歌舞伎 第103号-第107号(明治42年2月~6月)
歌舞伎 第百参号
口絵・説明有
新無線電話(室田武里)
戯曲「僧房の夢」(第二、三場)(鴎外漁史)
最近に独逸で演ぜられた劇(久晃子)
「曾我」狂言の寿命(坪内逍遥)
「め組の辰五郎」(尾上菊五郎)
「十六夜」物語(なにがし)
私の「宗行卿」(中村芝翫)
「八陣」と「破戒曾我」(市川左団次)
暁雨と丁山(沢村源之助)
僕の「雪子夫人」(喜多村緑郎)
「当流鉢木」に就て(伊井蓉峰)
「琵琶歌」の貞次(秋月桂太郎)
「琵琶歌」の原作者と秋月(防風子)
国華座の「嫁が淵」(水野好美)
素人の要求する脚本(佐藤紅緑)
俳優の芸風と「型」(林久晃)
歌舞伎劇の新作は不用(小山内薫)
舞踊論(第六章、西洋の舞踊)(石川戯庵)
改革の根本は脚本と技芸(伊原青々園)
国劇研究の栞(四、伝記つゞき)(伊原青々園)
明治四十一年の追懐(小山内薫―柳川春葉―土肥春曙―東儀鉄笛)
中央劇壇の一月
有楽座の「初夢」(青々園)
歌舞伎座(同上)
市村座(春浦生)
明治座の左団次(青々園)
新富座の芝鶴又五郎(同上)
宮戸座の昼夜(同上)
寿座(同上)
演伎座(同上)
常磐座の昼夜(春浦生)
本郷座の伊井喜多村(青々園)
東京座の秋月小織(同上)
真砂座の「つや物語」(春浦生)
国華座の「花の夢」(同上)
左団次訥子の「先代萩」(五州生)
看板と俳優(鳥居清生)
芝居興行者としての三十年間(八)(田村成義)
旅役者の日記(其六)(不二麿)
上場せられし「当流鉢木」(山崎紫紅)
当流といふ事(岡田紫男)
浪花劇信(久松一声)
京都の初芝居(宮島春斎)
名古屋で見た芝翫一座(花つくり蓑作)
劇壇時事(一記者)
一覧有
新刊紹介(裾野・長者星・黄橙・強き恋・家庭御伽話・名家書翰集)
附録有
歌舞伎 第百四号
口絵有
僧房の夢(第四、五、六場)(鴎外漁史)
史劇は因難なり(竹越与三郎)
新無線電話(室田武里)
無踊の標象(坪内逍遥)
ダヌンチオの悲劇「テ、ギオコンダ」(林久男)
芸術の保護者(平田〓木)
続俳優百面相(七、中村芝十郎と三世吉三郎)(西田菫坡)
三世吉三郎の大蛇丸(写真版)(故落合芳幾)
背景改悪論(青柳有美)
脚本砂時計(続)(小山内薫)
団十郎と菊五郎(沢村源之助)
番附と俳優(鳥居清忠)
女惟の描写(柳川春葉)
菊五郎の勘平秘事(梅外夢人)
「底倉湯」のこと(山崎紫紅)
「内蔵之助」と「扇屋」(片岡仁左衞門)
私の苦心談(小織桂一郎)
東京座の秋月小織(青々園)
「乳姉妹」の君江(坂東秀調)
本郷座の秀調藤沢(青々園)
「追恨」の脚色(竹柴万二)
真砂座の「追恨」(青々園)
いがみの権太(沢村源之助)
「権太」年表(松本観阿)
宮戸座の昼夜(春浦生)
新富座の「おとこ山」(青々園)
国華座の後藤水野(春浦生)
東京座の神代史劇(青々園)
新富座の娘義太夫芝居(同上)
追善興行に就て(尾上梅幸)
盲仙人(関根黙庵)
故梅幸と写真(川尻清潭)
日本演劇は日本画(伊東忠太)
芝居の衣裳(伊坂梅雪)
劇を見る東京市民の数
西洋傀儡劇略史(其八)(吉田白甲)
