改造　第７巻第５号（大正１４年５月）

猿猴水月を覗く（巻頭言）
現代卑屈論（杉森孝次郎）
本邦銀行業の改善（堀江帰一）
団結権より見たる我国労働運動の展開（北沢新次郎）
在欧通信（河合栄治郎）
劃時代的『普選』の研究
解義
普通選挙法要網（内務書記官　坂千秋）
貧困に因る欠格と労働権（清瀬一郎）
普通選挙法罰則解義（司法書記官　三宅正太郎）
新選挙法条文
批判
フセン・フアンに一言（室伏高信）
薬石の効なき普選（高畠素之）
普選の贋札（山川菊栄）
略史
両院協議会に於ける普選審議（石井謹吾）
帝国議会に於ける普選運動略史（林田雲梯）
島田三郎と河野広中（石川半山）
普選と政党
普選とわが対策（松田源治）
選挙費用の節約と陰謀政治の廃滅（安達謙蔵）
普選の後（岩崎勲）
影響
普選実施後既成政党の政網はどうなるか（関口泰）
普選後の各政党を予測す（田川大吉郎）
民衆が天下を取る方式（馬場恒吾）
普選に映じた日本の政情（山川均）
政友会論（三宅雪嶺）
撮影所秘聞（長田幹彦）
南蛮酒に酔ひて（新村出）
南窓雑記（中川一政）
寸歩曲（古泉千樫）
わが身辺日記
鮹釣の記（幸田露伴）
伊豆日記（島木赤彦）
三夜三様（堺利彦）
開戦当時の伯林日記（小泉信三）
鎌倉生活の一日（久米正雄）
（時評）政治現象を基礎づける変態的感覚（長谷川如是閑）
恋愛の迷路（倉田百三）
短文二十（武者小路実篤）
創作
あめんちあ（富ノ沢麟太郎）
公孫樹（豊島与志雄）
西瓜ひとつ（近松秋江）