造兵彙報 第18巻第1号-第18巻第6号(昭和15年1月~11月)
造兵彙報 第十八巻 第一号 昭和十五年一月一日
年頭の辞(陸軍造兵廠長官、陸軍中将・小須田勝造)
【研究調査】
弾丸搾出用鋳鉄製杵の研究 小倉工廠平壌兵器製造所(技師・福永義彦、技手・勝山亀三郎、技手・麻生一臣)
薬莢噴火孔撰分作業法改良の研究 東京工廠銃包製造所(砲兵大尉・北川堅、技手・奈良只之助)
銃床木人工乾燥準備作業としての煮沸及蒸煮の比較研究 名古屋工廠熱田兵器製造所(技師・山下潤一郎、工兵
戦時体制下に於る従業員の性病調査に就て(医務部)
チップブレーカの研究 小倉工廠砲弾製造所(砲兵少尉・傘義徳)
鉛メッキ陽極線に関する研究 小倉工廠銃器製造所(技手・生井勝次)
【抄録】
内部加熱式塩浴タンク 技術部(佐久間雇員訳)
米国の野戦重砲 技術部(佐久間雇員訳)
3.7in高射砲用薬莢の製造 大阪工廠薬莢製造所(見習士官・長谷川三郎訳)
【特許】
【実用新案】
【文献紹介】
【最近公布の法令その他】
【時事】
【相場表】
【埋草】
1.トンボ返りのない砲弾
2.射程15哩以上、100lb砲弾を発射する野砲
3.強力16ft旋盤電動機直結全歯車式A.H.C型
4.お魚の洋服登場(スフより暖くて・原料も無尽蔵)
5.竹筋コンクリート
6.発光生物の光を利用した理想的ランプ
7.工作材料の電磁的試験法
8.窒化鉛の工業化に朝鮮窒素火薬が成功
9.金属用新鋭写真機
10.優秀な金属マンガン
11.下水や塵埃のガスで自動車を走らせる!!
12.アルミニウムその他の数字発表禁止さる
13.銀入不銹鋼
14.戦時規格とは?
造兵彙報 第十八巻 第二号 昭和十五年二月一日
【研究調査】
超硬質合金の標示記号に就て 技術部(技師・福田健太)
糊状頭部電気熔接作業簡易化の研究名古屋工廠千種兵器製造所(砲兵少佐・岩下賢蔵、歩兵少尉・伊藤薫)
鉄鋼アルミニウム滲透法の研究 名古屋工廠千種兵器製造所(砲兵大尉・市川清、技手・森松次郎)
焼嵌用電気加熱装置の研究 大阪工廠火砲製造所(技師・市川行次、技手・三神光夫、技手・安田竹夫)
揮発油の引火に就て 小倉工廠技術課(工兵中尉・沢山源太郎)
【報告】
伊太利事情に就て 小倉工廠検査課(砲兵大佐・土岐鉾治)
【抄録】
微細部分の光学的検査 技術部(佐久間雇員訳)
英国の空襲防護必携 技術部(佐久間雇員訳)
熔接によるエバヂュア製タンクの組立 技術部(佐久間雇員訳)
考案一束 技術部(佐久間雇員訳)
【雑報】
わが国に於る新興合成化学工業に於て(商工省化学局長・永田彦太郎)
【特許】
【実用新案】
【文献紹介】
【最近公布の法令その他】
【時事】
【相場表】
【埋草】
1.絶対腐らぬ木材
2.シュペルゲビートの装備
3.欧州戦争と列国のアルミニウム
4.工業品の標準規格愈ゝ第2回分近く発表
5.人造石油に新特許
6.長期使用に耐へる人造ゴム
7.水を加へてガソリンを補強
8.国産銹落し剤完成
9.新不銹鋼の発見
10.エーテル化アルコール8万石16年末には市販
11.軟銅線の硬化
造兵彙報 第十八巻 第三号 昭和十五年三月一日
【研究調査】
硬厚膜クロムメッキ法〔特に実際作業の要領に就て〕 東京工廠 精器製造所
