りべらる 第6巻第10号(昭和26年10月)
特輯:今や東京の風紀は彼女たちによつて代表される
東京のオフイスガール
各権威の筆になる女体性科学の決定版
女体を手術する
男性読本玄人女にもてる男(益田弘夫)
女性研究ヒモを持つ女の心理(吉沢亮太)
愛情指針失恋したときの別れ方(日夏由起夫)
結婚手帖新婚旅行はどこがいいか(青木豊)
間違つた結婚対談(藤田秀弥・町田進)
性慾からみたサラリーマンの能率(竜胆寺雄)
田舎娘のみた東京(森本とみ子)
フロイド心理学による貴女の夢を鑑定する(高橋鉄)
盲人妻を語る(瞼に姿なき妻の姿を画きつゝ盲人の愛情の秘密を語る異色篇)(中塩幸祐)
日本軍のペスト菌製造工場(ソ連発行の秘密文書による太平洋戦争下の驚くべき真相)(影浦憲)
捕鯨船港に帰る(半歳の年月を南海にすごして帰港せる捕鯨船員の肉慾開放の一夜)(財部二三男)
ミストルコがみた素裸の男(相変らず盛況を極めている銀座温泉の湯女のみた裸の男の生態)(山村ふみ子)
百万円貯めた夜の女(あすの日を考へぬ夜の女のなかにもこのような女性もいるという実例)(深田徹)
男女外交員の実態(深刻を告げる失業難にはびこる外交員募集の種々相とその真相をえぐる)(並木正之)
女性変遷三十年(岩田専太郎)
女は悪魔と同居している(魔性の女に操つられて死に追ひやられた兄をしのんで訴へる手記)(神島襄介)
女給初年兵(婦人記者から女給に転向した筆者がこの世界の驚きを語るの記)(笠井園子)
男妾第一号(最近新聞紙上を飾つた男の売春事件を本誌独特の立場から栽判する)(本誌記者)
読物人物伝近藤勇(岩堀光)
りべらる社会科人工肉体罷り通る(郷承三郎)
グラビア有
傑作小説:東京の貞操(竜胆寺雄・下高原健二え)
新本忠臣蔵(村上元三・富永謙太郎え)
二大実録読物
残虐は栽かれねばならない、しかも世に出ぬ数々の残虐行為がある
太平洋戦争残虐記録(野一色幹夫)
三十人の男と一人の女をめぐる運命の闘争の悲劇はどこに行く!
アナタハン島の女地獄(土田隆)