婦人之友 第23巻第7号(昭和4年7月)
靑葉(表紙)(平福百穗)
初夏の頃(三色版)(有馬さとえ)
千々岩灣(寫眞版)(福原信三)
◇私と仕事場◇
アトリエにて(龜高文子)
四疊半を毀つ(深尾須磨子)
ハープのある部屋(荻野綾子)
動いてゐる仕事場(山本安英)
◇子供と夏◇
庭草の上にて(安井曾太郎)
蟻と遊ぶ(深澤紅子)
子を思ふ(柳原燁子)
父ごゝろ(德田秋聲)
峯子(山下新太郎)
◇その他◇
巴里だより(吉屋信子)
誌上見學 理化學研究所
浴衣地の洋服十一種
幻の飛行機(巻頭)(羽仁もと子)
雨(文學博士・三宅雪嶺)
彼等の政戰の跡や先き(社會を觀る眼)(田川大吉郎)
子供の藝術心の觀方と扱ひ方(山本鼎、山下德治、平塚明、茅野雅子、富本一枝、中川幹子、羽仁もと子、上澤謙二)
女性文藝の展望(千葉龜雄)
童話
物見台(與謝野晶子)
三輪車(鷹野つぎ)
世界の女性藝術家たち
1.アレクサンドロ・コロンタイ(大川豹之介譯)
2.サロジニ・ナイヅ詩抄(村山籌子譯)
3.ロッテ・ライニゲル(岩崎昶)
4.イサドラ・ダンカン(榊原千代譯)
5.マリー・ローランサン(足立源一郎)
9.自傳風に語る上村村松園女子(三上秀吉)
最近讀んだ書物の中から
□エリオ・オルゼシュコ女子の作品(佐々城松榮)
□「圖畫と手工の話」・「ニール河の草」(田中孝子)
□ゴーリキイの「母」(奥むめ)
□愛讀寸感-散華抄のこと-(生田花世)
□手近なものから二三(上田文子)
□讀書も生活の要素(松岡久子)
□兒童の行儀と敎師の態度(山田わか)
□社會的に目覺めた婦人に(平林たい子)
□コロンタイの「赤い戀」(小寺菊子)
海外通信 海のマドンナ(吉屋信子)
家庭に機織をはやらせ度い(山本鼎)
女性の工藝時代(高等工藝學校敎授・宮下孝雄)
恐るべき消化不良症とその豫防法(醫學博士・田村均)
婦人の服裝(生活藝術回文)(秋田雨雀、福原信三、村山知義、今和次郎、佐藤功一、木村莊八)
村のドン底に喘ぐ人々(上澤謙二)
戯曲 戀をもてあそぶ勿れ(アルフレ・ド・ミュッセ、森茉莉子譯)
誌上兒童研究室 實驗的兒童學(山下德治)
服裝漫談
氣持ちのよい話(松岡久子)
母なき子・子なき母(羽仁説子)
浴衣地で出來る洋服十一種
母のペーヂ
兒童畫について(山本鼎)
オクラの作り方(園藝)(鈴木孝太)
涼しい夏の器具
夏の食卓に涼しい胡瓜の料理(小倉勝太郎)
この月の惣菜料理
買物のしをり
友の會たより
友のおとづれ
編輯室より
女性文藝作品當選發表
選評(德田秋聲、佐藤春夫、若山喜志子)
小説 火いたづら(水島京子)
小説 熱發(川村勝子)
小説 食慾(椿初子)
詩 ちひさい悲劇(草香幽子)
詩 月下の戀人(品川陽子)
短歌 折々に(牛澤たまき)
短歌 五月(池谷雪江)
短歌 花の種を播く(双葉)
長篇小説 月光曲(德田秋聲)
歴史小説 三都物語(楠山正雄)
飜譯小説 鍵をかけて(松村みね子)