中央公論 第54年第5号 = 第620号(昭和14年5月)
中央公論 第五号 第六百二十号
(口絵)良寛送春(安田靭彦)
(巻頭言)欧洲大戦の前夜
青年知識層に与ふ(三木清)
聯盟の崩壊と世界法廷の将来(田岡良一)
時局下の人口問題(上田貞次郎)
ナショナリズムの再検討(五十嵐豊作)
農村共同組合の提唱(高倉テル)
第二次世界大戦と極東 座談会
緊迫した欧洲危機の展開
欧洲危機の経済的背景
ソ聯の世界危機に対する態度
独逸の政治情勢及び国内事情
世界危機下の日本の立場
世界危機にソ聯はどう出るか
大戦触発のモメント
全体主義国家と民主主義国家陣営
ウクライナ事情
防共協定と支那事変
(細川嘉六・堀江邑一・城戸又一・丸山政男・尾崎秀実・平貞蔵)
東亜協同体と資本主義(山崎靖純)
重慶政府の第二期抗戦体制(太田宇之助)
汪兆銘問題の新展開(尾崎秀実)
更生支那の建設概況(杵尾政夫)
国際危局と日本外交の指標(津久井竜雄)
特輯国内革新の要望
産業全体主義に就いて(伍堂卓雄)
国民性の革新(宮本武之輔)
政治の責任(鳩山一郎)
「革新」は国民納得の上に(中谷宇吉郎)
国内革新の焦点(栗本勇之助)
何を改革すべきか(岩波茂雄)
財政革新の出発点(河上丈太郎)
法科万能の打破(今井登志喜)
統制一元化の急務(松方幸次郎)
完全なる戦勝(坂西利八郎)
世界に対する日本の立場(芳沢謙吉)
小磯新拓相論(岩淵辰雄)
公論月評
政界(三輪寿壮)
論壇(浅野晃)
科学(林髞)
風俗(石黒敬七)
演劇映画(染谷格)
美術(水谷清)
街の人物評論(太田耕造・大村卓一・市川房枝・加藤完治)
一旋盤工の生活より(戦時国民生活報告書)(生田修)
大学自叙伝(早稲田大学の回顧)(市島春城)
士魂商才・五代友厚(土屋喬雄)
ピネルの生涯(精神病学の社会史)(安田徳太郎)
五輪書(本田喜代治)
随筆人間紀行(森田たま)
日本の学生に与ふ(阿部知二)
北越写生行(文と絵)(津田青楓)
(経済巷談)百億円目標と天引貯金(草田時雄)
イタリア文化政策の展望(中村恒夫)
生命の燃焼(山田清三郎)
銃後のモラル(杉山平助)
小勝身の上噺(三升家小勝)
蒋介石と汪銘の関係(W・H・ドナルド)
忠臣蔵史話(矢田挿雲)
人の姿(宮本百合子)
旧詠一束(高村光太郎)
(短歌)唐紅(前川佐美夫)
(俳句)眉固し(林原耒井)
野球心理学(鷺田成男)
新編共産軍(第四軍)従軍記(J・ベルデン)
国民の声(投書欄)
北京だより(島一郎)
上海だより(内山完造)
出版だより
創作
(小説)東洋(激動日本を描破する問題の巨篇)(富沢有為男)