中央公論 第54年第4号 = 第619号(昭和14年4月)
中央公論 第四号 第六百十九号
(口絵)山の春(小杉放庵)
(巻頭言)時勢転換の兆
興亜政治の原理(黒田覚)
国家と経済の論理(大熊信行)
戦雲迫る東欧と地中海(聴涛克己)
ソ聯極東政策の現段階(秋山憲夫)
事変の思想戦的性格と『個』の問題〔入選論文〕(高桑純夫)
円対磅の通貨戦(松岡孝児)
米内海相論(馬場恒吾)
厖大財政下のインフレ問題(友岡久雄)
米穀配給会社統制法(小汀利得)
物動計画の基線を衝く(瀬高信太郎)
別冊附録
当面日本の全面的分析
(解説担当 政治=木原通雄・経済=太田正孝・外交=芦田均・世界=清沢洌)
東亜協同体の現地的視角(在北京)(石井東一)
支那社会構成と北支経営(在北京)(井上晴丸)
事変処理の政治的任務(在北京)(梨本祐平)
東亜協同体の諸論策に与ふ(井伊亜夫)
租界工部局行政機構の検討(藤井豊政)
形態心理学の問題(城戸幡太郎)
科学日本の動向(辻二郎)
我が大学生活(小泉信三)
山伏(蝸牛庵聯話)(幸田露伴)
ピネルの生涯(安田徳太郎)
公論月評
新聞(稲原○○)
政界(津久井竜雄)
財界(馬込八郎)
科学(○○○○)
文芸(小熊秀雄)
風俗(宇野千代)
映画(○○○○)
劇界(三宅周太郎)
スポーツ(鷺田成男)
行住食楽(秦秀雄)
若気(三宅正太郎)
監獄破産論(正木亮)
将軍行進譜(膳武太夫)
物価高抑制と闇相場(経済巷話)(草田時雄)
忠臣蔵史話(矢田挿雲)
街の人物評論(伊藤永之介・中島弥団次・田坂具隆・正力松太郎)
小勝身の上噺(三升家小勝)
学生万華鏡(伊集院斉)
海南島印象(宮地嘉六)
支那赤色地区の内幕(E・スノー夫人)
(詩)
天使(金子光晴)
(俳句)
この人(中塚一碧楼)
麦蹈(島田青峰)
(短歌)
さくら(大井広)
春雨(岡麓)
生命の娘かの子(岡本一平)
時局と株式(杉野喜精)
年を歴た鰐の話(レオポール・ショヴォ・山本夏彦 訳)
「赤マント」社会学(大宅壮一)
疑惑(小林秀雄)
金山挿話(大鹿卓)
市井雑記(谷口喜作)
東京だより
北京だより(島一郎)
上海だより(内山完造)
原稿募集
出版部だより
創作
(小説)嚊(和田伝)
(小説)河明り(遺稿)(岡本かの子)