女優必要の時期(小山内薫)
女優ドーゼの教訓(広田星橋)
衣裳鬘の昔(市川団八)
「竹がしら」(後藤良介)
大阪より(喜多村緑郎)
伊井に対する大阪の新聞評
京都の二月劇(宮島春斎)
京都の明治座見物(高木嵐山)
歌舞伎座の「寿門松」(青木桜渓)
市川市蔵の「刈萱」(菊二生)
川上の岡山政策(一学生)
旅役者の日記(其七)(東山不二麿)
「定九郎」の変遷(口絵の解説)(伊原青々園)
劇壇時事(一記者)
一覧有
新刊紹介(世阿弥十六部集)
附録有
歌舞伎 第百五号
口絵・説明有
戯曲奇蹟(第一場)(森林太郎)
グラインの「独立劇場」(小山内薫)
油絵式背景の適用範囲(坪内逍遥)
新無線電話(三)(室田武里)
宮城野を勤めて(尾上梅幸)
「お舟」と「尾上」(中村芝翫)
楽な芝居(市川八百蔵)
初役の頓兵衛(市川猿之助)
歌舞伎座の追善芝居(青々園)
続俳優百面相(八、璃〓、菊次郎、市蔵)(西田菫坡)
璃〓の鳥山秋作(写真版)(故落合芳幾)
菊次郎の喜三郎女郎お磯(同上)(同上)
市蔵の奴凧(同上)(同上)
仁左衛門の由良之助(幸堂得知)
伊左衞門に就いて(片岡仁左衞門)
「〓倉の湯」に就いて(市川左団次)
〓に就いて(市川莚若)
明治座の三月(芹影女)
仁左衞門を見る(青々園)
「吉田屋」の型(青々園)
女優デウゼの芸風(林久晃)
文芸保護の急を要する者(島村抱月)
「陽炎」の脚色(高田実)
本郷座の「陽炎」(青々園)
黙庵劇談(すの字)
私の「桜時雨」(片岡仁左衞門)
初役の塩原多助(尾上菊五郎)
久八に就いて(中村駒助)
お亀とお花(尾上芙雀)
私の藤弥太(坂東三津五郎)
各劇場の囃子頭
文士劇協会に就て(杉贋阿弥)
「修羅地獄」と其の事実(伊原青々園)
「おさん茂兵衞」と「堀川浪の鼓」の事実(春蘿生)
「お辰の森」の由来(岡本綺堂)
東京座の後藤良助(青々園)
有楽座の洋劇(青々園)
有楽座の名古屋芸者(青々園)
脚本砂時計(完結)(小山内薫)
イブセン劇の上場(春浦生)
文楽座の「菅原」を見て(伊井蓉峰)
角座の「海潮音」(久松一声)
京都の三月(宮島春斎)
璃〓の「鮨屋」(森ほのほ)
川上の革新第三軍(芝の勝の字)
北海道の演芸界(みの字)
羅漢台の川柳(坂井久良岐)
劇壇時事(一記者)
一覧・附録有
歌舞伎 第百六号
口絵有
戯曲奇蹟(完結)(森林太郎)
脚本は十年方後れて居る(坪内逍遥)
新無線電話(四)(室田武里)
脚本家の権利(真山青果)
脚本と事実と(伊原青々園)
(一)「有職鎌倉山」―(二)「桜時雨」―(三)「侠客春雨傘」―(四)「清正公」
「鎌倉山」の懐旧談(西田菫坡)
「桜時雨」について(高安月郊)
私の佐野源左衞門(片岡仁左衞門)
私の吉野(沢村宗之助)
私の応山公(市川左団次)
仁左衞門丈へ(青々園)
明治座の「桜時雨」(芹影女)
「桜時雨」の型(青々園・よしか)
八回目の「猿若」(中村明石)
「猿若」一口評(春浦生)
お辻と葛城太夫(中村芝翫)
「志度寺」の興行年表
丁山に就いて(尾上梅幸)
私の加藤清正(市川高麗蔵)
お鶴と秀頼(沢村宗十郎)
歌舞伎座合評(杉贋阿弥・中内蝶二・伊原青々園)
