文芸春秋 第11年第9号(昭和8年9月)
文芸春秋 第九号
随筆
キモノ(桑木厳翼)
血盟団と共彦党(下村海南)
想ひ出一つ二つ(絵と随筆)(佐分真)
日本主義(関根郡平)
我が折々(短歌)(与謝野寛)
ギリシヤの水(亀井高孝)
正直な松居君(岡鬼太郎)
豊国の錦絵(黒田亮)
現代の独乙文豪と私(リー・マタイセン)
時間制限に就いて(瀬越憲作)
中世色(長谷川久一)
明治四十五年―大正元年(高橋誠一郎)
写真趣味(清野謙次)
検衛外交失敗譚(山崎佐)
旅三題(吉井勇)
或る留学生のはなし(深作安文)
北欧の旅(長田新)
親と子(向坂逸郎)
赤面(加藤玄智)
船人の歌(短歌)(赤木毅)
太華山探勝につれて(水田竹圃)
倫敦の記憶(小泉信三)
帝国の七危難(松本重敏)
新聞界の回顧と展望(簗田キュウ次郎)
心境閑話(小川射山)
後藤農相に農村の現状を訊く
質問者(石浜知行・香月保)
文芸春秋
社会春秋
特別読物
厨川先生の片影(大内兵衞)
政治家よ考へろ!(政界夜話)(城南隠士)
最近欧米の航空路一周(飯田洋二)
赤松大三郎(幸田成友)
芸風余録
水芸おぼえ書(花柳章太郎)
私の喜多八漫話(大谷友右衞門)
親近に送る手紙(滝川幸辰)
時評
ライヒマン登場(外交)(杉村陽太郎)
公判廷のフアシズム(新聞)(N・Y・T)
倫理化時代(社会)(戸坂潤)
日本諸所(菊池寛)
我が遍歴時代(近衞文麿)
大学の正体?
大学の横顔
第一線人気教授
講座をねらふ人々
大学の講義とは?
文学部の巻
法経学部の巻
芥川竜之介七回忌集
新人文芸評論集(伊藤整・田畑修一郎・矢崎弾・田村泰次郎・保田与重郎・西沢揚太郎)
漫画
名士の東京生活(堤寒三)
文壇戯墨(岡本一平)
誰れが出世したか(海軍省の巻)
問題の解剖
ゴー・ストップ問答(末弘厳太郎)
三井財閥の株式放出(鈴木茂三郎)
無任所大臣問題(関口泰)
奸臣大盗の転心
化け終せた妙海尼(矢田挿雲)
古今逆臣転心考(海音寺潮五郎)
機会の戯れ(浜本浩)
木鼠転心(湊邦三)
批評無能の声(文芸時評)(唐木順三)
話の屑篭(菊池寛)
松岡洋右縦横談
名士の書簡集(山県有朋・井上馨・内田良平・清浦奎吾・宮崎滔天)
本人の言ひ分
再び税の事(直木三十五)
「楠木正成」と税金(長沼生)
大都市好色特急
非合法キャバレ(東京)
国際都市大尽風景(神戸)
港の花街事件(新潟)
銀幕情痴の毒花(京都)
有閑マダムの貞操帯(大阪)
哀しき女の群(横浜)
転向の後に来るもの(佐野学・鍋山貞親)
露国国粋党の暗躍(松本章)
自由主義検討座談会
出席者
(芦田均・石浜知行・三木清・麻生久・清沢洌・佐々弘雄・長谷川如是閑・倉田百三)
六号記事
一学生の見た京大
学界ゴシツプ
秋の話題
微苦笑話
ゴルフ
碁
財界風景
カメラ
映画欄
将棋
演劇欄
目・耳・口
能
釣
寄稿家紹介
社中日記
編輯後記
実話
無料宿泊所の風雲児(超速度零落綺譚)(寺田鼎)
山窩銘々伝(三角寛)
海拉爾分遣隊経過報告(藤野分遣隊長)
大衆小説 仮面の女(小村雪岱画)(大仏次郎)
創作
湯河原三界(宇野浩二)
冬の午後(嘉村礒多)
排金主義(橋本英吉)
慾呆け(滝井孝作)