りべらる 第6巻第6号(昭和26年6月)
映画人と本誌筆陣との協力による戦後映画界の精密なる解剖書!
戦後映画界白書
特別掲載三人の女学生の性生活(佐門太郎)
男女講座:初恋をしてゐる男女へ(西村伊作)
男性は女性の身なりにどんな関心を持つか(青木豊)
遊ぶなら今のうち(不良女学生のヒーローたち)(藤田秀弥)
女性研究女が拒めなくなる五つの場合(遠家茂和)
愛情講座肉体的求愛の時期とその切り出し方(日夏由起夫)
公園で車中で映画館で彼女たちは性の攻撃に如何に対処したか?
街頭実験による東京女性の貞操反応
性愛に満足してゐる表情の種々相(半沢達夫)
女はこんなとき欲情を煽られる(園村美弥子)
最も完全な避妊法(永代橋病院長 西島実)
闇市裏面史(新宿の姐御として有名な筆者がはじめて告白する夜の世界の真相)(アンペラお君)
アパート千一夜(東京の世相は今やアパート生活によつて単的に現われてゐる)(影浦憲)
東京西郊清瀬村結核療養所界隈(くぬぎ林に展開する結核患者と看護婦のすさまじい愛欲をつく)(郷承三郎)
夜のボスの正体(夜のボスたちは女を喰つて生きている、その貪らんな女生活をあばく!)(津軽信雄)
人工授精病院探訪(慶応病院で実施されてゐる日本で最初の人工授精の現状をのぞく)(杉浦哲次)
桃色教師と教へ子達(東京都下保谷町に起つたいまわしい事件に基づく本誌独特の調書)(藤野修)
夜バイトの女子大生(学業のために身を売る彼女たちはやがて自ら学業を放棄するに至る)(小松良一)
玉川上水の投身死体(年に四○人は下らぬといふ死の名所に戦後人心の縮図をみる探訪記!)(財部二三男)
売春派出婦(生活難から派出婦に転じた未亡人をとりまく誘感のあの手この手)(荒城勉)
井の頭公園風流記(公園に穴居する浮浪者は何をみたかこゝには狂暴な性の乱舞がある)(本誌記者)
米兵と日本妻(彼らの結婚はいかにして結ばれたか?そして現在は?)(J・ハリス)
西部の二世娘(西部開拓は今も尚つづいてゐるその危険な世界にとびこんだ日本娘を描く)(大久保敏雄)
りべらるエチケツト・東京の緑地帯・世相切抜帳私の武器後記・りべらるの二ツの読み方
口絵・グラビア有
本邦随一の規模を誇る栃木刑務所に探る驚くべき女囚の生態!六十枚
栃木女囚刑務所(深田徹)
傑作小説:黄金夫人・・・完結篇(貴司山治・栗林正幸(え))
新本忠臣蔵(村上元三・富永謙太郎(え))