井上博道)
義孝対談 ひと筋の人 7
俗曲渡世ウン年 三味線抱えて、客席へ機関銃のような毒舌を放つユニークな語りで人気のある、かつ江師匠の素顔をひき出す(高橋義孝,都家かつ江)
杉浦茂名作劇場 7
鼻 鼻が大き過ぎたために起こる悲喜劇!鼻が小さくなって喜んだのも束の間、やっぱりもとの形がいいと思い始めた。煩悩を払うべき僧侶の身にこんな悩みが生ずるとは。好評名作劇場!(杉浦茂)
よい匂いのする一夜-日本の宿 13
寄居町・京亭 最後に鮎飯が出た。むかしは、玉川の岸辺の料亭でよく食べたものだったが、私にとって、戦後はじめての鮎飯だった・・・(池波正太郎)
世界の旅 中国
やきものの故郷 景徳鎮 のどかな田園に囲まれた窯業の町を訪ね、近代的な工場や博物館・古窯址などをみる(佐藤雅彦)
ショージ君の料理一本勝負 13
かき揚げ丼の巻 天保二年創業、新橋「橋善」のかき揚げ丼。赤ん坊の頭ほどもある驚異のかき揚げに、ショージ君は熱く迫る(東海林さだお)
王国への道 13
メナムの流れ 捕えられた少年国王に予定通り死刑の決定が下った。豹と虎とがひとつの餌物を狙って争う時はいよいよ近い(遠藤周作,装画 守屋多々志)
太陽の眼
今月の日本-評論家 「評論家」という不思議な職業は日本だけのオリジナル・ブランドなのだ(桐島洋子)
書評
地球を測る 大塚道男著(阿刀田高)
ヴォルプスヴェーデふたたび 種村季弘著(長部日出雄)
コリンヌはなぜ死んだか 鈴木明著(小田島雄志)
ジャッキーOh! K・ケリー著(合田佐和子)
写真
FLASH UP(糸井重里)
美術
不思議な振動の世界展(尾辻克彦)
映画
ツィゴイネルワイゼン(村上春樹)
友の会
年ぎめ購読のお知らせ
次号予告
編集室
話題作
一九八〇年度太陽賞発表
太陽賞 カワセミ-清流に翔ぶ(島田忠)
準太陽賞 僕のジプシー・ローズ(原芳市)