防酸ガスの鋼に対する作用に就て 名古屋工廠千種兵器製造所(歩兵少尉・伊藤薫、砲兵少尉・山本武久)
銀メッキ法に関する研究 東京工廠精器製造所(歩兵中尉・砂沢盛)
戦車用重油発動機噴射弁の性質に関する研究〔第1報〕 小倉工廠砲具製造所(技師・太田宰治、技手・望月栄
戦車用重油発動機噴射弁の性質に関する研究〔第2報〕 小倉工廠砲具製造所(技師・太田宰治、技手・望月栄
高速度鋼熔接棒に依る盛金バイトの研究 名古屋工廠熱田兵器製造所(技手・石塚行夫)
フラッシュバット熔接機使用による特殊バイト熔接に関する研究 名古屋工廠熱田兵器製造所(砲兵少尉・宮野
酸素、水素ガス熔接法の研究 名古屋工廠熱田兵器製造所(技手・河村〓男)
【報告】
独逸に於る技術界の趨勢(九州帝国大学助教授・佐藤博)
イタリーに於る最近の繊維素製造設備に就て 東京研究所
【抄録】
不銹合金製部品の組立並熔接 技術部(佐久間雇員訳)
露国に於る遠心鋳鋼法 技術部(彙報掛)
精密ダイヤモンドバイト〔切削角及推薦方法に関する概説〕 技術部(佐久間雇員訳)
質問と解答 技術部(佐久間雇員訳)
【特許】
【実用新案】
【文献紹介】
【最近公布の法令その他】
【時事】
【相場表】
【埋草】
1.珪弗化ナトリウムと弗化ナトリウムこれはどう違ふ
2.ガラス手榴弾
3.空水両用の爆弾
4.重作業工作機械にベークライト滑り面の使用
5.合金に於る圧縮率の減少に就て
6.脱酸剤
7.米国のアルコール混入揮発油の問題
8.興亜資源の大鉱脈
9.窒化鉛の工業化に成功
10.空気イオンと紫外線
11.超硬質合金コーアロイ出現
12.欧州大陸からロンドンを砲撃
13.Cuを被せた鋼板の電気熔接
14.ウラルヴオルガ平野の油田
15.スフ補強の特殊塗布剤新潟繊維工試が完成
造兵彙報 第十八巻第四号 昭和十五年六月一日
技術の向上に就て(陸軍兵器本部長、陸軍中将・斉藤弥平太)
【研究調査】
無煙火薬製造作業に於るエーテル中毒の医学的観察に就て 総務部(軍医少佐・光田忠雄)
含銅鋼地金のスクラップより銅及鋼の分離回収に関する研究 東京第一陸軍造兵廠第一製造所(嘱託・三島徳七
電気鋲温器の試作に関する研究 名古屋陸軍造兵廠熱田製造所(技手・石塚行夫)
セラック代用品に就て 大阪陸軍造兵廠技術課(見習士官・永井利夫)
95/TK燃料噴射ポンプ部品窒化法に就て 小倉陸軍造兵廠第一製造所(歩兵中尉・日塔庄三郎)
名古屋陸軍造兵廠に多発せる腸チブスに就て 名古屋陸軍造兵廠医務課(軍医大尉・小田時平)
【講演】
時局と軍需工業(陸軍兵器本部次長、陸軍中将・小須田勝造)
【抄録】
新式機械紹介 技術部(佐久間雇員訳)
条件付精密検査法 技術部(佐久間雇員訳)
兵器維持中隊の施設 技術部(佐久間雇員訳)
炭素鋼に及ぼすアルミニウムの影響 技術部(彙報掛)
強靭鋼 技術部(彙報掛)
【特許】
【実用新案】
【文献紹介】
【最近公布の法令その他】
【時事】
【相場表】
【埋草】
1.蘭領印度の重要性
2.第1次世界大戦に幾何の石油を消費したか
3.大豆から代用ゴム
4.燃料節約時代に素晴しい発明
5.陸軍利潤統制を強化徹底
造兵彙報 第十八巻 第五号 昭和十五年八月一日
【研究調査】
干渉計に依る脈理の検査法 東京第一陸軍造兵廠研究所(砲兵少尉・久保田広)
