中央公論 第54年第8号 = 第623号(昭和14年8月)
中央公論 第八号 第六百二十三号
(口絵)従展度瓜(堂本印象)
(巻頭言)事変二周年
憲法と政治の強化(中野登美雄)
東亜協同体の現実的諸課題(相川春喜)
特輯 日英東京会談
対英外交の重点(大沢章)
事変処理と対英外交(津久井竜雄)
対英闘争の目標とその外交方略(原勝)
東京会談への要望
(高島米峰・清瀬一郎・上司小剣・河野密・白井喬二・真崎勝次・中村武羅夫・今中次麿・辰野隆・城戸元亮・
英国外交とその極東政策(聴涛克巳)
英国外交の楽屋裏(榎本桃太郎)
日本学の可能性について(伊藤述史)
国民徴用令と労務動員計画(稲田哲男)
学制改革問題の核心(笠原輝次)
ソ聯邦人口問題の危機(直井武夫)
対敵宣伝の謀略性(毛利八十太郎)
日本国防経済の資源的特性(土屋清)
ダンチッヒを繞る英独争覇の現段階(蝋山芳郎)
友情論(天野貞祐)
学問の出発(佐藤信衞)
歴史と運命(京口元吉)
文化映画論(岩崎昶)
東京の逆説(文と写真)(西谷弥兵衞)
公論月評
政界(後藤勇)
科学(式場隆三郎)
風俗(新居格)
スポーツ(鷺田成男)
書簡に偲ぶ故人の面影(2)(水野練太郎)
新国劇と前進座(染谷格)
最近世界学界展望(経済学の新動向)(武村忠雄)
街の人物評論(石黒英彦・島津保次郎・加藤外松・津久井竜雄)
北京だより(島一郎)
出版だより
歌のこと二三(斎藤茂吉)
古物談義(三井高陽)
北京の釣(村上知行)
武藤章少将の肚を訊く(浜田尚友)
(詩)弥勒菩薩(伊波南哲)
蒙古高原の話題(滝口三郎)
空の僚友たち(サン・テクジュベリ・堀口大学訳)
戦場で逢つた女の話(邑楽慎一)
航空あ・ら・もうど(佐藤喜一郎)
(俳句)飛騨の花栗(前田普羅)
(俳句)緑蔭(池内友次郎)
(短歌)無窮(坪野哲久)
時々断想(鈴木貫太郎)
田代天津総領事の肚をたゝく(池田さぶろ)
独ソ接近説の真相(クリヴィツキー)
医者と将官(三上於菟吉)
政治と文学(岩上順一)
純粋か現実か(文芸時評)(中島健蔵)
近松秋江の人と芸術(宇野浩二)
ハロンアルシヤン(ソ聯機の空襲に遭ふ)(細田民樹)
静かなる暴風雨(租界隔絶見聞記)(立野信之)
創作
(小説)さすらひ(室生犀星)
(小説)牛(伊藤永之介)
(童話)少女と老兵士(小川未明)
(小説)恩給先生と不良学生(石川達三)
(戯曲)一トしぐれ(久保田万太郎)