「女〓の心得」を見て(防風子)
幕間〓〓二分(あざみ)
史劇につかふ言語(小山内薫)
「ステイジ・ソサイエチイ」(小山内薫)
後れたる劇評(島村抱月)
劇評壇動く
芝居と脚本(しぐれ女史)
写真有
続俳優百面相(九、六世団蔵、亀蔵、三世三十郎)(西田菫坡)
写真有
「人の親」の役替り(春木まち)
「孔明」余話(山崎紫紅)
私の孔明(高田実)
私の小姐(河合武雄)
四月の本郷座(芹影女)
宮戸座の「忠臣蔵」(春浦生)
源之助の「大丸髷」(同上)
菊五郎の塩原多助(青々園)
「塩原」の狂言(荒木桜洲)
「修羅地獄」の背景と服装(村田丹陵)
私の秀秋(水口薇陽)
「修羅地獄」を見る(青々園)
「佐良佐良越」後日譚(山崎紫紅)
有楽座の文士劇(春浦生)
京都の四月(宮島春斎)
北海道より(みの字)
故三木先生へ申上げます(市川団子)
文士俳優身元帳(一、岡鬼太郎―二、水口薇陽―三、大鳥居古城)
写真有
旅役者の日記(其七)(不二麿)
不人主義(伊井蓉峰)
倫敦より(坂田重次郎)
背景改良論(岡田三郎助)
背景の苦心と用意(芳陵)
劇壇時事(一記者)
一覧有
脚本革命の鐘(吉田白甲)
歌舞伎 第百七号
口絵・説明有
戯曲債鬼(森林太郎)
芝居興行者としての三十年間(九)(田村成義)
新無線電話(五)(室田武里)
露西亜戯曲概論(衞藤東田)
今度の脚本と卯三郎(川上音二郎)
鴎外博士の「仮面」談(すの字)
イブセン劇実演の必要(戸川秋骨)
覚束なき泰西の劇(佐藤紅緑)
市村座楽屋談(すの字)
長兵衞の懐旧(関根黙庵)
政岡と仁木と小助(尾上菊五郎)
初役の男之助(尾上栄三郎)
湯殿の長兵衞(中村吉右衞門)
私の吃又(坂東三津五郎)
女房お徳(尾上芙雀)
鳶の嘉藤太(守田勘弥)
渡辺外記左衞門(中村駒助)
若手の熱心(中村翫助)
只々嬉い(市川新十郎)
市村座短評(青々園)
劇場の一幕口上(幸堂得知)
「丸橋忠弥」興行年表
明年座芸談(すの字)
私の役々(片岡仁左衞門)
形見の「忠弥」(市川左団次)
祐天とお紺(沢村宗之助)
貢について(西田菫坡)
仁左衞門の「与次郎」(梅香女)
新富座俳優談
「金色夜叉」をやるに就いて(伊井蓉峰)
荒尾譲助に就いて(村田正雄)
私の富山唯継(福島清)
初役の宮(木村操)
私の蒲田鉄哉(井上正夫)
僕の風早庫之助(藤井六輔)
新富座の伊井村田(青々園)
新富座の大部屋(青鳩子)
私の「長七郎」(嵐芳三郎)
芳三郎の「松平長七郎」(防風子)
宮戸座の昼夜(春浦生)
演伎座(春浦生)
常磐座の「近江源氏」(春浦生)
東京座の後藤井上(春浦生)
真砂座の「黒潮」(春浦生)
有楽座の洋人劇(青々園)
俳優養成所の試演(青々園)
大阪朝日座の「明烏」(田所半紫痴)
京の五月芝居(宮島春斎)
北海道より(みの字)
「コオト・シアタア」の事業(一)(小山内薫)
英国の落語(無名氏)
妾と芝居(与謝野晶子)
写真有
文士俳優身元帳(四、贋阿弥―五、重秀)(非番生)
写真有
旅役者の日記(其八)(不二麿)
「志度寺」年表補遺(野本泰)
劇壇時事(一記者)
一覧・附録・索引有