軽合金並銅合金鋳造法の研究〔第2次〕 東京第一陸軍造兵廠第一製造所(技手・浜野清)
薬莢熱間搾出工具に関する研究〔第1次〕 名古屋陸軍造兵廠高蔵製造所(技師・柴田耀実)
高速度鋼熔接棒熔剤に関する研究 名古屋陸軍造兵廠熱田製造所(技手・石塚行夫)
【報告】
日本学術振興会光高温計講習会出張報告 名古屋陸軍造兵廠技術課(技師・稲熊惟孝、技手・山添滝次郎、技手
学振便り 大阪陸軍造兵廠研究所(砲兵大尉・中村一郎)
科学審議会の答申決る 技術部
【雑報】
輓近金属学の進歩 前東北帝国大学総長(理学博士・本多光太郎)
【抄録】
可燃性蒸気の爆発 東京第二陸軍造兵廠(技術幹部候補生・河村喜久雄訳)
Britannia X※※※印S.P.M.旋盤 技術部(佐久間雇員訳)
蒸気ドームに就て 技術部(彙報係)
強靭鋼 技術部(彙報係)
薬莢の製造 技術部(佐久間雇員訳)
S.A.E.ニッケル合金鋼の工作法 技術部(佐久間雇員訳)
【特許】
【実用新案】
【文献紹介】
【最近公布の法令その他】
【時事】
【相場表】
【埋草】
1.爆発又は発射の際に発生する空気衝動波の圧力の測定
2.20in、26in及33inスイング正面削り中グリ旋盤
3.超々高速度大風洞新設
4.ナイロンに劣らぬ新合成繊維完成
5.ビルマとは?
6.ニトロセルローズの吸湿性
7.工場能率増進10則
8.仏領印度と日本
造兵彙報 第十八巻 第六号 昭和十五年十一月一日
【研究調査】
鋼の性質と結晶粒度並にその測定に関する研究 大阪陸軍造兵廠研究所(技手・亀海元作)
将校用軍刀製作に関する研究(第3報) 小倉陸軍造兵廠第一製造所(陸軍少佐・早川良三、技師・太田宰治、
鋳鋼と鋼板との熔接に関する研究 日本学術振興会(委員・氏家竹次郎)
ガス熔接及切断に於けるアセチレンの消費量の査定に就て東京第一陸軍造兵廠技術課(雇員・二宮武七)
分光器に依る金属の迅速定量分析法の研究 小倉陸軍造兵廠技術課(陸軍大尉・篠崎通彦、技手・隅山佑生)
【報告】
国産不良旋盤の解剖の一例 技術部
孔又は軸の中心距離に対する寸法差及ゲージ方式規格立案要旨 技術部(技師・福田健太)
偏心に対する公差及ゲージ方式規格立案要旨 技術部(技師・福田健太)
【雑報】
本邦に於ける銃用鋼製造の沿革 小倉陸軍造兵廠(八幡出張所)
金属の凝固及冷却収縮に就て(理学博士・本多光太郎)
【抄録】
超仕上法抜萃 技術部
ペダーセン半自動小銃とMO3スプリングフィールド銃の比較 技術部
万能錐ジグの設計 技術部
並行表面研磨盤 技術部
6主軸自動チャック旋盤 技術部
強靭鋼〔その6、その7〕 技術部
造兵彙報 特別号 昭和15年11月1日
1.緒言
2.ISA方式の起源
3.ISA嵌合方式の基礎的要件
1.称呼寸法の区分
2.嵌合単位
3.嵌合等級
4.ISA嵌合方式の構成
1.ISA公差方式
A.加工性質番号及基本公差
B.軸及孔に対する公差の配置
2.ISA嵌合方式
A.遊合
B.遊静合
C.静合
5.ISA嵌合系統
6.ISAゲージ方式
1.ゲージの型式
2.ゲージの製作公差
3.工作ゲージ製作公差並に磨耗代の関係
A.称呼寸法1~180mmの場合
B.称呼寸法180~500mmの場合
4.点検ゲージ
5.独国陸軍補設規格
7.結言