新演芸 第5巻第1号-第5巻第4号(大正9年1月~4月)
新演芸 第五巻第一号
口絵・写真・附録有
劇壇未来記
黙阿弥劇は何うなるか(岡本綺堂)
翻訳劇の運命(小山内薫)
新劇はどうなるか(中村吉蔵)
オペラの将来(小林愛雄)
新舞踊と三絃楽の将来(町田博三)
女優の将来(秋田雨雀)
新派の芝居をどうするか(久保田万太郎)
漫画国の芝居:芝居見物客四態(岡本一平)
明き盲の見た帝劇(近藤浩一路)
芝居に与ふる警告(清水勘一)
演芸未来観(池部鈞)
大正九年劇界予想(水島爾保布)
明治大正劇壇画史(中西立頃)
新らしい高助と田之助
芝居興行一覧
読者の世界
懸賞当て物発表
お正月の読物
新年の辞に代へて
父は斯う語った
手を取って優しく教へた(実川延若)
団蔵の貯金箱(市川九蔵)
褌を被った翫雀(中村雁治郎)
踊らない歌六(中村吉右衞門)
勘忍を飲む雀右衛門(中村雀右衞門)
不愛想だった斎人(市川右団次)
新富座「直侍」の合評(芝居合評会)
歌舞伎劇の新悲哀(楠山正雄)
大正九年芸壇見無記(岡鬼太郎)
黄金国の春(芝居行脚)(松居松葉)
酒席の尾上梅幸(伊坂梅雪)
京都から一筆参らせ候(岡田八千代)
賎機に就いて(岡村柿紅)
昨年の大阪劇壇回顧(中井浩水)
楽屋風呂(川尻清潭)
大阪演芸風聞録(玉谷五十一)
新らしき舞台装置(武内武)
越路の岡崎の晩(おに)
楽屋かり仕切場へ(黒顔子)
未来の中堅
お父さん其の侭に(中村福助)
膝の上へあがる猫(市川莚升)
写真機を手にして(市川八百蔵)
日記の一節から(中村芝鶴)
若い巧まい猟人(市川男女蔵)
スケートで叱られる(尾上丑之助)
お寿司の失敗(助高屋高助)
小さい計画家(沢村田之助)
女性のやうに(中村福太郎)
冬でも扇を持つ(中村扇雀)
新婚夫婦の寐姿(嵐カク蔵)
我が地方の劇通
輸出向の好劇家(大津 百八生)
所謂芝居通の人達(金沢 格平生)
昔は幅の利いた櫓(富山 緑之助)
洗煉された田舎役者(静岡 丘華生)
渋い物より珍しい物(山形 公孫樹)
私の浮気はお芝居(水戸 辰彦生)
先代萩御法度の頃(仙台 さの字)
身代を潰した芝居通(札幌 ポプラ生)
興行師に頭がない(高知 鯨平生)
毛色の変った劇通(岡山 兵衞生)
東京役者とその芸(下関 山比古)
首実検と寺子屋(長崎 停舟生)
昔の太政官芝居(熊本 蘇煙生)
好い芝居が来ない(大分 晋之助)
飯田は劇通の本場(長野 賛史楼)
芝居小説鳴神の堕落前後(田村西男)
芝居小説阿波の十郎兵衞(渡辺霞亭)
長篇小説古柏莚根元助六(池田大伍)
新演芸 第五巻第二号
口絵・写真有
私の父は斯う語った
禁酒が結婚条件の高助(沢村宗十郎)
芸を離れない団十郎(市川三升)
何も教へない左団次(市川左団次)
入歯を失くした秀調(阪東秀調)
歌舞伎劇の前途に就て(秋田雨雀)
演劇の平民化(松居松葉)
猿屋路考の話(関根黙庵)
右田寅彦翁を悼む(岡村柿紅)
春の木挽町(鬼太郎)
「戦の後」を見た跡(灰野庄平)
素顔の市村羽左衞門
非ズボラの羽左衞門(尾上梅幸)
画家可江先生(山崎紫紅)
沼津の一漁夫(中川竹次郎)
芝居と役者の芸(河合武雄)
斯う気焔を吐く(池部鈞)
猟へゆく日(市川男女蔵)
