歌舞伎 第131号-136号(明治44年5月~10月)
歌舞伎 第百三十一号
口絵有
戯曲「人力以上」(完)(ビョルンソン作)(鴎外口訳)
戯曲「街の子」(シュミット・ボン作)(鴎外口訳)
新無線電話(帝国劇場の事)(室田武里)
舞台監督と批評家との必要(小宮豊隆)
「ハムレット」に就いて(坪内逍遥)
登場以前の所感(東儀鉄笛)
ハウプトマンの新作「鼠」
「吉野拾遺」について(榎本虎彦)
「吉野拾遺」の衣裳調度(村田丹陵)
私の伊賀局(中村芝翫)
「沼津」の平作(片岡仁左衞門)
歌舞伎座見物記(志ぐれ女)
歌舞伎座の評(伊原青々園)
仁左衞門の「沼津」(岡村柿紅)
重兵衞と平作(幸堂得知)
「椿姫」について(松居松葉)
喜劇「最愛の妻」(松居松葉)
帝国劇場の「椿姫」(青々園)
喜劇「新帰朝者」(中村春雨)
「鈴の音」と「痴人と死」と「新帰朝者」(HTM)
自作の上場と劇作家の自覚(川村花菱)
試演劇場の第三回(ほのほ生)
東京座の「源冶店」(守屋物平)
お能の空気(山崎紫紅)
新脚本と其道具立(続)(伊藤静雨)
市村亀蔵の事(関根黙庵)
仏人喜劇「チョコレート商の娘」
活動写真の「アンナ・カレニナ」(吉山旭光)
抱腹絶倒会(防風子)
二の替りの曾我廼家(すの字)
蓬莱座の若手揃ひ(寿山生)
東京座と演伎座(代地生)
真砂座を観る(はじめ)
宮永座の書夜(春浦生)
再び「お妻八郎兵衞」について(伊原青々園)
「奴鞘当」について(中内蝶二)
市村座の初日(青々園)
劇談会(青々園、無名子、有楽生、旭光、藤千庵)
大阪より(竹亭瓦片)
京の四月―都踊と新京極(大槻孤舟)
京の其他(宮島春斎)
横浜の「会我廼家」劇(長谷川芋作)
仙台より(関鉄哉)
北海道より(伊藤百造)
劇壇時事(一記者)
一覧有
新刊紹介(人と人―声曲全書―動善懲悪白浪集)
附録有
歌舞伎 第百三十二号
口絵有
戯曲「街の子」(続)(シュミット・ボン作)(鴎外口訳)
新無線電話(室田武里)
劇界の黒人(坪内逍遥)
頼家の仮面(岡本綺堂)
明治座の「妹脊山」(清潭生)
明治座の五月(芹影女)
今の新派劇(佐藤紅緑)
昔ながらの希臘劇(広政法天)
「ハムレット」の舞台稽古(時雨女)
帝劇の新女優(青々園)
第四回試演劇場試場に就いて
自作「人買と小桜丸」(国枝史郎)
私の作「復讐」(楠山正雄)
「土屋主税」年表(虎外生)
新富座の上方俳優(ほのほ生)
雁治郎と梅玉(青々園)
梅玉の孫右衞門(清潭生)
市村亀蔵の事(続)(関根黙庵)
五月の各座評
本郷座の楽天会(青々園)
宮戸座の「秋葉颪」(すの字)
露西亜の早変踊(獏人)
有楽座の会我廼家(防風子)
蓬莱座を見て(寿山生)
真砂座の「岩木村」(はじめ)
宮戸座の昼(すの字)
東京座の「天理教」劇(教外生)
劇談会(青々園、橘秋人、ほの字、守屋物平、春斎、成蹊)
活動写真の「ハムレット」(吉山旭光)
私のハムレットの役(土肥春曙)
「ハムレット」の初日(青々園)
大阪より(竹亭瓦片)
京都の五月(富島春斎)
京の鴨川踊(大槻孤舟)
