主婦之友 第10巻第11号(大正15年11月)
◇東京・大阪で開催の編物手藝展覽會
本號の特別大呼物記事
◇專門大家が發表した家庭看護の祕訣
(一)重い婦人病に惱む患者の看護法(樋口繁次)
(二)結核患者の家庭看護法(佐々木秀一)
(三)不時の外傷に對する看護の心得(近藤次繁)
(四)慢性胃腸病者の家庭看護法(矢尾板誠策)
(五)神經病患者の家庭看護法(佐野彪太)
(六)小兒患者の家庭看護法(福井龍起)
(七)腦病患者の家庭看護法(篠田義市)
(八)ヒステリー患者の家庭看護法(雨宮保衞)
(九)眼病患者の家庭看護法(有澤潤)
(十)心藏・腎藏・糖尿病者の家庭看護法(佐々廉平)
◇身に沁みて嬉しかつた看護の經驗(懸賞當選)
○若き巴里美人の悲戀事件の眞相(堀義二)
◇病氣をしても體力や氣力の衰へぬ祕法(二木謙三)
○全村禁酒を斷行して小學校を新築した石川縣下の模範村を訪ふ(特派記者)
○花形女流選手の後日譚(本誌記者)
○良人選擇の祕訣百ケ條(某匿名氏)
○不景氣にも成功する祕傳(田川大吉郎)
○七人の子供の教育に成功したブース大將家の四ケ條の心得(佐藤定吉)
○實地に調べた鬼熊事件の眞相(特派記者)
獨特の實際的讀物
◇(家庭副業)西洋松茸の栽培法と調理法(藤原安美)
○肉聲・無雜音・高聲と三拍子揃つたCAII號受信機の作り方(今井紀)
○模範處女會視察記(特派婦人記者)
○現代日本と婦人の覺悟(後藤新平)
○鼻から下の相で運命を占ふ法(船井梅南)
○日本住宅に最も理想的な簡便な煖房裝置の仕方(能勢久一郎)
○家庭で心得べき病人の寢具と病室のお掃除(鹿島直子)
○斯くの如き家には必ず病人が出來る(藤原九十郎)
○病人のある家庭に備へたい病人用具のいろいろ(本誌記者)
○病氣見舞いにはどんな品が喜ばれるか(婦人記者)
○菊作りの名人竹内夫人を鎌倉に訪ふ記(婦人記者)
○生田流お琴上達の祕訣(加藤柔子)
育兒・療法
○赤坊の離乳後の食物と調理法(マーチン夫人)
○硬い枕は安眠を得て神經衰弱や腦病を治す(本誌記者)
○自然的良能作用によつて手輕に難症を治す生氣自強療法(本誌記者)
○誰方にも知つて頂きたい妊娠十ケ月の衞生(岩崎直子)
◇病弱の婦人が奇蹟の如く子寶を得た經驗(別所彰善)
○姙娠の罹り易い疾病と手當と豫防法(長谷川茂治)
美容・編物・裁縫・料理
○水谷八重子さんのお化粧打明話(婦人記者)
○六七歳用男兒の可愛らしい水兵服の仕立方(三上勇)
○流行のラグラン型防寒用婦人コートの仕立方(穂坂亦彦)
○東京仕立の着工合のよい背負半纏の上手な仕立方(久保吉三)
○冬向きに相應しい新流行の上品な女兒外出着の仕立方(並木伊三郎)
○可愛らしくて温かな毛絲編のチャンチャンコ(日比萬代)
○子供用の新型上着の編方(高木美代子)
◇食慾のない病人に喜ばれた料理の實驗(懸賞當選)
○牛乳や鷄卵の嫌ひな病人の食物(川崎とめ子)
◇日本全國から集つた冬向きの名物漬物(懸賞當選)
連載小説
◇(戀愛小説)十字路の乙女(井手訶六)
◇(諧謔小説)文化村の喜劇(佐々木邦)
◇(史材小説)聖火燃ゆ(生田蝶介)
◇(漫畫小説)丸と三角(近藤浩一路)
▽(映畫物語)美しき祷(本誌記者)
▽巴里の手帖から(西條八十)
▽(漫畫)愛情の四時代(麻生豐)
▽花嫁日記(懸賞當選)
▽(漫畫)病床だより(中島六郎)
(表紙と口繪)
▲表紙繪(畫・多田北烏)
▲春日野(畫・木谷千種)
▲機織(畫・小林古徑)
▲横向裸女(畫・熊岡美彦)
▲寫眞畫報
▲グラビア
▲看病者への祕訣
▲菊一式の盛花
▲十二月號豫告
▲家庭の療法
▲家庭の歌
▲俳句
▲家庭法律相談
▲家庭衞生相談
▲産婦人科相談
▲育兒衞生相談
▲美容理裝相談
▲代理部品案内
▲懸賞考物新題
▲編輯日誌
▲誌上倶樂部
▲懸賞當選者發表
▲懸賞募集問題