農業と経済 〔55巻13号〕(平成元年12月)
総論
激動の昭和農業史(荒木幹雄)
経済との関連でみた昭和農業の光と影(山口三十四)
農業生産力の発達と農民(荒木幹雄)
変貌する農村社会と生活様式(祖田修)
農業経済編
農業の地位(山口三十四)
世界における日本農業の地位
日本農業の発展形態の世界的地位
日本経済における農業の地位
日本経済における農業部門の地位
日本の農家における農業の地位
貿易と農業(嘉田良平)
農産物輸入大国への歩み
低迷つづく日本の農産物輸出
世界の農産物貿易構造と国際市場
自給率の大幅低下と食料安保問題
農産物の輸入自由化と貿易摩擦
地域構造と村落(祖田修、池上甲一)
東京への一極集中と地域経済社会の衰退
土地利用の地域構造
機械化による農業変化と村落の役割
高齢化社会と農業・農村
都市化する農村の生活様式
農家(平塚貴彦)
総農家数と専業・兼業別農家
農家人口
耕地の規模別及び所有関係別農家
農業生産の中心的担い手農家
農家における農業労働力の弱体化
農業経営(小池恒男)
自・小作別にみた農業経営の形態
農業経営の規模
農業所得の動向
家族の自家農業労働時間の推移
農家経済(西村博行)
農家所得
農業所得
農業生産性
所得格差
農家家計費(宮崎礼子)
農家家計費の推移
現金家計費と自家生産物家計消費額
家計費の構成
規模別地域別形態別家計費の水準と内容
農家労賃と労働条件(青木紀)
農業就業条件
農外就業条件(1)
農外就業条件(2)
農家兼業化の進展
土地(農地)(武部隆)
国土利用と地価
農地の潰廃・拡張と整備
農地の利用と農業生産
農業経営と農地
農業生産資材(藤田元彦)
日本農業と農業生産資材
肥料の需給と消費
農薬および農業機械の生産と消費
飼料の需給と消費
農業生産の技術進歩(稲本志良)
技術進歩のタイプと性格
稲作におけるBC技術進歩の展開
稲作におけるM技術進歩の展開
園芸・畜産における技術進歩
農産物(総括)(荒木幹雄)
農産物構成からみる日本農業の特徴
地域的特徴をもつ農産物構成
農産物加工(上路利雄)
加工食品の消費動向
加工原料としての農産物
加工食品の生産動向
農協の農産加工産業
外食産業(岩淵道生)
急成長した外食産業市場とその要因
外食産業の業種別売上高構成とその変化
外食産業の産業構造の特徴
家計の外食支出と構成変化
農産物流通(藤谷築次)
米穀流通制度の展開
卸売市場の整備と生鮮食料品流通の展開
商品生産の展開と系統共販の進展
農産物消費(清水哲郎)
農産物消費の動向(1)
農産物消費の動向(2)
食生活の変化と農産物消費
わが国農産物消費の特徴と展望
農業保険(嘉田良平)
農業災害と農業共済制度の歩み
農業団体(武内哲夫)
昭和戦前の農業団体
戦後の農業団体
農業金融(亀谷是)
農業・農家の資金水準
農家の預貯金と負債の内容構成
農業の投資水準と制度金融の地位
農業財政(松久勉)
農業予算の推移(1)
農業予算の推移(2)
主要経費の推移
作目編
米・麦(辻井博)
昭和年代の米政策と米需給
過剰米の累積とその処理
アメリカの日本米市場開放要求
麦政策の変化と麦輸入依存の深化
小麦需給の展開と価格政策
大麦・裸麦の需給の展開
いもおよび豆類(堀内久太郎)
かんしょ・ばれいしょの生産と消費
だいず・雑豆・らっかせいの生産と消費
野菜(清水隆房)
野菜の需給と価格安定政策
野菜の作目間消長と収量増加技術
野菜生産の担い手と生産方法
野菜の産地形成と周年供給
野菜の施設栽培とその展開
野菜流通の変化
果実(平山莞二)
日本の果樹の来歴と戦前の果樹園芸
戦後果樹園芸の復興と発展
果樹栽培の動向と品種の推移
工芸作物(増田佳昭)
茶
たばこ
養蚕および製糸(荒木幹雄)
繭・生糸の生産と輸出入
養蚕業―立地移動と合理化の追求
繭価と生産費
生糸生産と製糸業
肉用牛(新山陽子)
和牛飼養と牛肉供給
肉用牛の生産構造と経営
牛肉の流通と消費
酪農(小栗克之)
乳牛の飼養動向
酪農の生産性と収益性
牛乳及び飼料作物の需給動向
養豚(小島洋一)
昭和のなかで成長・成熟した養豚業
昭和期の食肉消費に占める豚肉の位置
昭和の養豚技術
養鶏(桜井倬治)
鶏卵生産の展開
物価の優等生と卵価安定対策
食鳥の生産と流通
林産物(黒川泰亨)
素材生産と伐採造林活動の推移
しいたけの生産・輸出と産地の変遷
付録・昭和農業史年表(荒木幹雄)
執筆者一覧
編集・製作を担当して(細見教)
表紙(木場健壱良)
作図(松本弘毅)