帝国海軍 第3巻第8号(大正6年8月)
口絵有
寄書及論説
故上村海軍大将を懐ふ(社長 堀田英夫)
衛生の本義(心教道話会長 品田俊平)
武勇の真髄に就て(海軍中将 佐藤鉄太郎)
韓国併合を憶ふて(海軍中佐 阿部真一郎)
学術及技芸
海上交通発達の梗概(GS 海軍少佐)
威海衛の襲撃 海軍中佐(関才右衛門)
大砲の発達に就て 海軍中佐(MS生)
壮烈なる駆逐隊の戦闘(海軍中佐 日高謹爾)
独逸補助巡洋艦「モェーヴェ」の行動
米海軍募兵の状況(堀田海軍中佐)
最近列国海軍事情(編集子)
史談及小説
吉野の史跡(阿部天真庵)
関ヶ原の戦と其前後(軍艦伊吹 佐藤吾山)
媾曳(軍艦榛名 金子紅二)
我輩は軍艦の鼠である(沖々生)
雑録及通信
敢て教乞う(軍艦肥前沓脱雪道)
噫余語兵曹(軍艦金剛 今枝碧浪)
噫妹よ(駆逐艦桐 佐藤岳水)
夏に成つて(航空隊 二葉子)
母港の姉様へ(軍艦朝日 菊地碧洋)
死にゆく人へ(第一駆逐隊 市毛緑葉)
青島攻囲戦従軍日記(常時の海軍重砲隊員 伊藤秋風)
軍港要港各地通信○誌上信号
投書及文芸
尊き艦(舞鶴海兵団 由利貞蔵)
故郷の弟へ(軍艦河内 鷲頭碧浪)
月見草(茨城 仲田蛍克)
目覚め(軍艦榛名 山崎山洲)
入園する実弟へ(軍艦山城今野匡秋)
父に従ふ友へ(軍艦津軽 伊勢崎薫風)
警戒航行中の一夜(軍艦明石 楓林生)
夏の野山(海軍戦闘学校 中島藤一)
美味の生活(軍艦霧島 山口軍蔵)
初航海(横須賀防備隊 藤岡紫陽)
平和な自然(舞鶴海兵団 工藤黙孝子)
夏を迎ふるの所感(軍艦伊吹 髯正生)
決心(工作船関東丸 藻山朝霞)
若き水兵よ(軍艦山城 佐川哀花)
免役の友を思ふて(特務船勝力 中里勝人)
宇宙随筆(軍艦肥前 三原宇宙)
懸賞小品文
和歌俳句○軍人川柳冠付
試験問題と答案○海軍出身の栞○編集便り