日の出　第２巻第３号　附録（１９３３年３月）

第１章　満洲事変勃発前の秘録
黒幕の怪物と本庄・荒木の両将軍
再会無言の感慨
張学良と本庄将軍
革鞭乱打の三十分余
軍部の憤慨と幣原外交
恐るべき本庄関東軍司令官

第２章　奉天よりジユネーヴへ
宴会中の島本大隊長
関東軍蹶起の真相
軍部の義憤と金谷参謀総長
〇〇〇の対陸相詰問書
吃飯の救国運動

第３章　競ひ起る独立また分立
嵐の前の国際聯盟
斬り得ざる手
知らずに斬り捨てた黒糸
姓名四字の怪人密偵
独立させて倒す陰謀
鉄扉内より悪機密現はる

第４章　独立を遮る表裏の人物
憤激せる尉官会
若槻内閣崩壊の真因
国際聯盟と馬占山
不意に出現せる恭親王
世界を一周する怪報
隠れたる日支直接交渉
独立直前の危機

第５章　渦巻ける独立の前後
潜行せる英国公使
満洲の加藤清正
五人の世界的紳士
娘自慢の馬占山
溥儀氏復活の意義
船中に密偵幾人か

第６章　調査団行動の真相
美人と黄金の囁き
掠奪された北平の宝物
魔手の下にある北平ホテル
野育ちの新軍政部総長
台湾人の外交部総長

第７章　日本外交の実力戦
紅い大きな布告文
礼服着用の事
卍巴の間諜戦
内田外相とリツトン卿の応対
松岡洋右代表を支持するもの