歌舞伎 第119号-124号(明治43年5月~10月)
歌舞伎 第百十九号
口絵・説明有
戯曲「人の一生」(完)(鴎外口訳)
新無線電話(室田武里)
本郷座楽屋訪問記
「白鷺」の脚色について(柳川春葉)
芸者小条(喜多村緑郎)
稲木順一(藤沢浅二郎)
本郷座の初日(芹影女)
脚本本位(中村春雨)
新社会劇の上場(土肥春曙)
新社会劇の脚本(井出蕉雨)
新社会劇の賛助者として(伊原青々園)
脚本の払底難(坪内逍遥)
ボストンの劇況(坪内士行)
新忠臣蔵を望む(草野柴二)
俳優学校試演劇(しぐれ女)
試演会印象(川村花菱)
昔の新聞劇評家(若菜胡蝶園)
歌舞伎座芸談
「新薄雪物語」と私の役(片岡仁左衛門)
左衛門と娘おれん(沢村宗十郎)
薄雪姫(市川女寅)
団九郎と市之丞(市川猿之助)
妻平と伊賀守(市川八百蔵)
籬と松ケ枝と三千歳(尾上梅幸)
国俊と倅の口上と直待(市村羽左衛門)
秋月大膳(片岡我蔵)
梅の方と民部(中村茂翫)
歌舞伎座合評(伊原青々園・伊坂梅雪・杉贋阿弥)
「薄雪年表」
「鞍馬山年表」
「直待年表」
俳優としての理智と神経を(松本苦味)
九女八の「女猿廻し」(前田芳柳)
会我廼屋の二の替(青々園)
柳盛座の「紅葉狩」(吉山旭光)
喜楽座の文士劇(前田芳柳)
横浜の羽衣座(青々園)
芝居興行者としての三十年間(十四)(田村成義)
小設の脚本化について(松居松葉)
市川市十郎の「熊谷」(防風子)
隈取の話(市川新十郎)
蓬莱座「尾張伝内」の一齣(鈴木春浦)
劇談会(青々園・石背・虎外・翠浪・藤千庵・芳幾・旭光・芋作)
横浜から(梛野柳二)
京都の四月(宮島春斎)
北海道より(雪村子)
先月の脚本会(鼓響谷)
「寄生木」劇に関し伊井に質す(虎外生)
劇壇時事(一記者)
一覧有
歌舞伎 第百二十号
口絵有
戯曲「飛行機」(一)(鴎外口訳)
劇と純写実(坪内逍遥)
芝居興行者として三十年間(十五)(田村成義)
脚本本位と役者本位(小川未明)
メーテルリンクの「ベレアスとメラサン」(赤とんぼ)
心理学上より観たる舞台のムード(菅原教造)
「鳴神」年表
「鳴神」の上場と其の性格(市川左団次)
明治座の「鳴神」(伊原青々園)
歌六の「賀の祝」(鈴木春浦)
市村座を見る(伊坂梅雪)
「女殺油地獄」年表(幸堂得知)
新富座合評(幸堂得知・伊原青々園)
「油地獄」の作意(中村春雨)
隈取の話「続」(市川新十郎)
油屋九人斬の写生文(青々園)
上場されたる新社会劇所感(中村春雨)
東京座の新社会劇(青々園)
新社会劇に対する諸家の意見(一、逍遥―二、抱月―三、豊隆―四、蒼瓶)
再び新社会劇団の脚本に就て(井出蕉雨)
宮戸座の「引窓」(前田芳柳)
宮戸座の夜(春浦生)
有楽座の喜劇団(青々園)
女優学校の試演(青々園)
活動写真化されたる沙翁劇三種(吉山旭光)
拙作「出雲の阿国」(伊原青々園)
「宗吾」年表(前田芳柳)
劇談会(米仙・権九郎・春浦・白念坊・泥蛙・郎・芝翫・春雨・璃カク・十二字郎・虎外・石背・浅々・翠浪・
横浜の喜楽座と羽衣座(山野宇作)
大阪より(竹亭瓦片)
第三回日本医学会の余興(野本泰)
京の五月(宮島春斎)
京都の演芸界(大槻孤舟)
岡山より(芳月)