仙台より(関鉄哉)
北海道より(百坊)
劇壇時事(一記事)
一覧有
新刊紹介(辞林―模範英和辞典―東京印象記―風俗志林)
附録有
歌舞伎 第百三十三号
口絵有
戯曲「街の子」(続)(シュミット・ボン作)(鴎外口訳)
サラベルナールの十戒
新無線電話(室田武里)
自由劇場の準備の一部(小山内薫)
第四回の自由劇場(芹影女)
「歓楽の鬼」について(長田秀雄)
「第一の暁」について(秋田雨雀)
「河内屋与兵衞」について(吉井勇)
「河内屋与兵衞」の舞台面(平岡権八郎)
新脚本と其道具立(下の下)(伊藤静雨)
「振武軍」と其他(尾上梅幸)
「山門」の型(長者丸)
「菊畑」と「三上山」(芹影女)
二たび帝国劇場を見る(青々園)
本郷座芸談
僕の藤田達也と作の内容(高田実)
山根助雄の役(秋月桂太郎)
植木屋勇吉(小織桂一郎)
本郷座の「竹雨双志」(青々園)
拙作「大津絵艸紙」(岡本綺堂)
又平と新三(尾上菊五郎)
市村座の「髪結新三」(芹影女)
市村座の中幕より(青々園)
「ゼ、チョコレエト、ソオルヂャア」を見て(小山内薫)
「女浪人」と「宵庚申」(中村芝翫)
僕の立廻り(市川猿之助)
歌舞伎座見物(時雨女)
「心中宵庚申」を見て(芹影女)
「女浪人」の鳴物(浪々生)
バンドマン一座と演芸同志会(芹影女)
宮戸座の今月(すの字)
三崎座の「白桔梗」(獏人)
有楽座の楽天会(春浦生)
蓬莱座の「弁慶」(寿山生)
真砂座の五九郎(獏人)
尾上卯三郎物語(竹田生)
私の新喜劇(曾我廼家五九郎)
西洋劇に就て(高安月郊)
エレン・テリーのオフィリヤ(森ほのほ)
活動写真化せる二文豪の作品(吉山旭光)
劇界の珍書(春浦生)
朝鮮演劇(むらさき)
大阪より(伊井蓉峰)
浪花座の中幕(竹亭瓦片)
「心中万年草」を観る(大槻孤舟)
京都の六月(宮島春斎)
北海道より(百坊)
最近の感想(川村花菱)
劇談会(ほの字、藤千庵、中老人、旭光)
劇壇時事(一記事)
一覧有
新刊紹介(幻影と夜曲―近松劇本集―実説文庫―処世訓)
歌舞伎 第百三十四号
口絵有
戯曲「街の子」(シュミット・ボン作)(鴎外口訳)
梅玉歌右衞門(伊原青々園)
「渦」について(田口掬汀)
写真有
新富座の盆狂言(青々園)
卒業試演印象断片(瀬戸閻太郎)
芝居興行者としての三十年間(二十)(田村成義)
私の文覚(中村吉右衞門)
「文覚」年表(なち生)
写真有
中幕の「閻魔大王」(尾上菊五郎)
盆の市村座(青々園)
歌劇「チチアンの死」を論ず(青山郊汀)
帝劇巡島記(幸堂得知)
七月の帝国劇場(青々園)
写真有
「隈取安宅松」興行年表(伊坂梅雪)
本郷座での役々(秋月桂太郎)
写真有
本郷座の二の替(青々園)
真砂座の「白桔梗」(獏人)
「夏祭」と「毛剃」について(関三十郎)
関三の追善芝居(寿山生)
有楽座の五九郎(すの字)
宮戸座の昼夜通し(防風子)
東京座の七月狂言(春浦生)
明治座の喜楽会(すの字)
横浜の盆芝居(山野芋作)
大阪に於ける文芸協会(東儀鉄笛)
宗之助の「破戒曾我」(翠浪生)
