山と渓谷 第321号(昭和40年10月)
表紙(小林泰彦)
目次(笠原八重子)
扉(大谷一良)
紀行 素人 カラコルムへ行く(北杜夫)
京都府岳連のヒマラヤ・ディラン峰登山隊に同行したドクトル紀行
アイガー北壁の死=登山の明暗をめぐって
必然的な登頂への賭け(安川茂雄)
ヨーロッパアルプス・日本人隊の横顔(二木計臣)
■特集=山の図書
登山者のための山書に関する12章
読書の秋・入手容易な本を中心に選んだ山書への手引き
≪山書遍歴≫蒐書の苦楽(小林義正)
≪読書遍歴≫山の本とわたし(山崎安治)
山の古書談義=悠久堂主人に聞く
山の稀覯本(小野敏之)
ガイドブックのうつり変り(阿部恒夫)
≪わたしの登山論≫自由度拡大の喜び(川喜田二郎)
文明の古き十字路 中央アジアを行く1/高山と砂漠の国々(永田一脩)
■目的別ガイド・爽秋の山
三斗小屋から那須連峰=山間の湯とアルペン的山容(鈴木敏之)
飯豊川地蔵カル=初遡行の記録(荒井辰彦)
社山から半月峠=奥日光のパノラマ台を訪ねて(瀬田力也)
平滑沢から三ッ岩中央稜=残された武甲山の岩場(山本初男)
毛無山・朝霧高原=天子山塊最高峰と広大な草原の眺め(梨本実保)
大内峠=忘れられゆく北信濃の峠(グループ・ド・モレーヌ)
燕岳から槍ガ岳縦走=静寂にかえったアルプス銀座(西原千重二)
霞沢岳表霞沢奥壁=若いクライマーをひきつける魅力(グループ・ド・モレーヌ)
登山地最新情報
記録 黒部丸山東壁正面初登(東京緑山岳会)
高差五〇〇メートルの大岩壁をおとしいれた冷静な勝利の記録
記録 谷川岳一ノ倉沢滝沢右稜大槍正面岩壁(東京ACC)
登りつくされた一ノ倉になぜ初登攀を求めたか・39年8月の記録
地域特集 ガラン谷から志賀高原へ=上信越に残る最後の秘境(上原柊造)
観光地の谷間にひっそりと息づく秘境の探査行
連載 異本・登山事典=やまのはなし≪だい~ちゆ≫第十七回
地学の窓1/岩石の名まえ(石山尚)
おちこちの人⑤志村鳥嶺(川崎吉蔵)
みちのく・山のやどり⑤国見温泉(石川貞昭)
特許公報から見た登山用具⑬(沢村幸蔵)
色ガミ 憩いのページ=スモーキングルーム
グラフ
カラー=秋の八方池(坂上宗之助)
穂高秋色(山下喜一郎)
文明の古き十字路①(永田一脩)
新雪の峰(桂俊夫、与呉日出夫)
〝黒部の巨人〟に挑む(川口邦雄)
グラビア=岩手山新雪(竹ヶ原洋一郎)
≪本棚拝見≫(藤木高嶺、三宅修、川口邦雄)
尾崎喜八
加藤泰安
日高信六郎
田村宏明
上田哲農
藤木九三
≪連載≫山岳写真月例(選評・日本山岳写真協会)
海外短信より
海外山岳書ガイド(吉沢一郎)
ラテルネ<時評>
山族野郎(杉山卓)
山岳会消息
岳界通信
掲示板・読者文芸欄
山ヤの目
口絵写真進呈
愛読者サービス当選者発表
創刊35周年記念愛読者サービス
表紙のことば
山岳小説 「孤高の人」小説・加藤文太郎(新田次郎)