千一夜　第３巻第１０号（昭和２５年１０月）

問題小説　につぽん　チャタレィ夫人の恋人（夏本圭之助）
金・金・金ゆえに女は恋人を殺したが　美貌の女守銭奴（茂木草介）
鬼才　織田作の名作をしのぐ情痴小説　新土曜夫人（吉田定一、名取一郎画）
夜会服の凌辱魔（葉田光）
汚され、ふみにじられ、血みどろの女体の彷徨　肉体の三十八度線（毛利キミ江）
女心を解剖する　女性は暴力に飢えている（島本三郎）
かく純潔を守れ　戦乱と貞操の危機（高田三平）
閉された性生活
わたしは男がこわい（尼僧の告白）（金山妙秀）
指をくわえて見る夜（旅館女中の告白）（三島トミ子）
そのハンカチに男の臭（女囚の告白）（小宮和子）
性愛秘話　初夜を覗いた女（草薙久人）
徳川闇房情話　寵妾合戦記（井野八博）
女尊男卑部落をさぐる　女天下かしづく夫たち（柴崎正）
世界猟奇恋愛飛行
食人種の性愛（ニユー・ジーランド）
鳥の巣と共同遊廓（リオ・デジヤネロ）
虹色ののぞき窓（ハンブルグ）
老女の性技巧（マルセイユ）
カイロの人肉市場（エジプト）
人魚の魅惑（カナリヤ群島）
グラビア有
断然面白い本誌独占読切集
純情狂恋　灼熱の抱擁（大林清、山中弘二画）
恋の越境　赤色結婚（館一平、八木静男画）
青春激情　色地獄に堕ちても後悔しない（高桑壮太郎、島光画）
情炎酔生　人妻愛撫（渋沢秀雄）
女性は妊娠の苦悩から解放された　堕胎摩天楼（下高原健二画）（京都伸夫）