歌舞伎 第15号-第23号(明治34年8月~明治35年4月)
かぶき 第拾五号
伊勢音頭の実録(三木竹二)
挿絵有
伊勢音頭の狂言(三木竹二)
写真有
月僊の請書の古市の油屋(久保田米僊談話)
伊勢音頭と間の山節(立田紅於)
聖徳太子憲法由来(大槻如電作・深川通宝寄)
戯曲該撒の話(仰獄醒客談話)
伊勢の三郎の合評の読みて(錦隣子)
女戻駕に就て(幸堂得知)
梨外梨話(臨夢人談話)
新俳優気焔録(青大通)
梅若実翁の演劇談(伊原青々園)
釣女に就て(竹柴晋吉)
団菊の取組番附(松本観阿)
俳優百面相(八)四代目中村歌右衛門(西田菫坡)
歌舞伎座合評(三木竹二・伊原青々園・鏑木清方・西田菫坡・鈴木春浦・右田寅彦・永井素岳・条野採菊)
菊五郎の幸内と貢(挿画)(鏑木清方)
歌舞伎座七月狂言の鬘と衣裳(鈴木春浦)明治座のぞき(三木竹二)
新作案内
該撒奇談、小旦那藤三、式詣恋釣針、艶娘弁天お村、つみつくり、公知卿、堀のお梅、無花果、兄殺し
雑報
継子扱ひ、当込がしたい、親父のしたもの、帷子の寸法、夜露に当る、本雨を遣はぬ、貢がしたい、仕着せがい
歌舞伎日記
一覧有
投書
無線電話の混線(守田勘弥)歌舞伎座盆芝居の内幕(樵田柴弥)
かぶき 第拾六号
無線電話(室田武里)
原田お絹
西曲雑話(臨川夢人話)
嘉永観劇録(早川甚兵衞)
八代目団十郎の義高と中村鶴蔵の駄々八(挿画)(落合芳幾)
所謂未来の団菊(杞憂道人)
飛檄似今代之劇評家諸君(菫子)
聖徳太子憲法由来(大槻如電作)
俳優百面相四代目中村歌右衞門(西田菫坡)
遊行やまさる(市川白猿)
勘亭流に就て(石井三礼話)
続女形の心得(浅天老人)
お紺の墓に就て(菫坡老人)
伊勢音頭実記(三木竹二)
反古しらべ(松本観阿)
尾張伝内の話(かな井安善)
該撤奇談に就て(畠山古瓶)
高島屋一座旅興行の話(犬足生)
春木座合評(三木竹二・永井素岳・鏑木清方)
八百屋献立(挿画)(鏑木清方)
雑報
堀越の長女、寺島の遺言、左団次の入浴、歌舞伎座の十月興行、春木座の次興行、升蔵の休座、新十郎の稽古
歌舞伎日記
一覧有
投書
守田勘弥の返電(愛菊)
カブキ 第十七号
東京座合評(三木竹二・永井素岳・鏑木清方・西田菫坡・伊原青々園)
源氏店(挿画)(鏑木清方)
源氏店昔話(西田菫坡)
しらぬひ物語と八代目(岡本雪駒)
我劇の濡事と彼劇のラブシィン(陳迂儂)
我劇の濡事と彼劇のラブシィンを読みて(仰岳醒民)
芝居の濡事(かな井安善)
伊井の多助談(鈴木春浦)
伊井の多助談に就て(白井真如)
古瓶兄に与ふ(安宅浪人)
女仁木(岡本雪駒)
俳優百面相
三代目助高屋高助(西田菫坡)
草履打の岩藤(挿画)(落合芳幾)
白猿百吟(反古庵)
宗之助の名題披露に就て(松廼舎主人)
新比翼塚物語(伊原青々園)
市村座初日評(三木竹二)
雑報
寺島の愛敬、猿之助の謙遜、同人の述懐、染五郎の与三郎説、松助と片市、伊井の芸憶病、毛剃とは何だ、女形
歌舞伎日記
一覧有
投書
カブキ 第十八号
歌舞伎座合評(三木竹二・鏑木清方)
奥田屋の詰合(挿画)(鏑木清方)
歌舞伎座の鬘と衣裳(鈴木春浦)
毛剃の話(電道人)
談聞(座頭島市)
毛剃に就て(錦隣子)
劇場一口噺(団毬亭菊呑)
思ひ寄れる侭(山下村)
見聞のまゝ(隠流)
反古しらべ(松本観阿)
喜知六の待合(千束里翁)
白猿百吟(反古庵)
「我劇の濡事と彼劇のラブシィン」に就て(宮崎三眛)
芝翫の濡事談(荷葉生)
又々芝居の濡事(かな井安善)
明治座合評(三木竹二・臨川夢人・白井真如・鏑木清方・伊原青々園)
団菊取組番附(亀屋東西)
頼政の話(久保田米僊)
見所勝負(明治と歌舞伎)(小揚生)
俳優百面相、八代目市川団十郎(西田菫坡)
切られ与三郎(挿画)(落合芳幾)
梅若万三郎の安宅(広田巨耕)
菊五郎の宗七談(清潭生)
雑報
団洲の活歴熱、濡事の誤解、大石の妾、莚升と鯉江、新富座の落首、本誌と俳優、表紙画と申訳
歌舞伎日記
一覧有
投書
カブキ 第十九号
歌舞伎座合評(三木竹二・永井素岳・西田菫坡・鏑木清方・清潭生)
飯焚と床下(挿画)(鏑木清方)
歌舞伎座の鬘と衣裳(鈴木春浦)
高尾と政岡(電道人)
頼兼の話(積善老人)
政岡古今比較談(岡本雪駒)
