中央公論 第52年第11号 = 第600号(昭和12年10月)
中央公論大衆版 第十一号 第六百号
(巻頭言) 戦争の見透し付く
送別歌(佐藤春夫)
支那を救ふもの(安岡正篤)
われ支那を愛す(宮崎竜介)
危殆に瀕する支那
南京政府の行方(大西斎)
対日抗戦か社会革命か(原勝)
飢餓財政と支那インフレ(根津知好)
敗戦の後に来るもの(秋定鶴造)
日支提携への道(風見章)
支那要人印象記(清水董三)
蒋介石はなぜ頑張つてゐる(藤枝丈夫)
絵巻物語
民国近世革命史(吉岡文六)
一国民の歌(斎藤茂吉)
上海警備日記(林房雄 編)
来るべき新支那(橋本登美三郎)
日本魂と支那魂(川島浪速)
上海観戦雑感(窪井義道)
漫談『裏と表』(内山完造)
『支那事変』の評判(左右田伸人)
徳王とその周囲(村田孜郎)
南京夢物語(村松梢風)
戦線画稿(吉原義彦)
ひきあげた日のこと
青島(大鷹正次郎)
漢口(松平忠久)
油頭(山崎誠一郎)
広東(中村豊一)
激戦の跡を迪る(八重樫昊)
敗残兵物語(樫村実)
天津座談会
『北支経済を今後どうするか』
事変を繞る支那ヂヤーナリズム(高橋清四郎)
戦陣秘笑譚(大谷清麿)
抗日支那インテリは何を考へてゐるか(後藤和夫)
藍衣社の正体(梶原勝三郎)
ソヴェトの現下国内情勢(中山貞雄)
『抗日』育ての親・英国の苦悶(桜内雍之助)
ロシアの魂胆(桜井忠温)
蘇聯の社会相と支那赤化の可能性(安達久)
上海義勇団(大鳥居彦三郎)
望郷(呉泉)
北支の抗日運動は如何に行はれたか(太田亮)
日清談判破裂して(伊藤痴遊)
支那好色艸紙(井上紅梅)
長城の半夜(尾崎士郎)
「空襲下」にある帝都(片岡稔)
松井大将と寺内大将(奥田義雄)
陸海軍部中堅将校論(N・K・R)
北支経済建設の理想案(小林一三)
銃後備策(太田正孝)
戦争景気はいつ出るか(小汀利得)
支那事変と生活更新(下村海南)
丸腰篭城記(辺見天涯)
南京城雑記(中野江漢)
支那の運命 傑作短篇集
第八夫人(オスカー・エルドベルク・松本慎一 訳)
澳門「東洋の真珠」(アグネス・スメドレー・白川次郎 訳)
力車!力車!(エゴン・エルヴィン・キッシュ・村井康男 訳)
解説支那読本(松本忠雄)
事変下「支那」の全貌
附録「支那問題」豆読本