中央公論 第53年第11号 = 第614号(昭和13年11月)
中央公論 第十一号 第六百十四号
(口絵)月(近藤浩一路)
(巻頭言)世界大戦の将来
東洋と西洋(谷川徹三)
現代政治に於ける人間(五十嵐豊作)
節約の論理(中山伊知郎)
近衞内閣の将来(馬場恒吾)
知的動員と知識階級(森戸辰男)
長期持久戦と政治への希望(江古尾謙)
統制経済と租税政策(河上丈太郎)
新支那認識への道(太田宇之助)
支那新幣の制定問題(根岸佶)
三民主義の検討
国共合作の楔、三民主義(堀江邑一)
孫文・三民主義・知識大衆(河野密)
中欧の危機未だ去らず(鈴木東民)
四巨頭会議の経済的背景(松本慎一)
チェンバレン外交の黒幕(能見豊)
鎌倉雑談(西田幾多郎)
蝸牛庵聯話(幸田露伴)
水と音楽の国フィンランド(市河彦太郎)
カナカの島々(中川善之助)
和犬礼讃(軍犬論)(吉村九一)
海保青陵の示唆(三枝博音)
すつぽん(佐藤垢石)
軍人『わしが国さ』(伊藤金次郎)
ヒットラーのソヴィエト観(ロンドンデリー卿)
公論・月評
○○○
新聞(上泉秀信)
科学(石原純)
映画(上野耕三)
演劇(久板栄二郎)
芝居ざんげ(小林一三)
綜合リンク制と貿易の振興(経済巷談)(草田時雄)
理研王国の解剖(野田豊)
戦時外相論(木原通雄)
宇垣の退陣と補充失敗(山浦貫一)
南支作戦の急展開(浜田尚友)
広東と海南島(田中香苗)
徳王と成吉思汗(小林知治)
源氏物語とそれを味読した人々(島津久基)
本因坊自伝(本因坊秀哉)
文学の現代的意義(中島健蔵)
(短歌)霧月夜(岡野直七郎)
(俳句)紅葉(水原秋桜子)
(詩)一つの季節(高森文夫)
対支国民綱領の根幹(土肥原賢二)
東京だより
【創作】女流短篇特輯
(小説)老妓抄(岡本かの子)
(小説)竃の火は絶えじ(中本たか子)
(小説)秋袷(矢田津世子)
(小説)膿盆胎児(小山いと子)
(小説)煉獄の霊(円地文子)
(小説)山道(佐藤俊子)
(小説)恋の手紙(宇野千代)