雑誌プレジデント 100022583

プレジデント 第23巻第5号(1985年5月)

サブタイトル
ビジネス新時代の総合誌 天皇「帝王学」の精髄 「ロングセラー」の秘密
著者名
出版者
プレジデント社
出版年月
1985年(昭和60年)5月
大きさ(縦×横)cm
28×
ページ
414p
NDC(分類)
350
請求記号
350/P97/23-5
保管場所
地下書庫和雑誌
内容注記
和書
目次

特集=天皇「帝王学」の精髄を探る
昭和史の決定的瞬間-たとえば、二・二六事件や昭和二〇年八月の御前会議で見せた今上天皇の確固たる姿勢は、リーダーはいかにあるべきかを教える、一つの指針である。
聖徳太子の時代からそれは「象徴」であった
日本にとって「天皇」とは
日本の「天皇」は、ヨーロッパや中国、中東などの「皇帝」とまったく異なる(堺屋太一)
「院長閣下がおっしゃったんだ、つぎの当たった服は恥じゃないって」
学習院初等科の「乃木式」スパルタ教育
「質素でたくましい世継に」-乃木は明治天皇の厚情に応えて皇孫養育に全力を傾けた(桂英澄)
「ジョージ五世に教えられた立憲君主制こそ私の信条である」
皇太子の「ヨーロッパ青春紀行」
半年にわたる訪欧の旅は二〇歳の青年の心に忘られぬ思い出を残した(団宏毅)
「前に言ったことと矛盾するではないか、説明を聞く必要なし」
「オラが総理」を更迭した青年君主の「熟慮」
田中義一首相の張作霖爆殺事件処理の優柔不断さに、天皇は国政を任せるに足りずと感じた(秦郁彦)
「私が自ら近衛師団を率い、これが鎮圧に当たらん」
「二・二六事件」を鎮めた不退転の決意
青年将校たちに傾斜した心情を持つ侍従武官長・本庄繁大将を天皇は厳しく叱責した(半藤一利)
「支那の奥地が広いというなら、太平洋はなお広いではないか」
苦渋の宣戦布告と「忠臣」東条英機
「聖慮は平和にある」と痛感した東条は、開戦を阻止するシナリオを準備するが(笠原和夫)
「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び、将来に期待したいと思う」
昭和二〇年八月の「聖断」と米内光政
天皇の意は既に降伏受諾にあった。その意を汲んで米内は戦争終結へ全力を尽くす(三好京三)
「責任はすべて私にある、私の一身はどうなろうと構わない」
マッカーサーとの劇的なる「四〇分」
昭和二〇年九月二七日午前一〇時、天皇はアメリカ大使館の玄関に到着した(保坂正康)(本文欠落)
「こういう時代になったんだ、これでいいんだよ」
「人間」天皇の四〇年
皇太子妃選考では「父親」としての愛情を示した(河原敏明)(本文欠落)
「かい人21面相」はなぜ捕まらないか
藤原弘達の「激動を射る」<第五回>
科学と組織、現行犯逮捕の美名のもとに捜査の基本を忘れていないか(福井惇,鈴木卓郎,伏見勝)
変貌する経済官庁<第4回>
自民党の「風圧」に揺らぐ官僚機構
「党高政低」「政高官低」-これらの言葉はいったい何を意味しているのか(佐野真一)
かくして日本最大の「民間企業」は生まれた
「電電公社」のいちばん長い日
「官」から「民」への転換。この未曽有の課題に三二万人はどう取り組んできたのか(小堺昭三)
NHK特集「THE DAY」の「サムシング・ニュー」
「異能」のディレクター岡崎栄の世界
ドラマとドキュメンタリーの融合。テレビの新しい可能性への果敢なる挑戦だ(井出耕也)
ザ・コラム…おじゃま無視<第五三回>
なかった昔にはもどれない
邪悪なものの征伐は、邪悪なものの出現を待つしかない(山本夏彦)
連載エッセー
父よ!-骨盗人
友として、男が故人のためにできること(諸井薫)
情報ファイル
安倍晋太郎は「高杉晋作」になれるか!?(本文欠落)
八方塞がり「新日鉄人事」唯一の解答は(本文欠落)
大手六商社「イギリス法人」の損得勘定(本文欠落)
クレムリンの〝GGコンビ〟は超インテリ(本文欠落)
一日一回で効く「新薬」全米で大反響(本文欠落)
人物クローズアップ-中村清-再び「マラソン道」に賭ける
フォト・レポート-われら「世界一」のセールスマン
人に教えたくない店-沢島正継-味は芸なり芸は人なり(本文欠落)
人間邂逅-川崎春彦/石川武 石坂一義/青木功
娘よ!-「花婿」の条件はただ一つ(藤本義一)
ライブラリー-西沢潤一著「『十年先を読む』発想法」ほか
連載●ドキュメント「日露戦争」-第一部
旅順⑩ロシヤ軍遼陽を放棄
まるで潮が引くようにロシア兵が潰走を始めた(児島襄)
特集=「ロングセラー」の秘密
奇跡の「長寿スター」は二つの「出会い」から生まれた
強運の「必殺仕事人」藤田まこと
「てなもんや三度笠」のあんかけの時次郎から「ムコ殿」の中村主水まで(沢田隆治)
「大量生産」に背を向けた「父子二代」の一徹
「孤高」の地酒「越乃寒梅」
のど越し水の如し。左党を魅了するその凜とした味わい(石井代蔵)
「リッター一八〇キロ」で勝ち取った「配達バイク」の王座
ホンダ「スーパーカブ」一六〇〇万台の軌跡
三三年の発売以来、本田宗一郎と藤沢武夫がつくった「傑作」は売れに売れた(佐々木譲)
「失敗の教訓」を生かした「ビタミン・ウォーズ」の覇者
アリナミン「飲んでますか」で三〇年
有害説が出て販売量は四〇%も減少。その危機を乗り越えピーク時まで回復(栗山良八郎)
「ソフト二〇〇〇種」が支える「凄腕パソコン」
驚異の「シェア八割」日本電気「PC‐9800」
ソフトがあるからハードが売れる-好循環をモノにしたのが驚くべき大成長の秘密だ(松尾博志)
フォーチュン誌特約
先進国企業を幻惑する「一〇億人市場」の現実
中国は「ビジネスの宝庫」になれるか
IBM、3M、フォルクスワーゲン…。そうそうたる企業が続々と進出しているが(L・クラー)
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