プレジデント 第30巻第8号(1992年8月)
特集=「神風特別攻撃隊」の教訓
「危機の時代」のリーダーシップを問う 「特攻の思想」と日本人(森本忠夫、深田祐介)
「あ」号作戦失敗による航空兵力の壊滅が引金になり かくて「必死」の戦法は生まれた(奥宮正武)
ついに二五〇キロ爆弾を抱いた零戦がレイテ沖へ発った 大西滝治郎「体当り攻撃」を命ず(上之郷利昭)
二千余名の若鷲を見送り、そして終戦の日に自らも 宇垣纏「全軍特攻」に徹した一八〇日(野原一夫)
「妻を護るために行くんだ」。それが最後の言葉だった 「初戦果の栄誉」関行男二三歳の真情(須崎勝弥)
野中五郎以下一六〇名が「無言」のうちに九州沖に消えた 人間爆弾「桜花」と凄腕隊長の無念(御田重宝)
欠陥エンジンを持つ爆撃機に乗り組んだ七二人の運命 新鋭機「銀河」孤島への苦闘十時間(桧山良昭)
石丸進一の右腕うなる、出撃前「最後のキャッチボール」 「名古屋軍の剛球投手」碧空に散る(赤瀬川隼)
夜間爆撃に活路を見出した芙蓉部隊長美濃部正 反骨の指揮官「わが部隊特攻せず」(保阪正康)
「一億総特攻」の魁となるべし 戦艦大和「宿命」の沖縄出撃(豊田穣)
西武百貨店「架空取引事件」はなぜ起きたか 「剥がされた仮面」堤清二の蹉跌(立石泰則)
PKOと政界再編「秘められた野望」の全内幕 小沢一郎「秋には大風が吹く」(高山文彦)
鉄拳制裁が「炎のヘッドスライディング」を生んだ 「若トラ」亀山努とその父(山本徹美)
人物クローズアップ 金メダルへの心熱き伴走者(宗茂)
フォト・レポート サグラダ・ファミリア
小野田寛郎直伝サバイバル術
人間邂逅(鈴木久章、新井達太、産本真作、藤本統紀子)
娘よ!(室伏稔、理恵)
父よ! 政治ペシミズム(諸井薫)
正統オシャレ学 浴衣(2)(出石尚三)
最新用語図書館 「痩せる食品」症候群(桐山秀樹)
美を巡る旅 東京都中央区・山種美術館 「炎舞」(速水御舟)
データファイル「新社長」 日産自動車(辻義文)
人に教えたくない店 「エラそうな料理人」に申物す(ねじめ正一)
新連載プレジデント・インタビュー(日本ビクター社長・坊上卓郎、実践女子大助教授・佐藤綾子、住友商事常
結局定着しなかった群馬県太田市と大成功の大泉町を現地徹底ルポ 日系ブラジル人を「戦力」にした企業城下
山岳遭難死者の六割が四〇歳以上。単なる技倆不足ではなく…… 父はなぜ山で死んだか(鎌田慧)
特集=ジャンボ尾崎「男四五歳」の研究
勝負への執念、技術の追求、そして魅せるプレー 長島さんがいつも目標だった(長島茂雄、尾崎将司)
スランプがこの男を鍛え、「知恵のゴルフ」を培わせた 「強いジャンボ」復活のドラマ(三田村昌鳳)
今なお、三〇〇ヤードを飛ばす技術と心 七四勝「最強のスイング」の秘密(角田満弘)
金子柱憲を花開かせた「監督」の一言 「ジャンボ軍団」必勝のノウハウ(岡邦行)
「J's」はかくて一〇〇億円ブランドになった 「ビジネスマン」尾崎将司(谷口源太郎)
特派員の書かない「アメリカ情報」―〈第42回〉 ペローと細川「一票一揆」の行方(霍見芳浩)
テーマエッセイ館 参院選直前「混迷日本」に想う
「最後のご奉公」証券マンの範を示す(相田雪雄)
一番の関心は阪神タイガース(江坂彰)
「たかがテニス選手」ゆえに政治を志すも(佐藤直子)
「ゴーギャンの人生」に学ぶべし(玉手義朗)
「バブル」の再来を望む(長谷川慶太郎)
連載小説 松永久秀(38)六十八歳、最後の反乱(津本陽)
プレジデント・ライブラリー
今月のホット・テーマ 病める子供を激増させる「もう一つの環境問題」(岩崎呉夫)
新刊紹介 『経営者失格』『日本という存在』『室町戦国時代の社会』ほか
ワシントン・ブックレビュー これぞ正真正銘「アメリカの夢」(土井あや子)
シンクタンク・レポートを読む 「中年化社会」の豊かさとは(城島明彦)
ワールドハイテクレポート(4)電子メールは世界を駆ける(高田正純)
特別企画●'92環境特集 日本企業は今、環境問題にどう組り組んでいるか
情報ファイル
世界の新製品・新技術〈R&Dニューズ〉
編集室
平山郁夫「表紙」を語る(38)「カンボジア人母子 スル・スラン王の浴場遺跡 シェムリアーブ」
特集=「神風特別攻撃隊」の教訓
小沢一郎「秋には大風が吹く」
「若トラ」亀山努とその父
特集=ジャンボ尾崎「男四五歳」の研究
サグラダ・ファミリア
日系ブラジル人を「戦力」にした企業城下町