文芸春秋 第10年第5号(昭和7年5月)
文芸春秋 五月号
随筆
満洲の追憶(絵と随筆)(橋本関雪)
政党と財閥、宜しく反省すべし(清瀬一郎)
支那の思ひ出(大山柏)
フイッツマイエルの日本文学訳本(小牧健夫)
『滝嵐』の蔵に入りて(田中貢太郎)
青バクカン(井伏鱒二)
畜犬大衆党(山川均)
切抜帖余白(井汲清治)
羊とシエークスピア(谷邨半羊)
灸の浄土(短歌)(金子薫園)
オマケの話(小牧近江)
古典性について(河上徹太郎)
演劇雑感(伊藤熹朔)
山峡のいでゆ・哀傷のグロ(宮崎光男)
友を喪ふ(詩)(三好達治)
木鐸も匙を投げたる人心(横山又次郎)
公演を終へて(千田是也)
春日十句(俳句)(松瀬青々)
ちぐはぐ兵談(十一谷義三郎)
チヤツプリンの心理(上山草人)
独立展印象(久米正雄)
考証二篇
考証一夕話(白井喬二)
家老銘々伝(長谷川伸)
郷誠之助男に物を訊く座談会
質問者(直木三十五・菅忠雄)
文芸春秋
社会春秋
特別読物
議会の対支外交論争史(秦孝一)
鶴沢叶・聞書(その三)(茶谷半次郎)
改造劇総まくり(政界夜話)(城南隠士)
佐原の喜三郎(近世侠客ばなし)(子母沢寛)
出放題(文芸時評)(中戸川吉二)
日本銀行準備制度の改正問題(政治経済時評)(土方成美)
世界の燃焦点
満洲を中心とした日米の対立(後藤信夫)
サヴエート聯邦と仏英との対立(石浜知行)
世界恐慌と独逸共和国(有沢広己)
地中海をめぐる仏伊の対立(平貞蔵)
英米対立の発展(阿部勇)
西洋鍍金の眼で(漫画と漫文)(岡本一平)
科学欄
弾道の神秘(鯨井良)
禿頭福音(気賀三郎)
未探険処女地域(山川新)
話の屑篭(菊池寛)
社会時評(大森義太郎)
スポーツ
スポオツ回顧(辰野隆)
日本選手オリムピツク陸上競技には(小出秀世)
五大学の陣容や如何?(稲村七里)
新聞紙匿名月評(S・V・C)
人の評判
(久原房之助)
(尾池義雄)
(斎木三四郎)
(鈴木喜三郎)
(岩切重雄)
(鈴木幹雄)
(野村秀雄)
性力と神経衰弱座談会
出席者
(医学博士 諸岡存)
(大森単純臨床医院長 佐々木好母)
(松沢脳病院副院長 斎藤玉男)
(慈恵医大教授 森田正馬)
(丸木砂土)
(本社 菅忠雄)
満蒙版
文芸春秋を通じて日本国民諸賢へ(謝介石)
その後の満洲(白鳥香一)
満洲とはどんな所か(三)(江藤夏雄)
謝介石の横顔
哲学者袁金鎧
春のデパート見物(三越の巻)(丸木砂土・中村正常)
六号記事
学界ゴシツプ
政界ゴシツプ
大衆文壇
プロ・メモリア
財界ゴシツプ
リラの花
びうれつと
すうりる
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目・耳・口
ジヤーナリズム展望
碁
将棋
能楽
演劇欄
映画欄
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浅草・横浜
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常識だめし智慧だめし
寄稿家紹介
社中日記
実話
名将の三角武士道(成田篤)
満洲奥地西安炭坑探険記(平野零児)
幽霊の跫音(北川冷二)
創作
ドライアイス(池谷信三郎)
裏街道(蔵原伸二郎)
寝園(横光利一)
附録 文壇ユウモア