先代萩トチリ帳(有美痴葉)
先代萩一口噺(千束里翁)
小督物語(久保田米僊)
巴里通信(久保田米斎)
以人卿の冠(錦隣子)
市村座メチヤクチヤ評(石老人)
をんなしばらく(紫蛾)
しばらくに就て(松本観阿)
女暫年表(三木竹二)
女暫の聯(活魚人)
新曲トツチリトン(小揚生)
元祖中村歌右衞門の墓(関根黙庵)
俳優百面相、八代目市川団十郎(西田菫坡)
前号表紙の模様に就き(如電一言す)
菊五郎の政岡談(清潭生)
嘉氷看劇録(早川甚兵衞)
雑報
堀越の八汐談、同人の且元談、同人の外記談、同人の冷泉談、楽屋通の政岡説、同通の型論、家橘の男之助、火
歌舞伎日記
一覧有
口上
歌舞伎 第二十号
二題噺の口上(永井素岳)
二題噺:外郎売年始(市川団十郎)
竹門の虎雑煮(尾上菊五郎)
北向の虎蔵万歳(市川左団次)
細川勝元宝船(中村芝翫)
武松双六(片岡市蔵)
和藤内屠蘇(市川猿之助)
虎御前初日の出(沢村源之助)
玉手御前歌かるた(尾上栄三郎)
下部虎蔵門松(市村家橘)
虎寅子七種(市川染五郎)
紀の名虎初荷(市川新十郎)
吃又初出(市川升蔵)
眉間尺鞠(沢村宗之助)
虎之助凧(市川団子)
配膳羽子板(市川鯱丸)
雷福引(尾上梅助)
外郎売と下部虎蔵(挿画)(鏑木清方)
東京座の忠臣蔵(三木竹二)
万歳芝居(電道人)
宮戸座の餅搗芝居(紫葉・松の舎)
滝の白糸について原作者泉鏡化君の談(あげ汐)
芦の一葉(関根黙庵)
劇場気之毒話(富田九郎)
大阪戯場留書(上方贅六)
曾我役人替名狂歌(浅々老夫)
芝居の有職故実(田舎庵善哉)
歌舞伎見立半歌仙(岡本雪駒)
一口ばなし(松本観阿)
市川升蔵吃又の話(清潭生)
宝岑翁劇談(鈴木春浦)
次ぎの団十郎(伊原青々園)
歌舞伎座の少壮俳優に望む(嫩梅生)
無線電話、紀岡権兵衞(室田武里)
雑報
堀越の写真、寺島の写真、芝翫の写真、歌舞伎懇話会
歌舞伎日記
一覧有
投書
新年俳句
歌舞伎 第二十一号
歌舞伎座の初芝居(三木竹二)
狐火の狂ひ(挿画)(鏑木清方)
次の団十郎と脚本(伊原青々園)
大阪芝居の柿木金助(三木竹二)
傾城黄金鯱(並木五瓶)
隆達忌(鈴木秋湖)
隆達の肖像(挿画)(同人)
昨年各座興行数并厄払ひ(岡本雪駒)
一口はなし(千束翁)
年玉の趣向(三木竹二)
文化芝居の勘定沓(かな井安善)
団十郎と狂句(柄井川柳)
八代目兄弟(植田清治)
明治座の知盛と対面(三木竹二)
演伎座春興行(との字)
市川新十郎梅王談(清潭生)
梅王の型七種(挿画)(鏑木清方)
飛六法に題するの句(尾崎紅葉)
同上代筆(山岸荷葉)
雑報
菊五郎の意気がり、同人の奴凧評、表方と俳優、花形の愚痴、源之助とあやめ、訥子の気焔、条野採菊氏の訃音
歌舞伎日記
一覧有
投書
歌舞伎第二十二号
近松の復活(伊原青々園)
東京座合評(三木竹二・伊原青々園・西田菫坡・清潭狂痴)
揚屋側面の道具建と源之助の丁山(挿画)(鏑木清方)
市川染五郎道成寺談(清潭生)
女仁木(岡本雪駒)
芦の一葉(関根黙庵)
菅公祭に就て(松本観阿)
一口ばなし(千束里翁)
富士霊験の実録と芝居(三木竹二)
市村座芝居噺(川尻宝岑)
中村芝翫お三輪の話(清潭生)
芝翫のお三輪(挿画)(鏑木清方)
劇場の通詞(山下晴雨)
芝能楽堂評判記(広田花月)
無線電話、紀岡権兵衛(室田武里)
雑報
菊五郎の新作狂言、我当の改名披露、猿之助の酒量、染五郎の髯、河合の抱負
歌舞伎日記
一覧有
投書
薬味箱(市川高之助)
歌舞伎 第二十三号
脚本の栞(三木竹二)
田原又太郎一名住吉物狂(文耕堂・竹田出雲)
伏漬の刹那と住吉物狂(挿画)(鏑木清方)
東京座の冠句合(竹柴晋吉)
冠句合評者猿之助、あやめ、勘五郎
冠句合当選者:竹三郎、銀之助、助五郎、猿四郎、梅三、福床、家橘、源之助、紀作、春駒、鹿之助、蝦蛄六、
明治座合評(三木竹二・清潭生)
勝山の風俗(三木竹二)
劇場の通詞(山下晴雨)
地震加藤と幸蔵主(浅々老人)
能狂言の吹取(広田光月)
雛祭演戯(西田菫坡)
無線電話(紀岡伝兵衞、市川新蔵)(室田武里)
伊井蓉峰紙治の話(清潭生)
雑報
菊五郎の戻駕、宝生九郎の団十郎評、団十郎の半斎、二月の東京劇壇
歌舞伎日記
一覧有