中央公論 第54年第12号 = 第627号(昭和14年11月)
中央公論 十一月号
(口絵)仲秋(小林古径)
(巻頭言)国民協力の積極化
東洋は存在しないか(小野清一郎)
思想と行動(清水幾太郎)
価格停止令の国民経済的意義(友岡久雄)
物価統制の応急対策(宮川実)
国際政局と文学者(高沖陽造)
米国の積極的極東政策(横田喜三郎)
欧洲動乱とソ聯の動向(鈴木東民)
『外務省と日本外交』座談会
出席者 佐藤尚武・沢田節蔵・笠間杲雄・鈴木文史朗・伊藤正徳・清沢洌・島中雄作
ナチズムの歴史性(木下半治)
国民的新政治勢力の結集(溝口勇)
満洲国防の重大性(伊藤正徳)
陸軍人事と今後の動向(浜田尚友)
帝国外交の基調如何(町田梓楼)
支那三分化と新政権への期待(横田実)
印象(訳・詩)(秋艸道人)
大同=包頭=大同(谷川徹三)
米(東畑精一)
深草の元政どの(竹越与三郎)
葡萄牙文』(通信)(柳沢健)
日支文化工作の観点(在北京 橋川時雄)
世界哲学界の現況(世界学界展望)(服部英次郎)
街の人物評論(芹沢光治良・谷正之・遠藤柳作・古野伊之助)
美術家気質の変遷(尾川多計)
盛岡中学物語(野村胡堂)
外務省事件の顛末批評(飛騨法師)
三宅坂夜話(雷音老人)
国民新生活の探究
中小商工業は何処へ行く(根津知好)
沿岸漁業地帯を見る(風早八十二)
欠乏を楽しむ心(上司小剣)
公論月評
経済(小汀利得)
演劇(寺崎浩)
文芸(井上友一郎)
美術(佐波甫)
民族の叫びを聴く(在新京 山田清三郎)
従軍記者と兵隊(末常卓郎)
外交四方山話(船越光之丞)
野村新外相を語る(水野広徳)
徳王の近情と新生蒙古(伊藤金次郎)
新しき日記(ジイド・新庄嘉章 訳)
面壁独語(吉井勇)
随筆(中勘助)
金光明最勝王経(蝸牛庵聯話)(幸田露伴)
(短歌)九月九日(土田耕平)
(俳句)晴曇(加藤楸邨)
秋涼(森三樹雄)
子安観音(鈴木あつみ)
東京だより
北京だより(島一郎)
上海だより(内山完造)
国民学術協会だより
出版だより
創作
(小説)他所の恋(正宗白鳥)
(小説)杉垣(宮本百合子)
(小説)妙な働き者(宇野浩二)
(小説)びいだあ・まいやあ(佐藤春夫)
第二次欧洲動乱勃発の真相『英国政府白書』並『独逸政府白書』全訳発表