文芸春秋 第10年第7号(昭和7年7月)
文芸春秋 七月号
随筆
長寿者と長寿法の話(井上哲次郎)
湯桧曾行(絵と随筆)(大久保作次郎)
街頭小景(笹川臨風)
鼻提灯(藤沢桓夫)
初夏漫談(森田草平)
雲雀(俳句)(高浜虚子)
何が大都市を出現せしめたか(安部磯雄)
自動車(瀬戸英一)
雲仙(野上弥生子)
婦人靴(丸木砂土)
山田長政考(中村吉蔵)
桂文楽推賞(実吉捷郎)
牒報機関論(中島武)
団十郎お兼の話(平山芦江)
分化と文化と若者と(纐纈理一郎)
山の湯の思ひ出(渡辺万次郎)
或る女の犯罪(浜尾四郎)
この頃四題(柳原アキ子)
自然を慕ふ心(赤松克麿)
茅ケ崎(杉山平助)
初夏雑詠(短歌)(平野万里)
自分の見たチヤプリン(城戸四郎)
興論の正体(河合良成)
木堂翁を憶ふ(馬場孤蝶)
考証二篇
壱岐守ノートから(佐々木味津三)
仙台萩の真相(直木三十五)
ピリニヤーク氏に物を訊く座談会
質問者 黒田乙吉・山本有三・菊池寛
文芸春秋
社会春秋
緑芸涼味
欧洲海水浴場スケツチ(岡本一平)
江戸時代の納涼(西村真次)
南洋の夏の旅(遅塚麗水)
刀鍛冶を発く(清水孝教)
飛騨の山(田部重治)
夏の種々相(近藤飴ン坊)
社会時評(大森義太郎)
特別読物
偉人の思ひ出(芦田均)
研辰の討たれ(仇討異相談)(長谷川伸)
国士の面影(川崎三郎)
文壇隆盛の弁(文芸時評)(河上徹太郎)
モラトリアム?インフレーシヨン?(経済時評)(土方成美)
太平洋攻略戦術
ハワイの攻略(石丸藤太)
加州攻撃(水野広徳)
フイリツピン攻略(平田晋策)
パナマ運河爆破(木田昇)
アラスカの空襲(安達堅造)
科学欄
戦争と防弾チヨツキ(本多光太郎)
漢方を通して見た回春不老術(田中吉左衞門)
話の屑篭(菊池寛)
読書余録
ベネツト夫人は語る(沢村寅二郎)
マリー公女殿下(柳沢健)
政権推移の内幕(政界夜話)(城南隠士)
スポーツ
日本の強敵(森田俊彦)
恐る可き強敵(津田晴一郎)
新聞紙匿名月評(S・V・C)
リーグと監督の立場(本人の言ひ分)(腰本寿)
新大臣五人男(人の評判)(明留井政司)
新聞紙裏面打明座談会
出席者
報知副社長 寺田四郎
報知編輯局長 広田四郎
東日総務 岡崎鴻吉
東日編輯副主幹 西村公明
時事編輯部次長 後藤武男
東朝整理部長 鈴木文史朗
本社 菊池寛・佐佐木茂索
悩み抜く日本の世相
代議士の優欝(阿部真之助)
売られ行く農村の娘(草間八十雄)
泣くに泣かれぬトーキーの進出(松井翠声)
再禁止による破綻記録(小汀利得)
多産の悩み(馬島タケシ)
師範学校は出たけれど(岩村明雄)
欠食児童の問題(田中幸吉)
夫の失業から女給へ(西野賢造)
愛郷塾(水戸三郎)
六号記事
学界ゴシツプ
リラの花
大衆文壇
ア・ラ・ラ
ユウモア
映画欄
婦人煙草麗と子供
びゆうれつと
能楽
将棋
碁
ゴルフ
大阪
横浜
仙台
銀座
神田
浅草
演劇
目・耳・口
寄稿家紹介
社中日記
鎖夏読物実話募集
実話
孤児の脱走(柏里夫)
白鳩号は何故墜落したか(黒木悦郎)
浅草の横顔(水田洞史)
創作
電信手(橋本英吉)
二夫人の悲愁(石浜金作)
寝園(横光利一)
附録 文壇ユウモア