文芸春秋 第10年第11号(昭和7年10月)
文芸春秋 第十一号
随筆
ヘン額は怎うなる(入沢達吉)
三宅雪嶺氏の事など(武者小路実篤)
近詠(俳句)(飯田蛇笏)
満洲国参議となりての感想(筑紫熊七)
動物精気(三木清)
野菜・雑草・花卉(蒲原有明)
国語漫談(保科孝一)
僕の郷里と愛郷塾(鈴木茂三郎)
一茶翁の墓に詣りて(ジー・ボノー)
習慣(田口省吾)
なまけものゝ弁(橋本英吉)
一つの美譚(佐藤義亮)
下大崎の邸(長谷川時雨)
三面鏡ほか二篇(詩)(堀口大学)
見知らぬ客(北村喜八)
米国のシンパ物語(荒川実蔵)
環さんと幽蘭女史(森三千代)
国土愛(水守亀之助)
山の食味(森田恒友)
気骨(谷川徹三)
書斎独語(吉野作造)
ハリスと益田孝男(平田禿木)
考証二篇
払田柵址は何か(後藤宙外)
将棋の進歩(石山賢吉)
満洲国承認と列強の動向座談会
出席者(矢吹省三・笠原幸雄・神川彦松・岸井寿郎・亀井貫一郎・菅忠雄)
文芸春秋
社会春秋
特別読物
政党政治のS・O・S(政界夜話)(城南隠士)
無縁者の敵討(仇討異相談)(長谷川伸)
海軍々楽隊の想ひ出(瀬戸口藤吉)
鶴沢叶聞書(続其の三)(茶谷半次郎)
新東京でかめろん(丸木砂土)
理智と小説について(文芸時評)(河上徹太郎)
新聞紙匿名月評(S・V・C)
ラヂオ匿名批判(E・L・M)
トピツク解説
電力戦国記の人物(土屋次郎)
臨時議会で踊つた新用語(西野入愛一)
科学欄
上戸と下戸(池田清)
大英帝国に捷つ者(川辺静二)
人物評トコロドコロ(財界人縦横録)(柳瀬真逸)
美術界権閥余話(上野公平)
時評
非常時日本の社会相(石浜知行)
外相の議会演説とその影響(神川彦松)
時局匡救計劃(土方成美)
国際戦線異状あり(蝋山政道)
話の屑篭(菊池寛)
スポーツ
水上世界征覇報告書(田畑政治)
今秋の六大学(小出秀世)
書斎マルクス主義者の一群(氷川烈)
「従兄柏次郎の死」を読みて(本人の言ひ分)(藤原あき)
後藤文夫・斎藤博(人の評判)
小林一三氏に物を訊く座談会
質問者(秦豊吉・菊池寛・佐佐木茂索)
六号記事
政界ゴシップ
イン・クナプス
学界ゴシップ
将棋
碁
能楽
明糖事件是非
財界風景
プロ・メモリア
ゴルフ
びゆうれつと
映画欄
演劇欄
釣
奈良
大連
呉
銀座
目・耳・口
寄稿家紹介
汽車時刻表
文芸人の墓(竹内逸)
国際秘譚
明石大将とレーニン(伊集院斉)
最後通牒提出前後(伊東鋭太郎)
蒙古の幻(浜本浩)
創作
ハーシン先生(井伏鱒二)
田舎道(戯曲)(阪中正夫)
父母系(田畑修一郎)
寝園(横光利一)
女の間(室生犀星)
附録 文壇ユウモア
新年号二大懸賞論文募集