改造　第６巻第４号（大正１３年４月）

大衆と共に動け（巻頭言）
倫理及び法理の基底としての生活（長谷川如是閑）
大杉栄君の追憶（森戸辰男）
講壇のカント・社交のカント・家居のカント（朝永三十郎）
社会運動と政治運動（福田徳三）
本質研究の方法（フツサール）
現下諸問題の批判
政治上の階級闘争（馬場恒吾）
農民大会に対する私見（青野季吉）
外債によつて暴露された我国財政の不信用（堀江帰一）
労働総同盟の劃時代的宣言（赤松克麿）
水平社大会の印象（堺利彦）
日米の関係（片山潜）
さらばレーニンよ！さらば！（トロツキー）
典籍の癈墟（内田魯庵）
由井正雪（高須芳次郎）
自然と人と芸術（成瀬無極）
海魂（竹越与三郎）
画聖大雅堂（村松梢風）
浅春賦（吉田絃二郎）
西洋芸術に於ける東洋趣味（石井柏亭）
不二大観（北原白秋）
夢の話
過去の夢・未来の夢・現在の夢（堺利彦）
夢（石原純）
おばけの夢（岸田劉生）
痴人の夢と賢者の夢（山川菊栄）
夢の筋書（木村荘八）
現身の夢（岡本一平）
取りとめなき夢の話（馬場孤蝶）
メンタルテストの根本原理（松本亦太郎）
時評
『国辱公債』の成立・護憲三派の運動・英国労働党内閣の小手調（山川均）
創作
三人（島崎藤村）
子供四題（志賀直哉）
わが父と母（宇野浩二）
戯曲人生の幸福（正宗白鳥）
弾力のある気持（滝井孝作）
夢（野上弥生子）
寒さ（芥川竜之介）
南国（犬養健）
閑人（広津和郎）
戯曲暮春挿話（佐藤春夫）
戯曲正体（里見〓）
身辺雑事（菊池寛）