大阪より(竹亭瓦片)
仙台より(関鉄哉)
北海道より(百坊)
活動写真化せる欧洲三名家の作品(吉山旭光)
続旅役者の日記(一)(東山不二麿)
風流しのび草(春浦生)
劇談会(物平、小葩、金竜、虎外、はじめ、けん一)
劇壇時事(一記事)
一覧有
新刊紹介(午前三時―実録文庫第二編)
附録有
歌舞伎第百三十五号
口絵有
戯曲「街の子」(鴎外口訳)
通俗的の脚本(中村春雨)
金泉丑太郎日(一)(伊原青々園)
写真有
巴里で興行せるダヌンチオの新作
梅玉伝補遺
梅玉に関する一書(前田芳柳)
歌右衞門の芸風(森ほのほ)
小説から劇へ(孤島)
文芸協会の私演に就いて
(1)真面目には研究してゐる(東儀鉄笛)
(2)私の役はヘルマー(土肥春曙)
(3)外国で見物した「人形の家」(中村春雨)
(4)「人形の家」の原作(高安月郊)
梅幸と芝翫(相馬御風)
秀調の「鳴戸」の型(よしを)
旅窓劇話(世界定め及び寄初)(関根黙庵)
八月の新劇本(川村花菱)
活動写真化するシルレルの作(吉山旭光)
襲名問題の先例(伊原青々園)
五代目歌右衞門の襲名(田村成義)
写真有
加賀屋成駒屋系図調(関根黙庵)
逢莱座(寿山生)
三崎座(獏人)
宮戸座(防風子)
振はない横浜の芝居(山野芋作)
劇談会(菊奴、虎外、黛水、元楼、酔月、琴の字、旭光、駒子)
西洋の旅役者(山野芋作)
京都の八月(宮島春斎)
仙台より(関鉄哉)
北海道より(百坊)
小樽たより(芳郎)
尾上岩五郎の最期(山野芋作)
故岩五郎(代地生)
劇壇時事(一記事)
一覧有
新刊紹介(馬鹿野郎・滑稽十二ケ月…草画舞台姿)
附録有
歌舞伎 第百三十六号
口絵有
戯曲「街の子」(完)(鴎外口訳)
私演の舞踊劇(坪内逍遥)
脚本の現状
新無線電話(歌舞伎座と松竹会社)(室田武里)
見物の要求(小山内薫)
「扇屋」と「陣屋」(伊原青々園)
拙作「夢殿」(右田寅彦)
「夢殿」の衣裳道具(鳥居清忠)
喜劇「心機一転」の作意(太郎冠者)
写真有
帝国劇場の新狂言(尾上梅幸)
帝国劇場の九月(青々園)
加賀屋成駒屋系図調(つづき)(関根黙庵)
新富座芸談
力枝とお歌(河合武雄)
「血統」について(伊井蓉峰)
私の役々(村田正雄)
劇壇註文帳(林和生)
喜多村と河合(葉椰子)
新富座の「侠艶録」(青々園)
写真有
河合と喜多村の力枝、村田の徳の市、伊井の信三郎
脚本「血統」(中村春雨)
脚本と舞台(川村花菱)
金泉丑太郎日記(二)(伊原青々園)
写真有
三座の「影絵」(幸堂得知)
有楽座の人形芝居(青々園)
帝国劇場「蝴蝶の舞」について(松居松葉)
近松の「世継曾我」(岡本綺堂)
日本最初の外人劇(山野芋作)
九月の新脚本(花菱生)
劇談会(物平、実、芋作、歌右衞門、浜男、虎外、旭光、元楼、芦葉)
横浜より(いの字)
京都の独立劇場(大槻孤舟)
仙台より(関鉄哉)
井卜正夫の「ベルス」(よしを)
北海道より(百坊)
新しき眼と旧き頭(ほのほ生)
故市川団蔵の事(青々園)
劇場時事(一記事)
一覧有
新刊紹介(劇五篇―三笠山)
附録有