改造　第５巻第５号（大正１２年５月）

言論を蔑視する風潮（巻頭言）
世界政局の危機（片山潜）
独逸革命の回顧（北〓吉）
モーセよりキリストへ（高橋誠一郎）
フイヒテの哲学に於ける倫理的個性主義と経済社会主義（リツケルト）
Ｅｔｈｉｓｃｈｅｒ　Ｉｎｄｉｖｉｄｎａｌｉｓｍｎｓ　ｕｎｄ　ｗｉｒｔｓｃｈａｆｔｌｉｃｈｅｒ　Ｓｏｚ
猶太人研究
猶太古典に表れたるユートピア（渡辺善太）
懊悩と革命のユダヤ文学（吉田絃二郎）
旧約宗教と社会主義（石橋智信）
近代資本主義と猶太人（新居格）
何故の侮蔑ぞや（厨川白村）
支倉六右衛門（渡辺庫輔）
潮来の春（北原白秋）
近代の女性観
須磨子時代から白蓮まで（岡本一平）
十五から四十まで（武林無想庵）
婦人生活の三種類（堺利彦）
肉の解放とエロス（室伏高信）
少しばかげた女性を尊敬す（室生犀星）
女性の深刻さ（佐藤春夫）
花屋の花と庭の花（生方敏郎）
近代の男の抱く女性観とヤドカリ（山本宣治）
赤坂見附と金竜館（字野浩二）限界速度（玉城嘉十郎）
評時
商工党の提唱（山川均）
創作
象牙の塔（正宗白鳥）
保吉の手帳（芥川竜之介）
或る男（武者小路実篤）
戯曲火（中村吉蔵）
労農新旧経済政策に就て（ヨツフエ）