菫坡翁追悼録
亡き父の友(鏑木清方)
写真有
慕はしきまこ(春浦生)
十三年このかた(青々園)
松前屋のパッチ(石背老人)
菫坡翁を吊ふて(三昧道人)
劇評といふもの(防風生)
故市川猿十郎(みやこ)
写真有
脚本「家穴」(佐藤惣之助)
五月の脚本(五城釘抜)
巴里劇場の日本劇(菊地幽芳)
劇壇時事(一記者)
一覧有
新刊紹介
歌舞伎 第百二十一号
口絵・説明有
戯曲「飛行機」(二)(鴎外口訳)
芝居興行者としての三十年間(十六)(田村成義)
相互演劇協会の案(坪内逍遥)
「出雲の阿国」に就いて
其の作意(坪内逍遥)
強い印象(田口掬汀)
初日見物の感想(高安月郊)
役々一口評(幸堂得知)
舞台のあらまし(しぐれ女)
「出雲の阿国」に対する新聞評
(一)(中村春雨)―(二)(竹の屋)―(三)(中内蝶二)―(四)(俗仏生)(五)(高須梅渓)―(六)
「出雲の阿国」の大道具と衣裳(久保田米斎)
「出雲の阿国」について各優の意見
私の名古屋山三(片岡仁左衛門)
出雲の阿国(市川門之助)
淀君(尾上梅幸)
不破伴作(市村羽左衛門)
石田三成(沢村宗十郎)
前田利家(中村芝翫)
上場されたる「出雲の阿国」(伊原青々園)
「桜時雨」の脚本評(中村生)
五度「桜時雨」に就て(高安月郊)
「桜時雨」芸評(しぐれ女)
「桜時雨」五座比較評(林翠浪)
「桜時雨」鳴物の比較(武田生)
「佐倉義民伝」脚本評(中村生)
佐倉宗吾芸談(市川団蔵)
「鵺退治」年表(みやこ)
歌舞伎座大道具評(前田芳柳)
英国で見た「出発前半時間」(松居松葉)
私のオペラ役者に就いて(市川左団次)
自由劇場感想録
〔1〕(島崎藤村)
〔2〕(竹の屋)
〔3〕(田村鈴鹿)
自由劇場芸評(芹影女)
自由劇場見物(鼓響谷)
有楽座の自由劇場(青々園)
第二回試演後の対話(小山内薫)
明治座の六月(青々園)
源之助の「女団七」(前田芳柳)
新富座の「霊火」(青々園)
真砂座の「人と人」(青々園)
宮戸座の画夜(春浦生)
女優学校試演会の写生(森ほのほ)
活動写真の「巌窟王」(吉山旭光)
京の六月(宮島春斎)
市川門之助自伝(伊東雅朗記)
新作脚本の弊(小宮豊隆)
脚本を卑める脚本家(真山青果)
劇談会(青々園・水楼・はの字・菊奴)
昨年中仏国出版の演劇書類
劇壇時事
一覧有
新刊紹介(出雲の阿国―近松傑作全集―近松全集―変声音符)
歌舞伎 第百二十二号
口絵有
戯曲「飛行機」(鴎外口訳)
新無線電話(続)(室田武里)
立廻を活動写真にせよ(伊原青々園)
鼠色の本(松本苦味)
仏国の自由劇場(後藤末雄)
劇壇の翻訳時代(小山内薫)
芝居興行者としての三十年間(十七)(田村成義)
劇評論(蓬黒雨)
ビヨルンソンの「若い葡萄の花咲く時」(林久男)
故団十郎の型(由良之助、暫、男之助)(市川新十郎)
「出雲の阿国」に対する批評拾遺(島村範得)
新富問答(松居松葉)
「女」に就いて(河合武雄)
姉娘雪野に就いて(藤沢浅二郎)
新富座の盆興行(芹影女)
「女」を見て(青々園)
市村座の脚本に就いて(関根黙庵)
市村座の盆芝居(青々園)
東京座の訥子劇(川尻清潭)
三崎座の「栄華の夢」(前田芳柳)
早稲田座の大切「恋流星」(吉山旭光)
