改造　第３巻第２号（大正１０年２月）

愛は先づ隣境へ（巻頭言）
露西亜過激派の前途（バートランドラツセル）
現代社会の階級分析（文学博士　米田庄太郎）
中産階級滅亡論（山川均）
支那社会主義の信徒（小村俊三郎）
今議会と当面の問題（法学博士　堀江帰一）
議事妨害の権利（室伏高信）
経済革命と直接行動（賀川豊彦）
婦人参政・拒婚同盟
政治的より社会的ヘ（長谷川如是閑）
優生学と劣種禁婚法（法学博士　穂積重遠）
民族衛生の理想と優生学（帝大助教授　暉峻義等）
中産階級婦人の利己的運動（伊藤野枝）
婦人の反感と男女の遊戯的関係（医学博士　羽太鉛治）
悲惨なる滑稽（菊地寛）
花柳病男子に対する拒婚（平塚らいてう）
脱獄より脱獄へ（古市春彦）
上海印象記（成瀬無極）
後藤新平論
ポンポン花火をあげる事だ（堺利彦）
東京市長としての後藤新平（室伏高信）
―（作創）―
戯曲布施太子の入山（倉田百三）
小説暗夜行路（志賀直哉）
Ｔｈｅ　Ｐｒｏｓｐｅｃｔｓ　ｏｆ　Ｂｏｌｓｈｅｖｉｋ　Ｒｕｓｓｉａ（Ｂｅｒｔｒａｎｄ　Ｒｕｓｓｅｌｌ