新派劇の三頭目(黒顔子)
初春の明治座漫画(清水勘一)
市村座「村井長庵」合評(芝居合評会)
大阪の客が芝居を見る時(石割松太郎)
鏡に挨拶する右団次(天児生)
舞踊愛好家の手帳(町田博三)
時計を解剖する竹松(竹柴鵞三)
仙魚の満足(香取仙之助)
「邪劇集」を読みて(鈴木泉三郎)
芝居小説阿波十郎兵衞(渡辺霞亭)
長篇小説古柏莚根元助六(池田大伍)
編集日誌
興行一覧
懸賞あて物発表
読者の世界
各地芸信
口上
三百円新懸賞何方の舞台へ出るか
新演芸 第五巻第三号
口絵・写真有
舞台の背後で活動する人々
三劇場主脳者の印象(伊原青々園)
新派劇のどん底から(徳田秋声)
岡さんのこと(久保田万太郎)
市村座の二顧問(池田大伍)
異った二つの傾向(河竹繁俊)
幕内で働く人々(内山佐平)
作者部屋で見た人々(浜村米蔵)
大阪松竹の人々(中井浩水)
雑感雑話(岡村柿紅)
劇場茶話(小山内薫)
酒の喜多村(里見〓)
明治座の花柳に(岡田八千代)
明治座「生命の冠」合評(芝居合評会)
二長町の蛙角力(大愚堂主人)
尾上音蔵と猫(香取仙之助)
市村座の初日(鬼太郎)
市村座漫画帖(岡本一平)
「法難」の稽古から(黒顔子)
骨寄せ岩藤の種明し(竹柴鵞三)
加賀見山霞花道(中西立頃)
東海道芝居見立絵(吉原 香取仙之助・興津 水島爾保布)
家庭から楽屋に(守田勘弥)
楽屋風呂(川尻清潭)
大阪芸界風聞録(美野一白)
大阪の舞台から(伊井蓉峰)
「三浦製糸場」と「生命の冠」
未熟な新作と俳優(岩野泡鳴)
「作者の腹芸」といふこと(豊島与志雄)
愉快と不愉快(江口渙)
賛成する事(邦枝完二)
初日の「生命の冠」(田中純)
吉例文士劇から(森暁紅)
舞踊愛好家の手帳(町田博三)
「演劇私議」冷笑(みの吉)
川尻さんに叱られる(内山佐平)
編集日誌
各地芸信
読者の世界
口上
市村羽左衞門上演用懸賞脚本発表
写真有
三人吉三(芝居小説)(田村西男)
古柏莚根元助六(長篇小説)(池田大伍)
新演芸 第五巻第四号
口絵・写真有
誰にも遠慮のないお話
金百万円を手にすれば(市川左団次)
船でも二三舳あらば(中村吉右衞門)
原首相より守田勘弥(松本幸四郎)
お仕打の言葉(実川延若)
苦労性の無駄話(鈴木泉三郎)
笑っている生活(森律子)
「法難」の廊下から(邦枝完二)
新懸賞菊五郎は誰を撮しているか
「法難」と信仰の劇化(沖野岩三郎)
栗毛の清正と青の多助(鬼太郎)
歌舞伎座の楽屋から(長田幹彦)
長い幕間の初日(黒顔子)
新狂言筋書閻魔小兵衞(金田伝次郎)
舞踊愛好者の手帳(町田博三)
東海道見立絵(尾上梅幸・沢村源之助)
芝居見たまゝ阿波十郎兵衞(松長照夫)
大阪中座を見て(岡村柿紅)
大阪演芸風聞録(美野一白)
芝居漫画と舞台写生
三月劇壇鳥瞰図(中西立頃)
白鳥の歌(秋草三郎)
帝国劇場の「塩原多助」(清水三重三)
新富座のオペラグラス(近藤浩一路)
劇壇六面観(清水勘一)
「盛綱」スケッチ帖(名越国三郎)
小説:中村仲蔵(長篇小説)(小山内薫)
清盛と西光(新富新狂言)(山崎紫紅)
毒饅頭(帝劇新狂言)(本山荻舟)
「勢平家物語」合評(芝居合評会)
編集日誌
読者の世界
興行一覧
校了の日に