婦人公論 第１９巻第５号 ＝ 第２２５号（昭和９年５月）
皇太子殿下御寫眞（宮内省御貸下）
口絵
（アート）
輕き憇ひ
婦女圖（美人畫解説）
輝く健康美
（オフセツト）當選新民謡
萬座民謡（茨木猪之助畫）（櫻井加苗）
小布施音頭（棟方志功畫）（水野龍篁）
葛飾盆踊唄（上野山淸貢畫）（高梨多露夫）
萱刈小唄（南澤みつき畫）（高橋基）
蝦夷地（鷹山宇一畫）（大塚郷湖）
（グラビヤ）
私の化粧室
劇場を御案内致しませう
飛行場見學
好きな役と平日の顏
輕快な初夏の洋裝
趣味と生活を活かした住宅グラフ
都會の便り田園の便り
モダン建築を飾るいけばな
（アミ版）
映畫と演劇の頁
五月の手藝畫報（シツクな帽子の作り方）
美しい一坪花壇の設計
代理部便り
表紙（堂本印象）
完全な夫婦（武者小路實篤）
支那の新生活運動（太田字之助）
この頃の事（僕の頁）（嶋中雄作）
書齋閑話（吾が嫌ひ）（蘇峰 德富猪一郎）
恐妻人情話（平山蘆江）
春の歌（随筆）（與謝野晶子）
世界の動き 日米交渉とは何か 中歐の三國同盟 米國の勞働爭議は何處へ（淸澤洌）
色魔とその犠牲（人情月評）（岡倉由三郎）
武藤山治と四十年（武藤千世子）
マーガレツト・ボンドフイールド夫人（近代女性評傳）（淸澤洌）
女性時評 公娼廢止後の問題 婦人求職者を俟つもの 生命の値下り 災害の根を斷つ（山川菊榮）
職業婦人を廢めた理由 入選實話
遠くの草原はより靑い（酒田麗子）
妻の道・母の道（山田美代子）
ふるさとは呼ぶ（志村冴子）
蝕まれた青春（春野みどり）
假面の下の福田蘭童さんと私（川崎弘子）
青葉の蔭の人生は？
あれから（五・一五事件に關聯した弟の追想）（山岸多嘉子）
山科伯爵家より女給へ（女優月路須磨子涙の手記）（藤田すま子）
哀れなる戀質者の妻に與ふ（大石辰五郎）
〔批判〕氣の毒な『女性』（河崎なつ）
日活銀幕を去りて舞臺へ（夏川靜江）
黑田雅子嬢の結婚解消（高杉實）
あゝ慘たり函館の大火
焦土に立ちて慘禍を偲ぶ（熊谷正男）
焦土に姉妹は手をとつて（函館大火遭難記）（菅本ヒロ子）
わが生涯の回想（ルーマニア皇太后・マリー陛下御執筆）
四月馬鹿座談会（ユーモアの頁）
〔私の顏〕
怪我をしなかつた鼻（藤山一郎）
裏天のジヤジヤ馬（山脇敏子）
小林古徑作「婦人圖」美人畫解説（鏑木清方）
兎の耳放送局（最新知識學校）
社内通信
今月の書架
街の婦人ニユース
讀者ルーム
代理部案内
婦人公論グループの頁
流行ハガキ通信（吉田謙吉）
なにが夫婦の幸福か（問ひ合せ）（諸家）
顏の身上相談（吉村觀水）
讀者俳句欄（久保田万太郎）
讀者短歌壇（澤迢空）
初夏の住宅案内
英國風のコテージに擬したホリデイ・ハウス（平尾敏也）
關西間を用ひた明るくて便利な中流住宅（山村伍一郎）
洋風を取り入れた閑雅な中流住宅（石本喜久治）
美しい一坪花壇のつくり方（村山德正）
健康と育兒の頁
我儘が募つて手に負へぬ亂暴をする子供（青木誠四郎）
職業を持つ母の育兒法（木村松代）
初生兒の牛乳のうすめ方（公論病院）（醫學博士・小松通允）
肺結核の石油療法は醫學上立證されない（公論病院）（醫學博士・高田重臣）
處女の月經痛には勇氣を出して手術を（公論病院）（醫學博士・鈴木甚吉）
春と精神病（醫學博士・唐澤杉三）
果物と日光で健康になつた私（マス・ケート）
兩親の状態からどんな子が生れるか（加用信憲）
料理の知識
春の野菜を用ひた家庭的支那料理一品集（晩翠軒・濱のや）
味覺をそゝる若葉頃の和へ物七種（珍萬茶樓・高橋虎松）
季節向に工夫された五月の献立（後藤澄子）
巴里好みの美味しい苺菓子（東佐譽子）
死の婚約者佐藤次郎におくる（岡田早苗）
大選手佐藤次郎の死（南田丘馬）
光・色彩・バツクによる化粧法
服裝とバツクの色とに合せた化粧（佐藤美子）
舞臺の化粧と素顏の化粧（水谷八重子）
化粧は光線と衣裳の色彩によつて違ふ（高田せい子）
明暗を生かす化粧（關口冬子）
撮影以外にもドーラン化粧を（竹久千惠子）
顏を美しく見せる光線（大村嘉代子）
髷に短かい髪とパーマネント（美容相談）（早見君子）
スツキリ垢抜けする化粧法（美容相談）（メイ・牛山）
五月の洋裝
洋裝費用の上手な使ひ方（洋裝相談）（ドロシー・エドガース）
夏のスポーツドレスの作り方（マス・ケート）
ジヤケツトとブラウスについて（洋裝講座）（伊東茂平）
簡單なドレスは自分で作りませう（杉野芳子）
洋裝の方に必要な頸と腕の美容（桑原千歳）
婦人公論の型紙
長篇小説 樹氷（矢島堅土畫）（大佛次郎）
長篇小説 春の逃げ水（蕗谷虹兒畫）（吉田絃二郎）
長篇小説 黄菊白菊（岩田專太郎畫）（細田民樹）
長篇小説 青春音頭（小池巌畫）（サトウハチロー）
長篇小説 憎しみの坩堝（伊藤廉畫）（藤澤桓夫）
長篇小説 黑い虹（吉田貫三郎畫）（海野十三）
大衆小説 道中女仁義（不二木阿古畫）（長谷川伸）
料理小説 マカナイ夫人（嶺田弘畫）（小野賢一郎）
さしゑ・カツト（山六郎／伊東顯／村井外與二／島大作／芳垣西天）
大懸賞原稿募集
夫婦の幸福（チヤールス・ノリス作／松本泰抄譯）
〔批判〕
讀者管見（宮田修）
産兒制限問題（竹内茂代）
試練の彼方に笑むもの（高良富子）
法律のセンチメンタリズムか（三宅正太郎）