中央公論 第53年第7号 = 第610号(昭和13年7月)
中央公論 第七号 第六百十号
(口絵)江南の水民(小杉放庵)
(巻頭言)戦時内閣に望む
日本文明の伝統的特徴(長谷川如是閑)
長期戦の特質と大陸政策の方向(和田耕作)
新植民政策論(古垣鉄郎)
日本民族の将来(古屋芳雄)
欧洲の危機は去つたか?(伊藤正徳)
チェッコを繞る欧洲政局(プラーグ通信)(清沢洌)
時局と政党の途(久原房之助)
宇垣外相論(岩淵辰雄)
池田成彬の登場(小汀利得)
陸相板垣・次官東条(森義彪)
内閣改造の戦跡(山浦貫一)
特輯 近衞内閣改造後の新展開
政策一元化の進展過程(蝋山政道)
宇垣外交の新局面(小室誠)
時局の新段階と経済政策(原祐三)
経済司令部を設置せよ(三宅晴輝)
訪独雑感(伍堂卓雄)
対日干渉を画策する欧米諸列強(原勝)
徐州敗戦後の蒋政権の行衞(山上正義)
漢口攻略の意義(横田実)
文壇的自叙伝(正宗白鳥)
日本の女・支那の女(村上知行)
岩登りの味(浦松佐美太郎)
陸軍の恩人西周(麻生義輝)
○三太郎(正木不如丘)
支那事変一周年絵日記(伊東忠太)
支那点点(詩)(草野心平)
昆明随想(竹内夏積)
広東・香港(佐藤弘)
徐州大会戦講評(大場弥平)
政友会の危機(野村重太郎)
蒋介石会見記(ジヨン・ガンサー)
原敬(原奎一郎)
英国の看板『民生々義』を剥ぐ(滝田練太郎)
街の人物評論(谷川徹三・山本安英・御手洗辰雄・坂田三吉)
人間・池田成彬(丸屋浩助)
秩序とエチケット(清水幾太郎)
女人断層(丹羽文雄)
日光と時間の経済学(大熊信行)
宇垣外相に与ふる書(馬場恒吾)
池田蔵相に与ふる書(土方成美)
荒木文相に与ふる書(杉森孝次郎)
新興喫茶・純喫茶(風俗時評)(新居格)
日本映画監督論(上野耕三)
新国策会社を荷ふ人々(杉並尊人)
兜町哀史(外山耕蔵)
航研機世界記録まで(木村秀政)
土俵外の双葉山(野依秀市)
東京だより
無憂の国(爪哇素描)(金子光晴)
号外(井上一座上演脚本)(国木田虎雄)
―創作―
(小説) カリホルニア物語(佐藤俊子)
(戯曲) 廃園(真船豊)
(小説) 夫婦(富沢有為男)