改造　第３巻第１０号（大正１０年９月）

太平洋会議と日本（巻頭言）
ギルド社会主義と共産主義（コール）
階級闘争当事者としての雇傭所得と資本所得（法学博士　福田徳三）
無産階級運動の旗手（山川均）
労働党の会議に出席して（本社特派員　室伏高信）
戦争主義と狼猿説（長谷川如是閑）
工業主義と私有財産（ラッセル）
ラツセル印象記
学者としてのラツスルについて（文学博士　西田幾多郎）
ラツセル氏と露国及日本を語る（土田杏村）
文明は寧ろ一様性（理学博士　桑木〓雄）
ラツセル及其一行（早大教授　北沢次郎）
苦笑のラツセル（大杉栄）
鋭角的人物（文学博士　桑木厳翼）
ＧＵＩＬＤ　ＳＯＣＩＡＬＩＳＭ　ＡＮＤ　ＣＯＭＭＵＮＩＳＭ（Ｇ．Ｄ．Ｈ．Ｃｏｌｅ）
ＩＮＤＵＳＴＲＩＡＬＩＳＭ　＆　ＰＲＩＶＡＴＥ　ＰＲＯＰＥＲＴＹ（Ｂｅｒｔｒａｎｄ　Ｒｕｓｓｅｌｌ）
「あの世」の物語（門馬直衛）
恵まれたる性のために（医学博士　永井潜）
ホワイト・フアング（堺利彦）
北郊雑記（阿部次郎）
霊魂の為めの戦士（大杉栄）
星より星への通路（賀川豊彦）
文明の再建（ラツセル）
時評
神戸労働争議局外観（福田徳二）
国難の進化（山川均）
太平洋会議（ヂユウイ）
創作
切支丹ころび（高倉輝）
或る男（武者小路実篤）
章美雪女士之墓（佐藤春夫）
顔（有島武郎）
朱き机に凭りて（里見〓）
初秋雑筆（室生犀星）
病床（久米正雄）
生れた家（谷崎潤一郎）
心中（宇野浩二）