中央公論 第51年第9号 = 第586号(昭和11年9月)
中央公論 第九号 第五百八十六号
口絵『月明』(横山大観)
(巻頭言)軍部と庶政一新
自由と青年(矢内原忠雄)
不連続性の思想様式(杉村広蔵)
我国に於ける学問の変態(佐藤信衞)
原料封鎖は怒るべきか(有沢広巳)
純文学昂揚のために(高沖陽造)
(特輯)日本人民戦線の胎動
人民戦線・その日本に於ける展望(大森義太郎)
世界人民戦線の鳥瞰(木下半治)
時代と文学との新機運(窪川鶴次郎)
人民戦線結成への一つの途(加藤勘十)
ラヂオ文化の根本問題(長谷川如是閑)
鳥類生態写真集(清棲幸保)
新旧官僚の正体(伊藤金次郎)
青春回顧(里見トン)
世界大ストライキ史話(菊川忠雄)
真崎大将論(亀井貫一郎)
宇垣一成論(馬場恒吾)
南聡督論(伊藤正徳)
寺内陸相と其後の陸軍(三島康夫)
策士岡崎邦輔(阿部真之助)
流行歌の狂燥(影山勉)
天下取りの秀吉(日本名将論)(水野広徳)
取引所混乱の原因(小汀利得)
漫画思想時評(柳瀬正夢)
(岡本一平)
短○「山中小吟」(斎藤茂吉)
日本の庭園芸術(ニ.ユーソム)
街の人物評論(島田俊雄・河原崎長十郎・村山知義・池尾芳蔵)
中国のインテリゲンチヤ(村上知行)
古今死刑綺談(村上常太郎)
東京へオリンピツクが来る迄(鷺田成男)
陸軍士官学校物語(本村武助)
顔の世界人(ラツール伯・フランコ将軍)
広田首相に与ふ(清沢洌)
(詩)涙(三好達治)
栄三・人形芸談(河竹繁俊)
商売「東京オリンピツク」(高田保)
世界赤信号
街の経済(アウタルキーへの道)
谷崎潤一郎と志賀直哉(勝本清一郎)
新聞戦線異状あり(山浦貫一)
世界の時事批判
スペイン動乱とその国際的投影(益田豊彦)
独墺協定と欧洲政局の将来(堀真琴)
(実説)神楽坂の敵討(白石実三・岩田専太郎画)
セ・ラ・ヴィ
オリンピツク規約
執筆者紹介
募集原稿発表について
紅葉山人の日記(佐佐木信綱解註)
(創作)
(長篇小説)獣神(村山知義)
(長篇小説)情欲(尾崎士郎)