真砂座の「牡丹族」(鈴木春浦)
劇談会(米斎・藤千庵・春斎・二引・芳柳・葉椰子・梅幸・楽屋鳶・芋作・虎外・羽左衛門・旭光・青々園)
続菫坡翁追悼録(岩瀬浅々)
俳優の見たる俳優(春浦生)
羽衣座の盆芝居(山野芋作)
大阪より(竹亭瓦片)
京の七月(宮島春斎)
六月の御園座(花つくり箕作)
脚本「隣家」(川村花菱)
帝国劇場と松竹会社(関根黙庵)
ガンデヰダ研究片々録(大木緑二)
劇壇時事(一記者)
一覧有
新刊紹介(放浪―近松傑作集)
歌舞伎 第百二十三号
口絵・説明有
戯曲「飛行機」(鴎外口訳)
新無線電話(続)(室田武里)
「八犬伝」と「清水一角」年表
歌舞伎座合評(伊原青々園・伊坂梅雪・長谷川しぐれ)
金魚問答(清潭生)
かけとり(幸堂得知)
私の見たマーテルリンクの「青い鳥」(南薫造)
露国の芝居事情(エリセイエフ談)
芝居興行者としての三十年間(十八)(田村成義)
支那劇及び脚本(辻武雄)
支那の新演劇(万物博士)
帝国劇場の新脚本募集(西野恵之助)
五代目菊五郎の十八番(麓亭万十)
活動写真化せる「ドン・ジュアン」(吉山旭光)
向う鉢巻助鉄砲(水野好美)
横浜の源之助劇(長谷川芋作)
見物行脚(前田芳柳)
大阪より(竹亭瓦片)
京都の八月(宮島春斎)
浜松より(市川権三郎)
金沢より(尾形曾太郎)
札幌より(野花生)
作劇管見(関根黙庵)
脚本「灯下酔語」(佐藤惣之助)
味の変つた俳優(桝本清)
劇談会(菊奴・芋作・虎外・春斎・旭光・防風・仁川・春浦・青々園)
林久男君に問ふ(吹田芦風)
劇壇時事(一記者)
一覧有
新刊紹介(近松傑作全集巻之二―杵屋系図の写)
附録有
歌舞伎 第百二十四号
口絵有
戯曲馬盗坊(鴎外口訳)
現代語と古語(土肥春曙)
ピネロ作「放蕩者」梗概(赤蜻蛉)
歌舞伎座の「桐一葉」に就て(坪内逍遥)
第二回の新社会劇(土肥春曙)
「波」の梗概(中村春雨)
他人の意志に俟つ芸術(蒼瓶)
義貞の脚本(岡本綺堂)
「幡随長兵衛」梗概(永谷秀葉)
「大杯」年表
明治座訪問記
歌舞伎明治合同の率先(中村芝翫)
亡父七回忌の追善興行(市川左団次)
私の役々(市川高麗蔵)
白井権八と小萩(沢村宗之助)
明治座合評(岡村柿紅・伊原青々園)
新しい芝居(くま生)
芝居興行者としての三十年間(十九)(田村成義)
米国に於ける奮劇の復活
メーテルリンクの「青い鳥」の梗概(森ほのほ)
「琵琶歌」問答(喜多村緑郎)
初役の荒井三蔵(高田実)
本郷座の「琵琶歌」(青々園)
初めて「琵琶歌」を観る(しぐれ女)
「島鵆」年表(虎外子)
「島鵆」の狂言(尾上菊五郎)
市村座を評す(岡村柿紅)
実録の「佐倉宗吾」(瀬川如皐)
観た方で役不足(幸堂得知)
宮戸座の「忠臣蔵」(前田芳柳)
品川座見物(青々園)
「桶峡間」のこと(山崎紫紅)
伊井の「桶峡間」(磯萍水)
横浜の芝居(長谷川芋作)
仙台の梅幸劇の印象(草野柴二)
大阪弁天座の羽左衛門劇(竹亭瓦片)
京の九月(宮島春斎)
岐阜より(藤千庵)
劇談会(青々園・ほのほ・旭光・芋作・藤千庵・虎外子)
活動写真としての「ホムペイの末日」(吉山旭光)
上海より(三枝芹雨)
劇壇時事(一記者)
一覧有
新刊紹介(媒姻第二巻)