帝国海軍 第4巻第2号(大正7年2月)
寄書及論説
再び軍律下に起る罪悪の救済に就て(社長 堀田英夫)
入神の技(海軍大佐 山崎米三郎)
本末転倒(海軍中佐 阿部真一郎)
桐一葉(海軍機関中尉 藤田健六)
学術及技芸
日露戦役の於ける水雷戦(海軍大佐 関才右衛門)
爆薬火薬の梗概(海軍中佐 波多野貞夫)
帝国海軍教育制度変遷の回顧(海軍中佐 阿部真一郎)
二等国海軍の最新艦(法学士 山本都世麿)
艦艇名私考(海軍大尉 白浪逸人)
軍事及兵事
独逸補助巡洋艦「モエーヴエ」の行動
欧州大戦皮相観(鉄鞭将軍)
最近列国海軍事情(編集子)
史談及小説
吉野の史跡(阿部天真庵)
墨杖(伊藤秋風)
冒険小説:猛艦長(阿武天風)
悔悟(横須賀防備隊 渡辺影法師)
我輩は軍艦の鼠である(沖々生)
雑録及通信
帰京の前夜(阿武天風)
晩秋の嵐(舞鶴防備隊 蒼望生)
湖畔だより(海軍砲術学校 佐々木凡平)
平凡(軍艦伊吹 佐藤吾山)
雑感(スター記者)
或夜に(勝力 藤岡春風)
十月の空(舞鶴海軍病院 荒井花翠)
醒めるまで(駆逐艦吹雪 西島紅涛)
太平洋上大観の賦(阿部天真庵)
運命(軍艦榛名 鈴木林風)
青島攻囲戦従軍日記(常時の海軍重砲隊員 伊藤秋風)
誌上信号
投書及文芸
出征歌(軍艦出雲 中村隆川)
大湊の天然(駆逐艦有明 大野蛍夢)
たふとき農者の働き(軍艦周防 島田究悟)
幸に湖畔まで(軍艦河内 鷲頭漂花)
白萩の花(茨城 萩谷喜美子)
淫らな夜(軍艦霧島 粟田剣文)
K君へ(軍艦山城 佐川哀花)
進級のあと(第一駆逐隊 市毛緑葉)
落伍者に学ぶ(軍艦肥前 沓脱雪道)
嗚呼此の言を奈何(駆逐艦曙 鵜沢枕流)
決別(海軍水雷学校 寛端顕乞)
去年の正月(軍艦出雲 草野政太)
懸賞小品文
和歌俳句○軍人川柳冠付
試験問題と答案○編集便り並に社告